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「やく THE いし ~徒然なるままに~」

【プライマリ・ケア薬剤師】JPCA2023 薬剤師に感想を聞いてみた 5

みなさん、こんにちは。
日本プライマリ・ケア連合学会 薬剤師部会 広報担当の山崎瑞季です。

大好評の
"【プライマリ・ケア薬剤師】JPCA2023 薬剤師に感想を聞いてみた"
第5弾は、
JPCA2023 ソーシャルアクティビティ(SA)  まちづくりリーダー
福井彩香さんの感想です。


ぜひ、最後までご覧ください!!

福井彩香さん (SA  まちづくりリーダー)

まちに関わる医療者をあつめたら、実際にまちができるのでは!?
そんな会議中のアイデアから始まった今回の企画。

「誰もが明確な目的なくあつまれる本屋」
「主体と客体が交わる八百屋」
「日常会話からケアにつなげる喫茶店」
「職種や肩書を超える音楽の繋がり」
「誰かの居場所になるゲームセンター」
「まちの縮図の銭湯」
「学校や病院を飛び出た地域との繋がり」
など、50名を越える仲間が力を合わせ学会会場に小さなパワー溢れる「まち」が生まれました。


活動ごとにグループをつくりディスカッションを重ねたのですが、細かなコンセプトを擦り合わせていないにも関わらず、「多様な居場所」「つながり」「職種の垣根を越える」が自然とまちの活動の共通項として浮かびあがってきました。

また、「用途を定めない余白」が利用者の主体性を生み、様々な人が集うのに必要ではないかという仮説に基づき、まちの約半分をフリースペースとしました (ゴザ等に自由に動かせるテーブルや遊具を配置)。またブースの間に仕切りを設けずに緩やかに交わるように配置しました。

このような大胆な取り組みが無事成功するのか、正直、期待と不安が入り混じり気が気でなかったのですが(笑)
自然と会話が生まれ、グループ同士のコラボが生まれたり、バドミントンから発表準備にランチまで自由な使い方をされ育っていく空間をみて、まちの可能性を再認識することができました。

またSAの活動の背景を知ってもらう・皆の得意分野を活かすという観点からSAの紹介冊子も作成しました。この様な自分自身の枠組みを越えた活動ができたのは、多彩でアイデア豊富な行動力があるSAチームだからこそだとだと思っています。

今回のプロジェクトの様に、専門職としての側面だけではなく、好き・得意なことを活かしながら、地域に関わる・活動を促進することができてこそ、JPCA2023 SAは真に成功したと言えると個人的には思っています。

来年もみなさまと学会でお会いし、「多様な居場所」「つながり」「職種の垣根を越える」場を育てていくという視点について会話ができることを楽しみにしていますし、私自身まだまだ未熟ものですのでこれから頑張っていきたいと思っています。

最後になりましたが、学会運営本部の皆様、SAの皆様、参加者の皆様、地域の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

感想を読んで

第5回"【プライマリ・ケア薬剤師】JPCA2023 薬剤師に感想を聞いてみた"は
「SA まちづくりエリア」について共有していただきました。

「まちづくり」をテーマにしたJPCA2023 現地会場ならではの取り組みのリーダーが実は薬剤師でした。薬剤師も様々な形でプライマリ・ケアに関わっており、学問領域の幅広さを感じられたのではなかと思います。

今回の感想である「まちづくり」は現地会場ならではの企画ですので、
来年以降のJPCAに足を運んで、現地参加の面白さを体感していただけますと幸いです。

さて、オンデマンド配信はみなさんご覧になりましたか。
JPCA2023オンデマンド配信期間は2023年8月31日まで、
参加登録期間は2023年7月31日12時まで受付予定です。

最後までJPCA2023を楽しみましょう!!

編集・文責 山崎瑞季(薬剤師)

最終更新:2023年07月10日 09時08分

プライマリ・ケア薬剤師認定制度委員会

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プライマリ・ケア薬剤師認定制度委員会

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