ホームニュース看護師対象 研修会・セミナー【開催報告】プライマリ・ケア看護学<選択領域編(応用編)>WEBワークショップ「地域診断」
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看護師対象 研修会・セミナー
【開催報告】プライマリ・ケア看護学<選択領域編(応用編)>WEBワークショップ「地域診断」
2025年3月9日(日)に「地域診断を活用して地域住民の健康課題の改善に取り組もう」をテーマにした看護学ワークショップをオンラインで開催しました。
病院、診療所、訪問看護ステーションなどの看護師 保健師15名が参加しました。
講師は兵庫大学准教授の石井久仁子さんと、生協浮間診療所 診療看護師の後藤智美さんで、講義と事例紹介、グループワークを通じて学びを深めました。
病院、診療所、訪問看護ステーションなどの看護師 保健師15名が参加しました。
講師は兵庫大学准教授の石井久仁子さんと、生協浮間診療所 診療看護師の後藤智美さんで、講義と事例紹介、グループワークを通じて学びを深めました。
地域診断とは
「地域診断」は、地域の健康課題を解決するために、系統的に情報を収集・分析し、その特徴や課題を特定するプロセスです。
看護師は個人を対象として「看護診断」というアプローチを活用することがありますが、それと同様に、地域全体の健康を支えるためにおこなう重要なアプローチになります。
看護師は個人を対象として「看護診断」というアプローチを活用することがありますが、それと同様に、地域全体の健康を支えるためにおこなう重要なアプローチになります。
地域診断のポイント
目的を明確にして情報収集することが大切!
病院からの退院支援で地域診断を活用する場合には、病院受診者の居住エリアや高齢化率を中学校区単位で比較するなど、対象と範囲を意識すると良いと学びました。
現在の課題だけでなく、将来の予測を含めてアセスメントする!
専門職の視点だけでなく、地域で暮らす住民の声を大切にし、データと実際の暮らしをつなげると視野が広がります。
データを比較することで、地域差や重点的に対策が必要な地域が見えてくる!
時系列や他地域との比較を行うことで、より効果的な対策につながります。
地域で暮らす住民と情報を共有し、地域の取り組みの見直しや新たな事業の推進が可能になる!
地域の特性や価値観を理解することは、個別ケアの質の向上やネットワークの強化にもつながります。
グループワークでの学び
グループワークでは、事前学習で各自が調べた自分の地域について発表しました。
普段住んでいる場所でも、データで見ると意外な発見がありました。
「アクセスできるデータもあれば、不足している情報もあり、どう調べるべきか悩んだ」と、情報収集の難しさも皆で共有しました。
また、事前学習の中から、1つの地域を選んで健康課題を深掘りし、地域全体の取り組みと自分たちにできることを考えました。
医療・福祉だけでなく、行政や地域の人とのつながりが重要なこと、データを見るだけでなく、その背景や意味を考えることが大切だと気づきました。
普段住んでいる場所でも、データで見ると意外な発見がありました。
「アクセスできるデータもあれば、不足している情報もあり、どう調べるべきか悩んだ」と、情報収集の難しさも皆で共有しました。
また、事前学習の中から、1つの地域を選んで健康課題を深掘りし、地域全体の取り組みと自分たちにできることを考えました。
医療・福祉だけでなく、行政や地域の人とのつながりが重要なこと、データを見るだけでなく、その背景や意味を考えることが大切だと気づきました。
今後に向けて
ワークショップを通じて、データと地域で暮らす住民の声を組み合わせて、根拠を持って地域の課題を考える重要性を実感しました。
今回の学びを活かして、地域の健康づくりにどう貢献できるかを考え続けていきたいと思います!
今回の学びを活かして、地域の健康づくりにどう貢献できるかを考え続けていきたいと思います!
最終更新:2025年06月20日 14時36分