プログラム 

※現地開催は収録しないため、事後オンデマンド配信しません。
※プログラム一覧(PDF)はこちら
 9月23日(土) 現地開催
11:00~
11:30
受付
11:30~
14:00
01
熱気溢れるポートフォリオ発表会のつくり方
 
02
ポートフォリオ道場~薬剤師版~

03
プライマリ・ケアにおける思春期のみかた

04
学生も若手も本気で考える、総合医・家庭医のキャリアと選択肢
 
※医師・医学生限定
05
家族アプローチ最前線~医師と家族看護との連携

※New
06
三重大総診プレゼンツ!消化器健診にまつわるエトセトラ
07
JAPEPプレゼンツ!嚥下障害の代替栄養を深める
14:00~
14:30
休憩
14:30~
15:30
101
講演Ⅰ
102
講演Ⅱ
 
15:30~
16:00
休憩
16:00~
18:30
08
鍼灸の体験学習
09
診療ガイドラインを見極め,使いこなす
10
実態調査の結果を踏まえたMulti
morbidity
11
身体診察のエッセンス:高齢者編
12
もっと患者中心のポリファーマシー対策へ
13
LGBTQsフレンドリーな医療機関ver2
14
完全電子化のためのワークショップ
 9月24日(日) 現地開催
09:00~
09:30
受付
09:30~
12:00
15
腹膜透析を「知る」から「触れる」へ

※医師限定
16
プライマリ・ケアの未来を切り拓く

17
今日から始めるポートフォリオ指導 基礎から実践まで

※医師限定
18
これからのプライマリ・ケア臨床での日常的な感染対策
19
行政との付き合い方のコツを学ぼう
20
HIV診療の疑問、なんでも答えます。
21
認定医のためのワールドカフェ
12:00~
13:00
103
キャリアカフェmini
休憩
13:00~
15:30
22
健診・行動変容面接技法 (産業保健)
23
漢方さわってみよう、つくってみよう!
24
『洞察』を上手く活用して臨床推論力を高めよう!
25
日常診療に活かす!明日から使えるスポーツ医学
26
もしもへき地診療所に一人赴任になったら
27
こだわりの食事指導
28
コミュニティホスピタルからひろがるカイゼン活動!

※WEB LIVE配信は事後オンデマンド配信いたします。
※WEB LIVE配信は選択されたWSのみご参加可能です。
※「事後オンデマンド配信のみ」参加の方は、WEB LIVE配信は参加できません。
 9月23日(土)WEB LIVE配信
9:30~
11:30
29
プログラム責任者超サバイバル会議(プロ責超会議)
30
チーム医療のイノベーショ
31
通称マルモカンファレンス)をやってみよう!
32
ChatGPTとプライマリケア
 
11:30~
12:00
休憩
12:00~
14:00
33
移行ケア 
34
ケースレポートを書こう 2023実践編
35
低価値医療とChoosing Wisely Japan
36
実践!SDH診療

※事後配信なし
 
14:00~
14:30
休憩
14:30~
15:30
101
講演Ⅰ(中継)
 
102
講演Ⅱ(中継)
 
15:30~
16:00
休憩
16:00~
18:00
37
女性のリーダーシップ、スポンサーシップについて考える
38
熱中症・豪雨災害が増えている今こそ取り組みたい、診療所・病院・薬局での持続可能な気候変動対策
39
家族志向のケア:日常診療に必ず役立つ、家族アセスメントと家族面談の基本
40
【産業保健に関する事例検討会】in 秋季セミナー
 
 9月24日 (日)WEB LIVE配信
10:00~
12:00
41
研究のストーリーに触れて、自分だけのProgram of Researchを見つけよう!
42
実際どうしてる?困った事例のワクチンプラクティス
43
小児科医と学ぶ乳幼児健診のポイント
44
プライマリケア現場で支援するリプロダクティブヘルス&ライツ
45
JPCXⅠ
12:00~
13:00
104
キャリアカフェ mini(オンライン)

