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【開催報告】看護学ワークショップWEB講座 「事例の書き方講座」 

2023年10月15日に看護学ワークショップをオンラインで開催しました。
テーマは「事例の書き方講座」で、全国の病院・診療所・訪問看護ステーションなどに所属する24名の看護師が参加しました。
また、参加者の約8割が、今後学会認定プライマリ・ケア看護師の資格取得を考えていました!
セミナーでは、まず、神戸市看護大学講師、慢性疾患看護専門看護師の水川真理子さんから、事例の書き方(注意事項とルーブリック)について説明がありました。
その後に、学会認定プライマリ・ケア看護師である訪問看護ステーションリハケア芦城 宮本由香里さんから「慢性疾患管理」と「ACP」について、ひのでクリニック 蔵重真里さんから「トリアージ」と「緩和ケア」の事例について説明をしていただきました。
それぞれの事例について、ルーブリックに基づいて、文章のどこがわかりにくいのかをグループで話し合いました。
グループの発表後に、それぞれの事例について、書き方のポイントの解説がありました。
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    画像:蔵本さんの説明より
研修を受けた参加者からは、
「よい事例とわかりにくい事例を比較することで改善点が分かりやすかった」
「今後の事例をまとめる参考になった」
「今後も事例の書き方講座を続けて欲しい」
との意見がありました。 

また、参加者が事例を書く際に困ることとして、
「何から取り組んでよいのかわからない」
「どんな事例を選択すればよいか迷う」
「事例をどの領域で書くか悩む」
「文章を構造化することが難しい」
などの意見がありました。
  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-614-2-1.png
    画像:宮本さんの説明より
私は、ファシリテーターとして今回のワークショップに参加しました。
参加者の中には、同じ職場の看護師全員が受講している施設もあり、資格取得に向けての皆さんの意欲や前向きさがうかがえました。
グループワークでも積極的な意見交換があり、事例を読んでグループワークをする度に、書き方の理解が深まっていると感じました。

また、私も以前に事例をまとめた時には、参加者の皆さんと同じように、事例の選定やどの領域を選ぶか、どのように文章化するかなど、多くの壁にぶつかりながらまとめていきました。
その時は「事例の書き方講座」が開催される前だったので、「事前にこのような講座を受けたかったな」ととてもうらやましく感じました。

今回のワークショップの内容は、参加者の皆さんが事例を書く際に注意することが理解しやすいように、とても工夫されていました。
また、希望をすれば、事例の添削を受けることができることに驚き、とても心強いサポートだと感じました!
今回は15名の方が添削を希望されているそうです。 

来年度も事例の書き方講座を開催する予定です。
皆様のご参加をお待ちしています!


教育研修運営部門 安木信子
  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-614-3.png
    画像:ワークショップより

最終更新:2023年11月22日 11時05分

看護師部会 広報活動支援部門

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看護師部会 広報活動支援部門

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