受講生の声

 研究実践Aコースの魅力は何より、素晴らしいメンターに出会えることと、臨床を続けながら研究を進めることができることだと感じています。

私は”産後うつ”という研究テーマを選びました。メンターの先生方には先行研究を読むところからご指導いただき、私の拙いアイデアがよりNovelでRelevantなリサーチ・クエスチョンになるようブラッシュアップしてくださいました。オンラインでのメンタリング以外にも疑問がある場合はメールで質問し、ご回答いただいていました。わからないことを解消しながら、一歩一歩前に進むことができたのは、メンターの先生が根気よくご指導してくださったおかげです。

臨床を続けながら研究の時間の確保をするのは、周囲の理解と協力があって初めて実現することです。職場の上司や同僚、研究実践Aコースのメンターのみなさまには感謝するばかりです。作業の進捗が早いとは言い難いのですが、やり遂げるまで努力を続けたいと思います。

【2018年度受講生】

受講生の声

 2020/1よりプライマリケア学会の実践Aコースを受講し、指導を受けています。開始してまだ1年も経過していませんが、このコースを受けて本当に良かったと感じています。特に以下の2点は、非常に有意義と感じます。

①臨床疫学を学んでいる多くの先生方から刺激を受けたこと。
コース開始に合わせて、月1-2回ほど、京都大学の医療疫学分野で修士および博士課程専攻中の先生方の研究ミーティングに参加させていただいています。全国から集まった先生方が、Clinical Questionから研究に発展させる過程を見れることは、非常に大きな外的動機付けとなっています。その中で、コンセプチュアルモデルの構築や研究手法の選択、解析結果の解釈における議論は、周囲に疫学研究について議論できる環境のなかった私にとって、協働学習に近い環境だと感じています。

②頻回のサポートにより論文作成に至るプロセスを学べたこと。
すでにデータを入手していたこともあり、コース開始後8ヶ月程度で論文を執筆することができました。メンターの先生方の的確なアドバイスと迅速なフィードバックの賜物です。時には週1回という短い間隔で、統計ソフトのコーディングから、図表の記載方法、論文の細かい言い回しに至るまで、多くの疑問に対して、対面およびウェブ上でご指導いただきました。常に前向きな3名のメンターの先生方の声かけが、自身のやり抜く力(GRIT)を高めてくれたと感じています。1本論文を書き上げたことで、臨床研究に対する陰性感情を払拭することができました。残り2年間、魅力的な講師陣の指導を受けられる間に、より多くの知識や技術を吸収していきたいと思います。

【2019年度受講生】