※事前申込不要
休憩
13:00~
15:00
46.
多職種で実践!患者協働促進ツール
47
高齢者診療で役立つ家族アセスメント・家族カウンセリングの技法
48
心電図ハンター・Next Answer

※事後配信なし
49
JPCXⅡ
 

9月23日(土)-現地- 

01. 熱気溢れるポートフォリオ発表会のつくり方

神戸大学医学部附属病院 総合内科 合田 建
コープおおさか病院 長 哲太郎
明石医療センター 石丸 直人
おひさまクリニック 稲岡 雄太
大西メディカルクリニック 大西 潤
京都民医連中央病院 大庭 まり子

2009年3月京都にて、8名の後期研修医が発表し、産声を上げたのが近畿ポートフォリオ発表会でした。その後、会を重ねることに参加者は増え、2023年2月には、バーチャル空間を用いた発表形式で、約40演題の発表と、150名程度が参加する、一大イベントとなっています。コロナ禍をきっかけに、試行錯誤しながらも、成長していく近畿ポートフォリオ発表会のつくり方、全国の皆様に共有できればと思います。
教育セッションコード:44,48


02. ポートフォリオ道場~薬剤師版~

JCHO九州病院 緩和ケア科 小林 知貴
広島大学病院 総合内科・総合診療科 菊地 由花
ベガファーマ株式会社くるみ薬局 竹内 あずさ
みどり薬局 坂口 眞弓
綾部薬局 鈴木 邦子
あずまみまもり薬局 門下 鉄也

「ポートフォリオが書けない」「ポートフォリオって難しい」。忙しい日々の中で、ひとりで完成させるには苦労が多いポートフォリオ。今回は、昨年好評であったポートフォリオ道場の第二弾として、ポートフォリオがスラスラ書けるだけでなく、初学者や新人の指導にも役に立つワンランク上のポートフォリオセミナーを開催する。ポートフォリオ作成のコツをつかみ、洗練されたポートフォリオを仕上げることを目指していく。
教育セッションコード:2,6,44


03. プライマリ・ケアにおける思春期のみかた-不登校から読み解く-

 鴨川市立国保病院 小橋 孝介
大津ファミリークリニック 中山 明子
関西家庭医療学センター・北海道家庭医療学センター 柏﨑 元皓
つむぎファミリークリニック 森永 太輔
神奈川県立精神医療センター 高島 大樹

プライマリ・ケアにおいて「思春期」というこどもとおとなの境界線にある年代の診療について、思春期をどのように診ていくのか、多彩な背景を持って「不登校」という形で私達の目の前に現れる子どもたちから読み解いていきます。グループワーク、ロールプレイなどを行いながら、実践的な思春期のみかたを学びましょう。
教育セッションコード:23,32


04. 学生も若手も本気で考える、総合医・家庭医のキャリアと選択肢 ~キャリアについて仲間とともに本気でシミュレーションしてみませんか?~
【医師および医学生限定】

 葛西医院/KISA2隊大阪 小林 正宜
やわらぎクリニック 北 和也
大阪医科薬科大学病院 総合診療科 三澤 美和
おく内科・在宅クリニック/KISA2隊大阪 辻本 康
松田クリニック/KISA2隊八尾 松田 宗也
BonBon株式会社 壮子 万能
口之津病院 寺澤 佳洋

総合医・家庭医として素晴らしいキャリアを築いてきた医師が多くいるが、それを目指しながらキャリアに不安を持つ者も多い。今までに複数の媒体を通じて様々なキャリアが紹介されてきた一方で、学生や若手が進みたいキャリアをイメージする機会は少ない。本企画では自らの想いや未来を仲間と語り、進みたいキャリアについて本気でシミュレーションし、中堅医師の意見も交え、参加者のキャリアへの不安を払拭する機会を作る。
教育セッションコード:43,44,48


