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セクシュアルヘルス

【プライマリ・ケアにおけるセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツの実現をめざします】
日本プライマリ・ケア連合学会 セクシュアルヘルス委員会では以下をめざします。
・プライマリ・ケアに関わる医療従事者が、患者さん一人一人のセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(SRHR: Sexual and Reproductive Health and Rights )を尊重できるよう支援します。
・ウィメンズヘルス促進のため学び、すべてのプライマリ・ケア医療機関において緊急避妊薬、経口避妊薬に関する適切な情報提供、処方が可能になることを目指します。
・人工妊娠中絶をリプロダクティブ・ライツを含む本質的なヘルスケアの一部としてとらえ、安全な中絶への理解を深めます。
・LGBTQ含め、多様なセクシュアリティに配慮した医療を提供できることを目指します。
・性別による病気の発症の違いを考慮し、ジェンダーやセクシュアリティに応じた医療を提供できるよう支援します。

私たちはWONCA(世界家庭医機構)のジェンダー平等の10ステップ(1)にのっとり以下を目指します

1.診療現場や医療におけるジェンダー平等につとめます
2. 女性の生殖に関する選択と安全な妊娠・出産に関する権利を守ります
3.安全な性活動と性的選択に対する権利を守ります
4.女性の意思決定現場への積極的な参加と資源の公平な分配(医療サービス、収入、教育、住居など)を求めます
5.ジェンダーの視点を医療カリキュラムと教育、研修教育、専門能力研修に導入し、患者ケアに統合します

1. Lent B, Cohen M, Dunn S, Levitt CA. Promoting gender equity in family medicine. Can Fam Physician. 2007 Sep;53(9):1415-7, 1426-8. 
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2234609/

      2023年7月 日本プライマリ・ケア連合学会 セクシュアルヘルス委員会