ホーム当学会に入会しませんか看護師の方わたしたちが考える「プライマリ・ケア看護学」

わたしたちが考える 「プライマリ・ケア看護学」

一般者向け

プライマリ・ケア領域で働く看護師は、プライマリ・ケアにかかるすべてのライフステージの個人と家族およびその人々が生活し活動するコミュニティに関わります。

「プライマリ・ケアとは、患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスサービス」と定義されています。その理念として、Accessibility(近接性)、Comprehensive(包括性)、Coordination(協調性)、Continuity(継続性)、Accountability(責任性)を提唱しています。
https://www.primarycare-japan.com/primarycare.htm

プライマリ・ケア看護は

プライマリ・ケアの実践場所(例えば、診療所、病院、職場(健康管理室等)、自治体や保健センター、訪問看護ステーションなど)において、人々に対し、健康の促進、疾病の予防、疾患の管理から看取りまで、多岐にわたり看護ケアを行います。個人のみならず家族を基本としてとらえ、看護を行います。
例えば、予防接種や健康診断、かぜや発熱などの身近な病気、高血圧や糖尿病などの管理・療養の支援、虐待、認知症や介護の問題への対応、自宅療養支援や看取りまで、地域の健康問題の解決に向けた活動を行います。

医師や薬剤師をはじめ、医療や介護の専門職と協力しながら、ケアを必要とする人々や地域の問題解決に取り組みます。

そして、人々の健康を促進し、人々が病気を持ちながらもよりよい生活を送り、望む人生の最期が迎えられるように、支援いたします。

プライマリ・ケア看護学は

プライマリ・ケアにかかる看護実践によって培われた知識や技術をエビデンス(科学的根拠)として構築し、規範並びに理論の生成を行い、実践者や地域の人々にこれらを還元しながら、人々のウェルビーイングの向上を目指し、探求する学問です。

医療者向け

プライマリ・ケア看護は

プライマリ・ケア※1の実践場所※2において、すべてのライフステージの個人と家族およびその人々が生活し活動するコミュニティに対し、健康促進、疾病予防、疾患管理から看取りまでを実践する。対象のアセスメントは家族システムを基本とし、看護介入を行う。
例えば、予防接種や健康診断、かぜや発熱などの身近な病気、高血圧や糖尿病などの管理・療養の支援、虐待、認知症や介護の問題への対応、自宅療養支援や看取りまで、また地域の健康問題の解決に向けた活動も含む。

多職種との協働を積極的に実践する。例えば、医師、薬剤師をはじめとする医療職やソーシャルワーカー、介護職、行政などとの連携や調整を行い、対象者中心の実践を行う。

多職種との連携に基づいて、対象の健康を促進し、疾患を持ちながらもよりよい生活を送り、人生の最期が迎えられるように支援する。

「プライマリ・ケアとは、患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスサービス」と定義されている。その理念としてACCCAすなわち、Accessibility(近接性)、Comprehensive(包括性)、Coordination(協調性)、Continuity(継続性)、Accountability(責任性)を提唱している。
https://www.primarycare-japan.com/primarycare.htm

診療所をはじめ、病院、産業保健、自治体や保健センター、訪問看護など

プライマリ・ケア看護学は

プライマリ・ケアの多様な分野・場所において、看護実践によって培われた知識や技術をエビデンスとして構築し、規範並びに理論の生成を行い、実践者や地域の人々に還元しながら、人々のウェルビーイングの向上を目指し、探求する学問である。