05. 家族アプローチ最前線~医師と家族看護との連携※New

 竹中医院 竹中 裕昭
医療法人碧滄会 青地うえだクリニック 上田 夏貴

忙しい日常診療を抱える医師が無理なく家族と関わる際、多職種連携、特に家族看護との連携は欠かせません。今回、研究で導き出してきた歴代の家族アプローチモデルを提示すると共に、医師は家族看護と連携を行う際にどのような役割を果たしたらよいのか、日本家族看護学会の交流集会などから得られた知見をみなさまに提示し、医師と看護師が有機的に連携できる方法についてブラッシュアップできればと思っております。
教育セッションコード:1,6,7


06. 三重大総診プレゼンツ!消化器健診にまつわるエトセトラ

三重大学医学部附属病院総合診療部 山本 憲彦
みたき総合病院 森 洋平
市立伊勢総合病院 谷崎 隆太郎
市立伊勢総合病院 中山 堯之

皆さん、健診で、「この肝機能の数値、経過をみていいのか、紹介すべきか」「肝臓に腫瘤が見つかった!! さあどうする?」「膵臓、肝臓に嚢胞発見!! さあどうする?」 など、健診の結果をみて、悩まれることはないでしょうか? 本セッションでは、皆様から事前に消化器健診(肝・胆・膵)に関わる疑問を集めさせて頂き、三重総診のスタッフが専門医の立場からこれに答えます!! 明日からの臨床に必ず役立つこと間違いなし!! 是非、お気軽に質問頂ければと思います。
教育セッションコード:12,17


07. JAPEPプレゼンツ! 嚥下障害の代替栄養を深める

 市立奈良病院 森川 暢
練馬光が丘病院 医療技術部 栄養室 廣瀬 桂子
川西市立総合医療センター 看護部 福添 恵寿
たけお内科クリニック からだと心の診療所 大武 陽一
練馬光が丘病院総合救急診療科総合診療部門 松本 朋弘

我々は、日本プライマリ・ケア連合学会の公式の活動として、誤嚥性肺炎の多職種連携スキルアッププログラム Japan Aspiration pneumonia inter Professional team Educational Program (JAPEP)を運営しています。 今回は、代替栄養を深める!と銘打って、嚥下障害における代替栄養の役割について議論するワークショップを開催します。 医師だけでなく、JAPEPのメンバーの栄養士や看護師などのコメディカルとともに、栄養管理や代替栄養の選択、アドバンスケアプランニング、臨床倫理など、代替栄養にまつわる幅広い項目を深めていければと考えています。 グループワークを通して、代替栄養を深め、明日からの診療に繋げていきましょう。 よろしくお願いします。 *JAPEPは「2019年度GSK医学教育助成」による事業です。これは、医学関係学会/医会が独立して企画・運営する医学教育事業を助成する事業であり、本学会の正副理事長会議の承認を得て実施されています。
教育セッションコード:21,22,24

08. 鍼灸の体験学習

 口之津病院 寺澤 佳洋
明治国際医療大学 鍼灸学部 吉田 行宏
セイリン株式会社 西村 直也
(一社)北辰会 藤本 新風
森ノ宮医療大学 仲村 正子
北足立生協診療所 丸山 晃央
洛和会丸太町病院 笹松 信吾
(一社)北辰会 奥村一貫堂 奥村 裕一
タケモトクリニック 竹本 喜典
豊田土橋リウマチリウマチクリニック・とよた鍼灸サロンHAL 高杉 浩司
明治国際医療大学大学院 鍼灸学研究科 平岩 慎也
 とよた鍼灸サロンHAL 白井 裕一
医療福祉生協連家庭医療学開発センター 藤沼 康樹
 
JPCA2023でも話題になった『鍼灸』に関するセミナーです。診察や治療を学び、体験して頂きます。具体的には、東洋医学独特の脈診や腹診といった触診を経験したり、実際に使用されている鍼や灸を使用しての刺鍼体験・施灸体験など現地開催でしか行えない体験価値を通じて議論を深めていきます。また、鍼灸の理論や周辺情報、鍼灸師との連携の実際なども共有します。鍼灸初学者の方でも問題有りません。
教育セッションコード:6,36,49

