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【開催報告】看護学ワークショップ <2022年度基礎(必須領域)編>  慢性疾患管理:糖尿病

11 月 20 日に<必須領域編(基礎編)> 慢性疾患管理 糖尿病の講義と事例展開(演習)を行いました。
地域で慢性疾患看護専門看護師として活躍されている山尾美希講師(あさかぜ診療所)にご講義をいただき、
秋晴れの日曜の午後に、オンラインで全国の病院・診療所・訪問看護ステーションなどに所属する63名の看護職が
参加しました。
講義では、糖尿病の病態生理、薬物療法、食事療法、運動療法、合併症など慢性疾患管理について、
最新の知見の提供と療養指導において基盤となる行動変容理論の解説をしていただきました。
受講していただいた方々は、チャット機能を活用して講師に質問をするなど、積極的に参加されていました。

事例展開では、2型糖尿病と診断された方に対して、
具体的にどのような支援、療養指導ができるかグループワークを行いました。
「“薬を飲みたくない" といった場合、どのような助言が必要だろうか?」など、
受講していただいた方々が日頃に行っている看護実践を交えながら、活発なディスカッションが行われました。
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    画像:講義資料より(右上:山尾美希講師)
食事・運動の行動変容に関するテーマでは、
対象者がどの変化ステージにいるのか、自己効力感を高めるアプローチを考えるにはどうすればよいのかなど、
講義で学んだ行動変容理論を用いながら話し合うグループもありました。

受講されている方々が、普段から対象者の発した言葉の背景に思いを馳せ、
Bio-Psycho-Socialモデル(生物・心理・社会モデル)の視点で関わっている姿を窺い知ることができました。

受講した方々からは、
「糖尿病について治療の実際を知ることができた」
「学生以来、理論を学んだ。療養指導の参考にしたい」
「グループワークで様々な施設や異なるキャリアの人達の取り組みを知ることができた」
などの声が聴かれました。

計3回の研修を通して、オンラインではありますが、グループワークでのコミュニケーションも順調だったようです。
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    画像:講義資料より(右上:山尾美希講師)
講義後には、自由参加のオンライン懇親会があり、
全国津々浦々の受講していただいた方々に多数参加していただきました。
学会認定プライマリ・ケア看護師の認定試験に関する話だけでなく、和気あいあいとした意見交換の場となりました。


2022年の<必須領域編(基礎編)>はこれまでのワークショップの中で最も多いご参加をいただきました。
今後も内容を充実させて、プライマリ・ケア領域での仲間を増やしていきたいと思います。

プライマリ・ケア看護学ワークショップへの皆さまのご参加を心よりお待ちしています!


日本プライマリ・ケア連合学会
看護師部会教育研修運営部門
委員 関口ひろみ

最終更新:2023年01月18日 12時31分

看護師部会 広報活動支援部門

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