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令和8年熊本地震におけるPCATの活動について(8月10日現在)

日本プライマリ・ケア連合学会は、令和8年7月28日に発生した令和8年熊本地震を受けて災害支援プロジェクトを立ち上げ、災害支援組織「PCAT(Primary Care Assistance Team)」を現地に派遣し、地域医療支援活動を行っています。派遣期間は令和8年8月1日から11月1日までの約3か月間を予定しており、すでに第1隊および第2隊を派遣しています。

現在、PCATは熊本県庁と八代地域の氷川町の2つの拠点で活動しています。氷川町で把握した課題と対応状況は、八代保健所および八代地域保健医療福祉調整現地本部へ共有し、八代地域全体の支援にも還元してまいります。

先遣隊による調査と氷川町支援の経緯

PCAT先遣隊は、まず熊本県庁に入り、県全体の状況と八代保健所管内の支援ニーズを把握しました。ニーズ調査初日に八代保健所を訪問し、服部希世子所長からお話をうかがうなかで、氷川町には外部からの支援がまだ十分に届いておらず、支援組織間の調整体制もこれから整えていく段階にあることがわかりました。

氷川町は八代保健所の管内ですが、保健所から車で約30分の距離にあり、保健所が現地の状況を継続的に把握することが難しい状況でした。また、氷川町の保健師の皆様は日々の避難所対応や住民対応にあたっておられ、保健師の負担軽減に加え、長期化する災害対応を担う町職員への支援者支援も必要になると考えられました。
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氷川町支所の立ち上げ

このため、DMAT事務局、DMATコーディネーター、八代保健所長の先生方らと協議を重ね、8月7日には氷川町福祉課とPCATも含めて直接話し合いました。その結果、八代地域保健医療福祉調整現地本部と氷川町を結ぶ支所を立ち上げる方針となりました。

PCATは、支所の立ち上げ段階から次の活動に関わっています。
・現地の状況整理
・保健師・町職員の負担軽減
・医療・介護・福祉に関する相談の振り分け
・在宅療養者や福祉施設のニーズ把握

氷川町は、先遣隊として関係機関との連絡経路と活動基盤を整えた場所です。ここで活動を途切れさせず、地域の体制へ引き継げる状態になるまで、継続して支援を行う必要があると考えています。
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熊本県庁での活動開始(8月8日から)

熊本県庁調整本部との調整のなかで、地域医療の分野においてPCATもお役に立てる可能性があるのではないかとのお話をいただきました。これを受けて、8月8日から県保健医療福祉調整本部 被災地域支援班に席をいただき、活動を開始しています。現在は、発災時になんらかの公的な医療・福祉サービスを受けていない高齢者への、県内各エリアでのアウトリーチ実施状況の確認作業を行っています。

派遣隊員の募集について

今後も地域医療支援活動を継続していくため、PCAT登録者の皆様には、派遣活動への参加募集のご案内を別途メールでお送りしています。詳細は登録者向けのご案内をご確認ください。

災害の影響を受けられた地域の皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、現地で地域医療を支えておられる関係機関の皆様、活動を支えてくださっている会員・登録者の皆様に感謝申し上げます。引き続き、地域の医療と暮らしを支える活動に取り組んでまいります。

日本プライマリ・ケア連合学会 熊本地震支援プロジェクト

最終更新:2026年08月10日 12時24分

災害医療システム委員会

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災害医療システム委員会

災害時のプライマリ・ケアの維持とプライマリ・ヘルスの維持と向上を目指して、学会としてできる取り組みを見出し、形にすることを目的とした委員会です。

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