09. 診療ガイドラインを見極め,使いこなす

 社会福祉法人聖母会 聖母病院 総合診療科 南郷 栄秀
アップル薬局小岩店 小見川 香代子
(有)不知火メディクス くぬぎ薬局 坂井 博則

各分野で次々と診療ガイドラインが作られています。GRADE approachと呼ばれる世界標準のシステマティックレビュー・診療ガイドライン作成方法が開発されて久しいですが、現在国内の診療ガイドラインは移行期にあり、新旧の作成方法が混在しています。そのため、さまざまな様式の推奨が提示されており、診療現場では混乱の一因となっています。
本ワークショップでは、信頼できる診療ガイドラインの作成方法について概説し、その使い方について演習します。
教育セッションコード:4,20,39

10. 実態調査の結果を踏まえたMultimorbidity高齢者の診療体系に関わるロードマップ作成

 コープおおさか病院 長 哲太郎
東京医科歯科大学 総合診療医学総合診療科 木村 琢磨
兵庫医科大学医学部 総合診療内科 新村 健
高山市役所市民保健部兼高山市国保高根診療所 川尻 宏昭
明石医療センター 石丸 直人

高齢者医療委員会の木村、新村は、JPCAと日本老年医学会の協力のもと、Multimorbidity高齢者の診療(Multi診療)に関するアンケート調査を行った。対象は、老年科専門医1650人と、JPCAの家庭医療専門医あるいはプライマリ・ケア認定医から無作為抽出した1650人で、回収率は25.3%だった。結果から、老年科専門医と総合診療医にはMulti診療において多くの共通点を有するが、いくつか相違点があることが明らかになった。これらを踏まえて、より質の高いMulti診療体制作りのロードマップを実地医家の先生方と議論したい。
教育セッションコード:4,24


11. 身体診察のエッセンス:高齢者編

 市立福知山市民病院 総合内科 川島 篤志
市立福知山市民病院 稲葉 哲士
京都府立医科大学附属病院救急医療学教室 奥村 尚稔
若狭高浜病院 安原 大生

誰にでもできる「身体所見の小テスト」レクチャーシリーズ。今回は、比較的長時間ある秋期セミナーなので、皆さんの苦手意識の強い(?)聴診の時間も含めて、高齢者身体診察編を福知山メンバーからプレゼンしたいと思います! 取るべき所見からDecision Makingが変わる、その後の話が弾む機会になるなど、明日からの診療に活かせるものが満載!高齢者に関わる身体診察の文化が醸成されることが最終目的ですので、リピーターの方も大歓迎!
教育セッションコード:15,17,24

12. もっと患者中心のポリファーマシー対策へ:これまでの10年、これからの10年

 聖マリアンナ医科大学 総合診療内科 川崎市立多摩病院 総合診療内科  家 研也
御代の台薬局品川二葉店 押切 康子
みどり薬局 坂口 眞弓
医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック 北 和也
聖路加国際大学大学院看護学研究科 青木 裕見
合同会社みのり ケアプランセンターここなら 西川 章代

ポリファーマシーに対する医療界での啓蒙はこの10年で大幅に進みました。一 方、現場での介入から患者アウトカム改善まで達成することは難しく、頭打ち 感を感じることはないでしょうか。本WSでは、既存の介入枠組みで置き去り になることがある「価値観に基づいた共同意思決定」に現状打開のヒントを求め、日常診療で患者中心のポリファーマシー対策を促進する介入方法を議論し ていきます。テーマに関心のある多職種の皆様の参加をお待ちしています。共に次世代のポリファーマシー対策を進めて行きましょう!
教育セッションコード:2,4,24

