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【活動報告+オンデマンド配信中】秋セミで「健康診断」に関連したWSを開催しました。

40.【産業保健に関する事例検討会】in秋季セミナー

~健康診断を受けるまでの困難事例でプライマリ・ケア医ができること~ 教育セッションコード:2,12,37

                                                   安藤労働衛生コンサルタント事務所 安藤 明美

                                  アクトグレースサポート株式会社  田中 千恵美

                                    医療法人 社団 富田医院  富田 さつき 

                                         社会医療法人清風會 日本原病院  石田智治
  
 2023年9月23日(土) 16:00~18:00 web開催いたしました。


【主な内容】

〇健康診断の総論と健康診断事後措置や就業判定・就業制限、健診結果説明におけるよくある失敗と改善ポイントについてレクチャー
〇健康診断を受けるまでの困難事例の提示と産業保健師の関わりについてレクチャー
〇健康診断結果を持参してやっと医療機関を受診した患者に対するプライマリ・ケア医の関わり方についてレクチャー
〇上記を踏まえてプライマリ・ケア医を受診する患者の「働き方」を上手に聞き出すコツを5事例のロールプレイを交えて展開

 
プライマリ・ケアの現場には、会社での健康診断の結果を持って多くの患者さんが訪れます。その時の基本的知識として健康診断の種類とその意義・健康診断事後措置と面談のポイント・就業判定や就業制限などの理解を深めるためのレクチャー、健診結果説明におけるよくある失敗と改善ポイントについてレクチャーを安藤先生が行いました。その次に健康診断事後措置面談からなかなか医療機関受診へと繋がらない困難事例について2事例の提示とその課題について産業保健師の立場から田中先生がレクチャーを行いました。次に、こうした困難事例を踏まえた上でプライマリ・ケア医の関わり方について富田がレクチャーさせていただきました。それぞれのレクチャーの間に若手の石田先生からの質問とディスカッションをはさみながら、最後に若手の先生方から事前に質問のあった「患者さんの働き方を自然に聞き取るコツ」について5事例を提示しながら田中先生と富田がロールプレイをさせていただきました。


時間的に余裕があったことと当日のweb参加者が11名だったこともありディスカッションに時間をたくさん取ることが出来ました。少数参加ならではの双方向のやり取りが活発にできたことで更に理解が深まったように感じています。


事例検討会事後アンケートでは、参加者の先生方の殆どが参加理由として「日常診療に産業医の視点を取り入れたいため」という選択肢を選んでいました。私たち産業保健グループが目指している「プライマリ・ケア医に産業医の視点を」という目標に共感してご参加いただいた事にメンバー一同感動しています。

 
またアンケート結果からも
「プライマリ・ケア医を受診するまでの患者さんに対するイメージ」
「産業医とプライマリ・ケア医との連携の必要性」
「職業に関する患者さんとのやりとり」などに理解が深まったとのご意見をいただきました。


今後、取り上げて欲しいテーマについてもいくつかご要望をいただきました。皆様からのこれらのご要望に応えるべく今後も様々な企画を考えていきたいと思っております。


最後にご参加の皆様に心より感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

医療法人 社団 富田医院 富田さつき
  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-574-1.jpg

最終更新:2023年10月22日 12時42分

予防医療・健康増進・産業保健委員会 産業保健チーム

記事の投稿者

予防医療・健康増進・産業保健委員会 産業保健チーム

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