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学会からのお知らせ

【学会からのお知らせ】「プライマリ・ケアにおけるAI利用ガイドライン」公開のお知らせ!

ガイドライン作成の経緯

2022年末から、Chat GPTの利用が急速に世界中で広がっています。

このAIは無料で使えるため、診断推論や発表資料作成などで多くの人々に大きな助けとなっています。
一方、2018年以降、画像診断支援に関する機器が国内で承認されており、AIの使用はプライマリ・ケア医にも重要なスキルとして求められていくと予想されます。


厚生労働省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」で挙げられた6つの重点領域は、ゲノム医療、画像診断支援、診断・治療支援、医薬品開発、介護・認知症、手術支援であり、本学会に関連が深いと思われるのは画像診断支援、診断・治療支援、介護・認知症の領域です。

2019年5月22日には、OECDからAIに関する原則が提唱され、42カ国で採択されました。

これらの原則には、包摂的成長と持続可能な発展の促進、法の支配、透明性確保、責任ある情報開示、開発・普及・運用に携わる組織及び個人の責任が含まれます。

2021年6月28日にWHOから発表されたAIの倫理とガバナンスに関するガイドラインは、基本的な内容から始まり、保健医療分野でのAI利用に関連する法・政策・原則、倫理原則、倫理的課題、倫理的アプローチ、法的責任、ガバナンスについて記述されています。
本ガイドラインは、医療用AIの設計、開発、導入において、倫理とガバナンスの適用が重要であると述べています。

2023年5月16日に再度WHOから発表された内容では、大規模言語モデルツール(LLMs)の使用に関して警告が出されています。
LLMは多くの情報から回答を提供しますが、その透明性や監督が不足していることが懸念されています。WHOは医療用AIの倫理とガバナンスの重要性を強調し、6つの基本原則を列挙しています。


これらの懸念を受けて、日本プライマリ・ケア連合学会診療データベース委員会では、医療系AIの利用に関するガイドラインを策定しました。

「プライマリ・ケアにおけるAI利用ガイドライン」について

2023年12月1日発行 初版
無断複製、複写を禁じます。


日本プライマリ・ケア連合学会
診療データベース委員会
医療系AIガイドライン作成チーム編

 
頒布等のご希望がございましたら学会事務局までご連絡ください。
またご意見、修正案などがあればお寄せください。


<お問い合わせ先>
https://www.primarycare-japan.com/contact.php

最終更新:2023年12月13日 11時29分

日本プライマリ・ケア連合学会 事務局

記事の投稿者

日本プライマリ・ケア連合学会 事務局

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