13. 実践! ひとりから始めるLGBTQsフレンドリーな医療機関ver2

 鳥取大学医学部 社会医学講座 環境予防医学分野  金 弘子
愛媛県立新居浜病院 麻生 佳織
ゼラス法律事務所 宇野 裕明
全日本民医連事務局 杉山 基樹
NPO法人カラフルチェンジラボ 青井 千賀子
NPO法人 カラフルチェンジラボ 松井 玲子
順天堂大学医学部附属浦安病院看護師 中山 真央
亀田ファミリークリニック館山 栗原 史帆
みちのく総合診療医学センター/松島海岸診療所 菅野 耀介
宮城厚生協会泉病院/みちのく総合診療医学センター  室谷 智子

LGBTQsフレンドリーな医療機関づくりのための知識と実践についてワークショップ形式で行います。まるクル*が独自に作成した「実装支援ツール」を元に、性自認や性的指向に関わらず安心して受診でき、だれもが安心して過ごせる医療機関のあり方について共に学ぶ時間を提供します。現場でひとりから取り組める医療現場での実践についてディスカッションします。
*まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクトの呼称。
教育セッションコード:3,32,47

14. ステップバイステップで導入する完全電子化のためのワークショップ

 まつむらファミリークリニック 松村 伸

HPKIカードを入手して電子処方箋の対応をしていますか?そもそも、HPKIカードって何?という先生もこのワークショップをとることで仕組みなどを学ことができると思います。当院では新型コロナウイルスが流行する前の2020年からHPKIカードを取得して院内完全電子化を目指しておりました。その経験を活かし、訪問看護指示書や居宅療養管理指導書などを電子化して運用する方法をステップバイステップでご自身のクリニックなどに導入してみませんか?
教育セッションコード:47,48,49


101.これまで・これからの感染症~プライマリケア医の立場から

マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子

この3年間、新型コロナのパンデミックを機に、世間では感染症への関心が一気に高まりました。しかし、これまで長い間、私達は感染症と深く関わりを持ってきました。感染症は周囲への影響があるため、感染症という病気以外の側面をもち、プライマリ・ケア領域においても重要な疾患といえます。今回、プライマリ・ケア医療者の立場から見た感染症についてお話させていただきます。

102.田坂賞受賞講演「1/100から10/100へ ごちゃまぜとむちゃぶり」

宮崎大学 吉村 学

今回田坂賞を受賞できたことを大変光栄に思います。我が国のプライマリ・ケアの発展に少しでもお役に立てるようにこれからも精進して参ります。この講演では私がこの道を選んだ経緯や沢山の方々の出会いによって育てていただいたのでその様子を紹介します。地域医療の実践やその中で医療者教育に目覚め、いろいろな実習(置 き去り・お泊まり・ごちゃまぜ・むちゃぶり等)を試行錯誤しながら、共に学んできました。総合診療医として、教員として、地域に関わる活動は本当に楽しいです。発表の内容が皆様の今後の活動に何らかのお役に立てれば幸いです。


9月24日(日)-現地- 


15.腹膜透析を「知る」から「触れる」へ【医師限定】

医療法人社団家族の森 多摩ファミリークリニック  高木 暢
大阪大学医学部附属病院 中央クオリティマネジメント部・腎臓内科 北村 温美
聖マリアンナ医科大学 腎臓・高血圧内科 櫻田 勉
大阪大学医学部附属病院 看護部 松本 稔子
聖マリアンナ医科大学病院 看護部 東山 恵

これまでの学術大会では腹膜透析医学会とのジョイントプログラムとして、腹膜透析が在宅医療に親和性が高い分野であり、プライマリ・ケア医や家庭医が腹膜透析を身近に感じることができるようなセッションを開催してきた。次のステップとして、腹膜透析の知識や興味をもったプライマリ・ケア医や家庭医が、コアレクチャーを受け、腹膜透析の機材に触れることができる体験型のセッションを開催し、腹膜透析の診療に一歩踏み出す機会となることを目指したい。
教育セッションコード:2,25,26

