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2026年度第1回PCAT導入研修を開催しました

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日本プライマリ・ケア連合学会 災害医療システム委員会は、2026年9月12日(土)と13日(日)の2日間、日本赤十字看護大学広尾キャンパス(東京都渋谷区)で、災害支援活動組織「PCAT(Primary Care Assistance Team)」の隊員を養成する導入研修を開催しました。

災害時にPCATの一員として活動するための知識や行動規範を、講義とケースワークを通じて学びました。今回は、令和8年熊本地震での支援経験を取り入れた健康相談のケースワークも行いました。

基礎知識とケースワーク

講義では、PCATの活動指針、災害関連法規、保健医療福祉体制、組織運営と指揮系統、災害薬事、情報と通信を取り上げました。DMAT・DWAT・DPAT・日本赤十字社救護班の仕組みと役割についても学びました。

ケースワークでは、派遣前の準備や家族・職場との調整、現地でのチームとしての行動を検討しました。「こころのケアの実際」では、相談者の話を聴き、心身の状態や家族、生活環境を踏まえて必要な支援を考えました。支援者自身のセルフケアについても、個人やチームでできることを話し合いました。

スフィアハンドブックを用いた学習では、人道憲章、権利保護の原則、人道支援の必須基準(CHS)を取り上げました。

令和8年熊本地震を踏まえた健康相談

健康相談のケースワークでは、令和8年熊本地震での熊本県氷川町における活動をもとに、在宅で避難生活を続けている方への支援を取り上げました。

訪問時に何を確認するか、本人の希望をどう確認するか、どの職種や機関に協力を求めるかを、グループで検討しました。地域の医療・福祉職や支援団体との連携も、事例に沿って考えました。

今回は、DMAT事務局、自治医科大学、DWATからもオブザーバーとしてご参加いただきました。ご参加くださった皆様、講師ならびに運営にご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。

平時の備えを支える寄付のお願い

当学会では、災害時の支援活動と平時の体制整備に向けた寄付の受け付けを開始しました。寄付金は、PCATの派遣費用や現地での活動費のほか、次の取り組みにも活用します。

・スフィア基準などを学ぶケースワークを取り入れた「PCAT導入研修」や「技能維持研修」の定期開催
・『JPCA基本研修ハンドブック』等を通じた、プライマリ・ケアの視点に基づく災害医療マニュアルの整備・普及
・災害医療システム委員会を中心とした災害対応体制の構築、調査研究、マニュアル整備などの活動

災害が起きたときに活動できるよう、平時から研修を続け、派遣の体制を整えていく必要があります。皆様のご支援をお願いいたします。

寄付は一口1,000円から受け付けています。当学会の「会員マイページ」にログインし、専用メニューからお申し込みいただけます。詳しくは、下記のご案内をご覧ください。

https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1871

関連情報

令和8年熊本地震に関するお知らせ
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1825

令和8年熊本地震におけるPCATの活動について(8月10日現在)
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1840

令和8年熊本地震におけるPCATの活動について(8月12日)
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1842

能登半島地震・奥能登豪雨における当学会の支援活動の詳細は、活動報告書をご覧ください。
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1197



また、PCATの成り立ちと展望をまとめた記事が「月刊地域医学」に掲載されています。あわせてご覧ください。

香田将英ほか「PCATの概要と展望:プライマリ・ケアの視点から見た災害医療支援」月刊地域医学 39巻4号, 2025. 
https://doi.org/10.60261/chiikiigaku.39.4_50

最終更新:2026年09月13日 21時45分

災害医療システム委員会

記事の投稿者

災害医療システム委員会

災害時のプライマリ・ケアの維持とプライマリ・ヘルスの維持と向上を目指して、学会としてできる取り組みを見出し、形にすることを目的とした委員会です。

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