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家庭医の小児診療および小児科研修の実態調査 論文が掲載されました

本学会家庭医療専門医の皆様に御協力を頂いた調査研究の結果が、2023年1月、論文としてJournal of General and Family Medicineに掲載されました。本学会学会員の皆様にはもちろん、専攻医教育に携わる皆様に、広く御参照頂きたい文献です。
オープンアクセスです。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jgf2.580

The present circumstances of pediatric practice by family physicians in Japan: Cross sectional research

家庭医による小児診療および小児科研修の実態調査
著者:高村昭輝先生(富山大学医学教育学講座 教授)
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    TABLE 3
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    FIGURE 1
本研究により、家庭医療専門医(2021年時点)の小児科研修経験と小児診療の実態が明らかとなりました。過去に小児科研修を6ヶ月以上経験した群が、6ヶ月未満の群と比較して、回答時点で明らかに、より多い人数の小児を診療していたことは重要な知見です(TABLE 3)
診療活動や保健活動に関わっている頻度・各領域における研修経験・生涯学習のニーズも明らかとなりました(FIGURE 1)日常診療で頻度の高い急性疾患・慢性疾患への対応や乳幼児・小児のワクチン接種、今後の学習ニーズが高い気になる子どもへの対応(発達症や貧困など)・心身症・思春期の健康問題・小児在宅医療といった領域については、学術大会・セミナー等で学習機会を設けるよう、今後も企画をしていきます。ご意見・ご希望等ありましたら、是非、お近くの委員にお伝えください。

(文責:日本プライマリ・ケア連合学会 小児・思春期医療保健委員会 杉山)

最終更新:2023年06月10日 00時06分

小児・思春期医療保健委員会

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