16.プライマリ・ケアの未来を切り拓く~マネジメント教育の鍵となる議論~

福岡みなと在宅医療クリニック  廣橋 航
グロービス経営大学院 田久保 善彦
藤田医科大学 大杉 泰弘
飯塚病院連携医療・緩和ケア科 柏木 秀行
藤田医科大学 橋川 有里
藤田医科大学 / 岡崎医療センター 総合診療科 豊岡 達志

プライマリ・ケアを担う医療者に対して、社会から求められる役割は幅広い。臨床家としてはもちろん、教育者として、研究者としての役割は長く議論されてきた。一方、プライマリ・ケアの幅広い役割を考えると、それですら十分とは言えない。それぞれの地域に必要なプライマリ・ケアを実現していく上では、マネジメントの観点が重要となる。我々はそのような課題認識のもと、2022年度より経営大学院でマネジメントを学んだ医師と、経営大学院教員とともに若手医師を対象としたマネジメントプログラムを開発し、オンラインでのプログラム運営を行った。本セッションでは現在若手医師向けに行っているが、秋季生涯教育セミナーでは参加の声を多数寄せられたベテラン医師にも対象を広げお送りする。プログラム講師と学習者、そして今回は実際に参加者とともに、他業界で学ばれているマネジメント教育をプライマリ・ケア従事者が学ぶことの意義や課題についてグループワークを行いながら議論する。
教育セッションコード:43,44,48

17.今日から始めるポートフォリオ指導 基礎から実践まで【医師限定】

出雲家庭医療学センター大曲診療所 藤原 和成
唐津市高島診療所 秋山 瞳
つむぎファミリークリニック 森永 太輔
更別村国民健康保険診療所 山田 康介
医療法人社団 淀さんせん会 金井病院 和田 幹生

専門研修に欠かせないのがポートフォリオ作成です。ポートフォリオ作成支援が苦手、どうしたらよいか分からないという指導医の先生向けに、タネを見つけるために専攻医へヒントを出すところから提出用の仕上げまで、グループディスカッションしながら学びます。ポートフォリオ指導のプロセスを知って、明日から指導に臨みましょう。(指導医養成講習会受講単位付き)
教育セッションコード:44

18.これからのプライマリ・ケア臨床での日常的な感染対策

医療法人メファ仁愛会 マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子
社会福祉法人聖母会 聖母病院 総合診療科 南郷 栄秀
コネクト合同会社 山口 征啓
希惺会 ながたクリニック 永田 理希

「プライマリケアの発熱/風邪診療 ~気道感染症~の診かた」
新型コロナウイルス感染症は5類に移行し、withコロナになりましたが、今後、プライマリ・ケアの現場での感染症診療は、ますます重要になってきます。このセッションでは、新型コロナを含めた日常診療での気道感染症診療と感染対策、それに関連して、今問題になっている薬剤耐性(AMR)対策について等、具体的なケーススタディを通じて臨床における対応方法を共有します。
                             教育セッションコード:12,15,46

19.行政との付き合い方のコツを学ぼう

県北西部地域医療センター国保白鳥病院 廣瀬 英生
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 後藤 忠雄
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 伊左次 悟
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 藤川 耕
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 松久 雄紀
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 大西 権亮

プライマリケアを実践していく上で、市町村、医師会などの機関と連携することが大切であるが、しばしば良い関係性を築くのに苦労することがある。今回は①行政と協働して健康づくりをしよう②行政と協働し、地域の医療構造を考えよう③行政の付き合い方のツボの3つの項目を軸に参加者とワークショップを交え、行政との壁をピックアップしその解決方法を探っていく。
教育セッションコード:5,48


20. HIV診療の疑問、なんでも答えます。

国立病院機構東埼玉病院 塚田 訓久
南奈良総合医療センター 感染症内科 宇野 健司
市立伊勢総合病院 内科・総合診療科 谷崎 隆太郎
大阪大学医学部附属病院 感染制御部 松尾 裕央

