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【活動報告】第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 インタレストグループ11「診療所看護師を増やそう!~看護学生の実習レシピを考えよう~」


 2023年5月12日~14日までの3日間、名古屋にて第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会が開催されました。大会中、14日に現地よりzoomによるライブ配信限定(オンデマンド配信なし)で、インタレストグループを企画・開催しました。
        
  本企画「診療所看護師を増やそう!~看護学生の実習レシピを考えよう~」では、診療所で看護学生の実習を受け入れられるよう、診療所看護の魅力、やりがい、役割を実習内容として具体化することを目的に、90分間の中で活動紹介を基にグループワークも交え、参加者約25名(スタッフ含む)の皆様と意見を交わしました。
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 活動紹介として、長年に渡り看護学生の診療所実習を受け入れている哲西町診療所(岡山県)の看護師・桑原ひとみ様より、診療所実習の具体的な内容やスタッフの思い、看護学生の反応などを紹介頂きました。また、診療所実習をカリキュラムとして取り入れている新見公立大学教授の栗本一美様より、実習の目的や実習内容、看護学生の学びなど、看護学生を送り出している教育機関からの視点として、お話を頂きました。
  それらの話をもとに、各グループに分かれ、診療所実習の先行例に対する感想や、自分達の施設で取り入れることが出来そうな事柄、実習を行うにあたってのハードルなどを共有しました。
 企画の最後には、当日直接参加くださった哲西町診療所の佐藤医師よりコメントも頂戴し、診療所全体で看護学生を受け入れ育てることへの熱い思いを参加者の皆様へ伝えて頂き、本企画は終了しました。
        
 企画後のアンケートでは、「診療所実習について具体的に考える機会となった」、「診療所看護師のやりがいを発信することの大切さを痛感した」、「学生実習を受け入れることが、自分たちの学びにも繋がることが分かった」などの感想を頂戴しました。
 看護学生の実習を受け入れるには、様々なハードルがあることが現状です。今後も、看護師だけでなく職場全体、また地域住民や患者さんを巻き込んで学生実習を行っていくことを目指して、活動を続けて参りたいと思います。
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2023年6月
企画・投稿元 FPNs(文責:市立旭川病院 池知麻有加)
PNsとは、家庭医療やプライマリ・ケアに関心のある看護師などが全国各地から集まるグループです。

最終更新:2023年07月04日 10時35分

日本プライマリ・ケア連合学会 事務局

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日本プライマリ・ケア連合学会 事務局

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