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プラネタリーヘルス
第38回学生・若手医療者のための家庭医療学夏期セミナー 開催レポート
プラネタリーヘルス委員会では第38回夏季セミナーにおいて、「地球まるごとメディカルラリー!〜動いて学ぶプラネタリーヘルス〜」を企画・開催しました。
今、まさに日本や世界で起きている災害の一因でもある気候変動や環境の変化が私たちの健康にどう影響する?私たちは何をする?そんな「プラネタリーヘルス」の視点を、座学だけでなく楽しく体感してもらいたい!そんな想いからこの企画がスタートしました。
今回は学生、若手医療者の皆さんを対象に、救急医療の現場でおなじみの「メディカルラリー」形式を取り入れました。頭と体をフル回転させながら、日々の診療や地域活動につながる第一歩をみんなで楽しく踏み出しました。
100分のセッションでは、13名の参加者を4つのチームに分かれて活発なチームビルディングを図りながら以下を実施しワークでは4つのブースを回りました。
•イントロダクション:全体説明およびアイスブレイク。
•ミニレクチャー①:気候変動と健康の基礎知識:プラネタリーヘルスの概念と、熱中症や感染症などの健康影響・対策についての解説。
•ワーク:地球まるごとメディカルラリー:各チームが4つの実践的ブース(ラリーセクション)を巡り、それぞれの課題への取り組み。
•チームでの振り返り:体験や学びを整理・共有。
•ミニレクチャー②:プライマリ・ケア×プラネタリーヘルスの現在地
•クロージング:全体総括、アンケート回収、修了証の授与および記念撮影
メディカルラリー各ブースの詳細
ラリーでは、臨床現場や地域生活に直結する4つのテーマについて、チームで知恵を出し合いながら解決策を競い合いました。
ブース①:イチから経口補水液を作ろう(熱中症予防)
家庭にある調味料や水分を用いて、適切な配合の経口補水液を自作・検証するワークを行いました。暑熱順化や暑さ指数(WBGT)に応じた具体的な過ごし方も含め、身近な熱中症予防策を実践的に学びました。
ブース②:炎天下で田舎・屋外で倒れた人に対応しよう(熱中症診療)
1度熱中症と2度(中等症)以上の重症度見極めのポイント(頭痛・嘔吐・意識障害等)や、病院前でのパッシブクーリング、経口補水の手法について、実践的なロールプレイを交えて学習しました。
ブース③:環境負荷の少ない献立を考えよう(プラネタリーヘルスダイエット)
日常の食事をモチーフに、環境負荷の少ない食材やメニューを作成し、そのカーボンフットプリント(環境負荷)を計算しました。ミートレスマンデーやフレキシタリアンといった選択肢を通じて、食と地球環境のつながりを楽しく理解しました。
ブース④:咬まれたダニを正しく取ろう(ダニ咬傷の初期対応)
野外活動や中山間地域で遭遇しやすいダニ咬傷に対し、鑷子を用いた正しい除去方法の理論と手技を学び、図解と実演で確認しました。
参加者の反応と成果(アンケート結果)
セミナー終了後に実施したアンケート(8件の回答)では、参加した若手医療者から高い満足度と具体的な気づきの声が寄せられました。実際の自由記載コメントは以下の通りです。
•「気候変動により生じる健康問題に対して私たちができること、気候変動そのものに対して働きかけられることの両方を学べてよかったです。」
•「ダニの取り方など、自分では学ばない豆知識をしれてよかった」
•「気候変動対策について、やらなくてはいけないと思いつつも、なかなか具体的なアクションを取れずにいましたが。しかし、今回のセッションで明日からできることをたくさんいただいたので、早速実行に移したい思います!」
•「実践をたくさんすることができてとても楽しかったです。」
•「経口補水液を手作りするということにまず驚いて、砂糖が必要な理由も作るとなってから、初めて考えられました。プラネタリーヘルスダイエットも少しずつ実践していきたいです!!」
•「実際に体験できたことが良かった。」
•「体を動かしたり、積極的に口を開く機会があってよかったです!」
【アンケート総括】
単なる知識のインプットに留まらず、「経口補水液の手作り」や「熱中症の初期対応」、「ダニの正しい除去法」、「プラネタリーヘルスダイエット」といった明日から使える実践的なアクションを体感できた点に高い評価が集まりました。頭と体を動かすメディカルラリー形式が、参加者の主体性を引き出し、気候変動対策への第一歩を踏み出す強力な動機付けとなったと思います。
•「気候変動により生じる健康問題に対して私たちができること、気候変動そのものに対して働きかけられることの両方を学べてよかったです。」
•「ダニの取り方など、自分では学ばない豆知識をしれてよかった」
•「気候変動対策について、やらなくてはいけないと思いつつも、なかなか具体的なアクションを取れずにいましたが。しかし、今回のセッションで明日からできることをたくさんいただいたので、早速実行に移したい思います!」
•「実践をたくさんすることができてとても楽しかったです。」
•「経口補水液を手作りするということにまず驚いて、砂糖が必要な理由も作るとなってから、初めて考えられました。プラネタリーヘルスダイエットも少しずつ実践していきたいです!!」
•「実際に体験できたことが良かった。」
•「体を動かしたり、積極的に口を開く機会があってよかったです!」
【アンケート総括】
単なる知識のインプットに留まらず、「経口補水液の手作り」や「熱中症の初期対応」、「ダニの正しい除去法」、「プラネタリーヘルスダイエット」といった明日から使える実践的なアクションを体感できた点に高い評価が集まりました。頭と体を動かすメディカルラリー形式が、参加者の主体性を引き出し、気候変動対策への第一歩を踏み出す強力な動機付けとなったと思います。
今後の展望
本セミナーを通じて、次世代を担う若手医療者の間でプラネタリーヘルスに対する関心と実践意欲が大きく高まりました。日本プライマリ・ケア連合学会におけるプラネタリーヘルス普及活動ならびにネットワーク拡大に向け、今後も全国の医療系学生や若手医師・多職種をつなぐ実践的なワークショップや教育コンテンツの展開を継続・発展させてまいります。
終わりに
本企画においては、第38回学生・若手医療者のための家庭医療学夏期セミナー セッション局長の自治医科大学 谷本さんを始めとする数多くの学生スタッフに企画段階から当日まで大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
最終更新:2026年09月16日 20時36分