抗HIV療法の進歩によりHIV陽性者の生命予後は劇的に改善していますが、日本では新規報告例の約3割がAIDSを発症してから診断される状況(診断の遅れ)が続いています。生命予後の改善に伴い高齢化が進行しており、HIV陽性者が生活習慣病や悪性腫瘍など一般的な合併症の治療のために、新しい生命を迎えるために、あるいは長期療養や死の準備のためにHIVを専門としない医療機関の受診を希望する機会も増えてきましたが、日本ではその受け皿は十分に整っているとはいえません。世界標準の感染リスク低減策である曝露前予防内服(PrEP)は日本では未承認ですが、自分で薬剤を入手して内服しているハイリスク当事者は国内にも存在します。安全かつ効果的なPrEPのためには定期的なHIV検査と副作用モニタリングが必須ですが、その受け皿がありません。いずれもプライマリ・ケア医が本領を発揮できる分野です。
HIV感染症は適切なタイミングで検査を行えば誰にでも診断できますし、治療で安定した状態にあるHIV陽性者の合併症診療の原則はシンプル(「HIVを良好にコントロールしつつ」「HIV陰性の場合と同様の治療を行う」)です。心の準備がないまま突然出会うと頭が真っ白になってしまい、お互いにとって残念な思い出になってしまうかもしれませんが、一度認識しておけば、初めてでも多分落ち着いて対応できます。本WSでは、HIV感染症に関する基本的な講義に引き続き、様々な疑問(医学的な問題に限りません/答えがないものもあります)に対して、豊富なHIV診療経験を有する講師陣が参加者を交え議論します。
最近はプライマリ・ケア領域の医療従事者を対象とするHIV感染症をテーマとしたウェブ講演会も増えてきましたが、質問するのをためらっているうちに次の話題に移ってしまうなど、消化不良のまま終わってしまうことも多いかと思います。こんなことを聞いてもよいのかと迷ってしまう一見簡単な疑問が、案外本質を捉えていることもよくあります。議論に積極的に参加するかわりに、少し離れたところから覗くのも大歓迎。対面・クローズドな場でなければ話せないことまで踏み込むつもりです。どうぞ気楽にお申し込み下さい。お目にかかれるのを楽しみにしています。
教育セッションコード:4,10,32


21. 認定医のためのワールドカフェ

東京大学 医学系研究科医学教育国際研究センター 大西 弘高
やまもとよりそいクリニック 山本 安奈
滋賀家庭医療学センター 雨森 正記

プライマリ・ケア認定医をお持ちの先生方に今後はどのように専門性をブラッシュアップするか、またその価値をどう広めていくか考えるためのワールドカフェを開催します。
教育セッションコード:13,14,44


103. キャリアカフェmini

 川崎セツルメント診療所 西村 真紀
すず薬局 柴田 淑子
松村医院 松村 真司
岩倉駅前たはらクリニック 田原 正夫
みぞのくちファミリークリニック 髙木 博
医療法人孔和会 松本内科眼科 松本 朋樹

ダイバシティ推進委員会がお届けします。学術大会でおなじみのキャリアcaféの秋季セミナー版『キャリアcafé mini』 です。今回は選りすぐりの3つの企画をご用意。ランチタイムのひと時、お気軽にご参加ください。飲食可能です。
ダイバシティ推進委員会キャリアカフェmini

◆企画の紹介
開業医の部屋
―バンザイ!君にあえてよかった!―
ホスト
高木博(みぞのくちファミリークリニック)
松村真司(松村医院)
田原正夫(岩倉駅前たはらクリニック)

今年もやります!恒例開業医の部屋。
バリバリ濃厚開業医からうすーい興味の方まで、診療経営人事労務ウェルビーイングまで(ホントか)エビバデなんでも歓迎します!
今回、いつもの多摩川ホストに京都の田原正夫先生を加え、開業医の小部屋は中部屋にアップグレード予定です! ということで、みなさまふるっておいでください!

