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理事長 草場先生の部屋

クオータ制下での選挙を終えて

いよいよ3月、梅は見どころを迎え、日も長くなり、春の訪れを感じる季節になりました。北海道でも雪がゆるみ始め、雪解けが恋しい頃になってきます。そして、雪の下に隠れていた真っ黒な土が見え始めます。ある人は北海道の春のイメージは「黒」と語りました。うなずけるところです。
さて、昨年の代議員選挙からスタートした本学会の役員選挙が先月無事に終わりました。今回は先の社員総会で正式に決定したジェンダー及び職業についてのクオータ制を導入した初めての選挙でした。しかも、ブロック支部と全国の両方からの選出を一つの選挙で同時に行うというスタイルも導入されたため、果たしてどのような展開になるか、ふたを開けてみなければ分からない状況でした。

 結果としては、ジェンダー、つまり男性以外の性別の方も、職業、つまり医師以外の職業の方も定員を超える方に立候補を頂きました。そして、女性は11名、医師以外の職種の方が4名とそれぞれ定員の25%以上、10%以上という規定を満たした形で選出されました。今後精査される予定ではありますが、クオータ制に伴う選出理事と通常選出理事の間での極端な獲得票の相違もないこともあり、初回にしては素晴らしい結果になったと捉えています。
また、今回9名の新たな理事が加わり、新旧交代、つまり若返りが図られた点も印象的です。
従来より、一般的な医学会よりも理事の年齢層が若いことが当学会の特徴ですが、今後一層若いエネルギーがあふれることで、活動がマンネリ化せず、真に会員の皆さん、引いては日本のプライマリ・ケアの発展に資する活動に力が入ることが期待されます。
どうか、6月からの次期の体制での学会運営にもご期待下さいませ。

 草場鉄周

最終更新:2024年03月04日 11時17分

「プライマリ・ケア公式WEB」 編集担当

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「プライマリ・ケア公式WEB」 編集担当

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