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【開催報告】看護学ワークショップ <2022年度選択領域編>  精神疾患をもつ在宅療養患者の看護

2023年3月4日に開催したプライマリ・ケア看護学ワークショップでは、訪問看護ステーションみのりの小瀬古伸幸講師より「精神疾患をもつ在宅療養患者の看護」について講義をしていただきました。
当日は、全国の病院、診療所、訪問看護ステーションなどから47名の参加がありました。

参加者のほとんどが精神科訪問看護の経験がない、もしくは経験が少ないことから、
講義前には「知識がないため自信がない」など精神疾患をもつ在宅療養患者への対応に不安の声が聞かれていました。
小瀬古講師からは、セルフケアの基本形(オレム・アンダーウッドモデル)を用いたアセスメントの方法と情報を収集するためのコミュニケーションの技術、ヒアリングのポイント、看護過程におけるケア計画、評価とフィードバックなどを、実際の事例をもとにご講義いただきました。

また、今回の講義では、コミュニケーション技術の必要性や、
どのように対話しアセスメントをしていったら良いのかを具体的に学び、私たち看護者側が聞きたいことを聞くための対話の技術について実際にグループワークをしました。

今後の実践にすぐに活かせる内容であり、これから対話をすることが楽しみになりました!
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    画像:講義資料より
事例検討では、内服を中断したために症状が悪化してしまったケースのセルフケアアセスメントについて、グループに分かれ意見を出し合いました。
また、過去・現在のセルフケアについてのアセスメントを行い、
難しい内容ではありましたが、活発なディスカッションがおこなわれました。

精神科看護では、利用者と一緒に課題を見つけ共有し、評価も一緒に行うというケアがあります。
利用者の調子のよい時に、症状が悪化した時の対応や薬の選択を含め、
利用者自身がどのようにしたいのかということをご本人の言葉で情報を整理しておくことが必要と学びました。
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    画像:研修会参加者とのスクリーンショット


講習終了後には希望者のみの懇親会も行われ、全国の仲間たちとざっくばらんなお話や情報交換もできました。
2023年度も多くの仲間を増やしていきたいと思っています。

皆様のご参加をお待ちしています!


日本プライマリ・ケア連合学会
看護師部会教育研修運営部門
委員 上村智子 吉田千佳

最終更新:2023年03月10日 11時34分

看護師部会 広報活動支援部門

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