研究実践Bコースの概要

【目標】
研究計画から論文執筆に至るまでのすべてのプロセスを経験して、その成果を英文原著論文として発表できる能力を修得する。
【方法】
すでに十分な指導のリソースを有し、研究を希望している若手家庭医療専門医・専攻医がいる施設を対象とする。指導責任者と若手医師がペアで申請し、採択されたプロジェクトには、指導責任者に指導経費、若手医師に研究費を助成する。
【期間】
受講者あたりの在籍期間は3年間を上限とする。
【定員】
3組

補助事業の内容

補助金額および支給条件は以下の通りです。

  • 指導者向け:30万円/3年。指導者へのインセンティブとして、おもに指導者が指導のための時間を確保し、指導の質を高め、円滑に指導するのに資する経費を補助する。
  • 研修生向け:70万円/3年。研究実施にかかる費用を補助する。
  • 支出できるもの:事務人件費、調査旅費、消耗品費、印刷費、調査協力謝礼、通信費、データ入力経費、英文校閲費、投稿料などとする。パソコン、解析ソフト、机などの一般的な備品、会議費、学会参加費、視察旅費などは認めない。
  • 予算の運用:原則として学会で管理する。経費運営上必要な理由がある場合は、一部を指導責任者の所属機関に一括払いすることも可能。(その場合の会計管理は科研費に準じる形で行い、会計報告書を学会に提出する)

※予算計画書・報告書は採択決定後、年度ごとに提出していただきます。

研究報告会

研究実践コースに採択された指導者と研修生は、毎年学術大会で開催される報告会に必ず参加してください。
発表内容(進捗の目安)は以下の通りです。

2020年:
研究計画発表(この時までに倫理委員会の承認がすんでいること)
2021年:
研究進捗状況発表(この時までにデータ収集が始まっていること)
2022年:
研究成果発表(この時までに論文投稿が終わっていること)
指導成果発表(指導医)

※なお、研究に興味のある学生・研修医・専攻医の研究へのモチベーションを高めるため、報告会は対象者以外にもオープンにしますのでご了承ください。

モニタリング

 採択者には、毎年、プロジェクトの実施状況を本学会に報告していただきます。プロジェクトの条件を満たさなくなった場合、当初予定されていた成果を大幅に下回る場合は、途中で補助金の減額・打ち切りなどの措置を行うことがあります。

応募要件

以下の条件を満たす指導者と研修生の中から、補助対象者を選定します。
【認定条件および評価条件】

  • 指導者
    • 原著論文を発表する指導力を有していること。筆頭英文原著論文の実績があることは必須とする。
    • そのほか、指導実績、学位等を評価材料とする。
  • 研修生
    • 原則として40歳未満の会員であること。
    • 大学等に所属する研究生、大学院生は対象外とする。
      (大学のプログラムに所属する専攻医、研修登録医は可)
    • 研究基礎コース修了あるいは修了見込みか、それと同等の能力を有していること。
    • 研究に興味を持ち、原著論文を発表するまで、研究の学習と実施にコミットする強い意思を持っていること。
  • 研究環境
    • 研究に関する学習および研究実施に充てる時間を確保できること
    • 具体的には、受講者が所属する施設および部門責任者が、研究のための時間をprotectすることを確約できること。(研究の時期により異なるが、おおむね週1日程度)
  • 成果発表
    • プロジェクト終了1年以内に、研修生が筆頭かつ指導者がコレスポンデイング著者で英文原著論文を発表すること。和文、学会発表、ケースレポートは認めない。

お申込み

以下のフォームから必要事項の記入、必要書類をダウンロードしお申込み下さい。

必要書類は、

  1. 申込書
  2. 承認書
  3. 履歴書
  4. の3点です。

    申込書類については、自筆での署名をしていただく部分もございますため、電子データは下記のフォームからアップロードいただくことに加えて、印刷物を郵送でもご提出願います。

    1. 必要書類:ダウンロードはこちらから
    2. 申込フォーム:https://business.form-mailer.jp/fms/50b3f0db103834

書類提出先・お問合せ

一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会 本部事務局

郵送提出先 :

〒100-0005
東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビルヂング6階
一般社団法日本プライマリ・ケア連合学会

お問い合わせ: mail

審査方法

2019年6月28日(金)まで