TOP「家庭医」とは
「家庭医」とは
What's Family Physician


家庭医とは、地域住民の健康のために
働く総合診療医のことを言います。
地域を「まるごと診る」ためには、特定の年齢・臓器・疾患などを守備範囲とする他の専門医とは異なるアプローチが求められます。具体的には、地域全体を対象として、日常よく遭遇する健康問題に対して、年齢や疾患を問わず、予防医療、多疾患併存(multimorbidity)や、心理社会的問題などを含めて、家族との関係性も重視しつつ、包括的に対応できる能力が必要になります。また、地域全体を診るという視点からは、地域の医療・介護・福祉などのリソースと連携して、最適なサービスを提供していく能力も重要です。働く場所も多様であり、大都市から僻地・離島、総合病院からクリニックまで、活躍の場を選びません。
日本プライマリ・ケア連合学会は
総合診療医のあるべき姿が
「新・家庭医療専門医」と
考えています
新・家庭医療専門医は、総合診療専門医を基本領域として、日本プライマリ・ケア連合学会が運営する専門医制度です。分類上はサブスぺシャルティ領域にあたりますが、他領域のように、基本領域よりも範囲を狭めて専門性を高めるという位置づけではなく、総合診療専門医を起点としてより専門性を高めた制度です。具体的には、家庭医療学についての深い理解を基盤として、良質なプライマリ・ケアを提供するとともに、地域でリーダーシップを発揮できる医師を養成することを目的としています。

新・家庭医療専門医
国際標準の高い専門性と学術性を備えた家庭医
当学会草場理事長より「家庭医」について
お話をしていただいています。
ぜひご覧ください。