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子供達を性暴力から守るために~今こそ性教育を始めよう~

第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会

シンポジウム21  子供達を性暴力から守るために~今こそ性教育を始めよう~

発表スライドです



<頂いたご質問への回答>

1. 中学3年生に性教育の授業を行なっていますが、年1回50分間だけなので、内容について絞り込まなければなりません。これだけは抑えておきたい、といったテーマの優先順位のようなものはあるでしょうか?

<回答>

・50分だけということなので保健体育の教科書に載っていない部分を中心に話します。

性交、避妊、中絶、低用量ピルについて

可能なら、性的同意についても触れておきたいところです。

HPVワクチンも中学生の間に打ってほしい!とアピールします。(14歳の間なら2回で済みます)

・避妊のことに繋がりますが、2人の「関係性」が大切ということも付け加えてほしいと思っています。

2.性暴力を受けた患者にどうどう対応するか、ワンストップセンターについてなどの情報が欲しいです。

→携帯電話、NTTアナログの固定電話からは #8891へ電話すると

 最寄りのワンストップ支援センターにつながります。
全国のワンストップセンターのリストは内閣府のHPにあります。

https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/consult.html

警察に被害を申告すると診療費用の助成が受けられます

https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/keisatsu/kouhi.html#seihanzai

こどもの性被害のパンフレット:https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/pdf/pamphlet_2023_06.pdf

 

3.性暴力を受けた後の若年の患者さんに対して、どう性教育をしたらいいかわからなくて困っています。
→性暴力を受けた方(子ども含む)は大きな心と体の傷を負っています。

 そのため、トラウマインフォームドケアや支援窓口の情報提供が中心になります。

被害について「あなたは、何も悪くありません。あなたの責任ではありません。」と伝えます。ワンストップ支援センター、緊急避妊、避妊法(低用量ピル)、性感染症などの情報提供に加えて、こころと体のケアについて説明します。

参考資料:http://csh-lab.com/wp/wp-content/uploads/2011/06/arigato.pdf

こちらのサイトから:http://csh-lab.com/leaflet_download

学校で性暴力被害が起こったときの対応

https://onestop-hyogo.com/atschool/

こども向けのサイト:https://onestop-hyogo.com/petit/

文部科学省 生命の安全教育

https://www.mext.go.jp/a_menu/danjo/anzen/index2.html

こども向けの本:https://1kobe.jimdofree.com/私たちについて/おススメの性教育の本/
  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-1366-1.jpg
  • (1.94MB)

最終更新:2025年06月26日 07時54分

セクシャルヘルス委員会

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