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学会がつなげる日本と世界

前回は学会の役割として社会への発信についてご紹介しました。
今回は、学会と世界のつながりについてお話しいたします。
日本プライマリ・ケア連合学会はプライマリ・ケア/総合診療/家庭医療領域における日本の代表学会として世界的に認知されています。具体的には、「WONCA(世界家庭医機構)」という世界で唯一のプライマリ・ケア領域の国際学会における、日本からの唯一の加盟学会となっています。WONCAは1972年に創設され、現在131カ国118の加盟団体から構成されており、50万人の家庭医がそのメンバーとして世界人口の90%をカバーしています。各加盟団体の会員は自動的に所属メンバーとなりますので、日本プライマリ・ケア連合学会に所属する会員は自動的にWONCAの会員でもあります。
日本はその中でも Asia Pacific Region(アジア太平洋地域)に所属しており、旧プライマリ・ケア学会の時に加盟してから数十年の間、海外の多くの家庭医と親交を築いてきました。特に親交の深い台湾・韓国の家庭医とはコロナ禍前までは毎年3カ国シンポジウムをいずれかの国の年次学会で開催してきました。私も台湾の学会で講演する機会を頂き、大歓迎を受けたことが懐かしい思い出です。また、若手医師活動も大変盛んで、本学会の理事である吉田伸先生がアジア太平洋地域の代表を務めたこともあります。また、WONCAのみならず国と国の交流では英国家庭医療学会及び韓国家庭医療学会とは若手医師の交換留学制度を設け、多くの英国及び韓国の家庭医を日本に招聘し、日本からも英国や韓国の家庭医療診療所で学ぶ機会を得ることができました。そうした草の根の国際交流は徐々に花開き、いずれは日本の家庭医療の発展につながると考えており、学会としては全面的に支援していきます。
是非、皆さんも日本プライマリ・ケア連合学会の国際活動に参加し国際交流を楽しんでください。コロナの影響もまだありますが、アジア太平洋地域のWONCA学術大会への参加がまずは気軽で良いと思います。今年12月にインドネシアのバリ島で開催される予定です。こうした国際活動については今後も随時情報提供をして参りますのでお楽しみに。
草場鉄周

最終更新:2022年04月04日 18時17分

「もっとプライマリ・ケア」 編集担当

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「もっとプライマリ・ケア」 編集担当

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