薬剤師の集い
シニア薬剤師 あつまれ! 若手(自称も含む)薬剤師 あつまれ!
ホスト
柴田淑子(すず薬局)

どんな時でも輝いている薬剤師でありたいから、自分磨きは欠かせない…
自分を磨くために、皆さんはどんなことをしてますか?
ベテランならではの視点、フレッシュならではの思いをぜひお聞かせください。
そしてお互いに磨き磨かれて、みんなでステキな薬剤師になりましょう!
大阪でお待ちしています。

出会いの場
ふらっと立ち寄ってもよし。待ち合わせでもよし。特にテーマはありません。どなたでもご自由に交流して素敵な出会いをお楽しみください。


22. 健診・行動変容面接技法 (産業保健)

アクトグレースサポート株式会社 田中 千恵美
神戸市看護大学 水川 真理子

Ⅰライフステージと保健指導(健康診断・健診の背景と全体像を理解する)Ⅱメタボリック シンドローム診断基準と保健指導 Ⅲ患者教育と行動変容技法(健康行動理論:健康信念モデル、ヘルスビリーフモデル)Ⅳ事例検討演習(特定保健指導:積極的支援)Ⅴ労働者の健康管理(定期健康診断の実施・就業判定)Ⅵ産業保健とプライマリ・ケア。
教育セッションコード:10,37


23. 漢方さわってみよう、つくってみよう!

みどり薬局 坂口 眞弓
ななしま薬局 七嶋 和孝
みどり薬局 栁 直樹

生薬や漢方薬は、保険診療やOTCでも良く使われています。 以前は民間薬ともいわれとても身近に感じていたものです。最近は煎薬よ りエキス剤が主流となっていますが、今回は生薬を使い、漢方を感じてもらいたいという目的で企画しました。実際に生薬を手に取り、においを感じ、味をたしかめて下さい。本WSではお正月に欠かせない「お屠蘇」作りを中心に、自宅で気軽に作れる薬膳料理もご紹介します。
教育セッションコード:12,20,21


24. 『洞察』を上手く活用して臨床推論力を高めよう!

大阪医科薬科大学病院総合診療科 礒田 翔
大阪医科薬科大学病院総合診療科 鈴木 富雄
大阪医科薬科大学病院総合診療科 三澤 美和
大阪医科薬科大学病院総合診療科 水谷 肇
大阪医科薬科大学病院医療総合研修センター 大村 祐希
大阪医科薬科大学病院医療総合研修センター 松村 竜也
大阪医科薬科大学病院医療総合研修センター 大森 麻由

問題が解けず行き詰まっていた状態から、突如として解をひらめき「ああ!そうか!」という感動を伴う問題解決を、認知心理学の分野では【洞察問題解決】と言う。近年、臨床推論の分野においても、この洞察が注目されはじめている。本セッションでは、洞察に関するショートレクチャーを行い、その後症例に基づいてグループディスカッションを行い、洞察を上手く機能させるためのコツについて深めていく。
教育セッションコード:11,16,17


25.日常診療に活かす!明日から使えるスポーツ医学

ファミリークリニックさっぽろ山鼻  松田 諭
安房地域医療センター 濱井 彩乃
シムラ病院 池尻 好聰
JCHO 九州病院 小林 知貴

スポーツ医学を明日からの診療に役立てませんか?スポーツ医学は、筋骨格系の問題はもちろん、筋骨格系以外の疾患や健康増進、疾病予防など幅広い領域を扱います。そのため、実際は幅広い診療能力が必要なジェネラリストに大変親和性が高い領域です。本企画は、日常診療に活かせるスポーツ医学として、明日から診察室ですぐに役立てられるような、日常診療の場で遭遇する頻度が高い疾患などについて実践的なワークショップを行います。興味のある方は是非参加してください。
教育セッションコード:12,24,31


26.もしもへき地診療所に一人赴任になったら

県北西部地域医療センター国保白鳥病院 廣瀬 英生
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 後藤 忠雄
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 伊左次 悟
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 藤川 耕
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 松久 雄紀
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 大西 権亮

ソロプラクティス特に今回は、へき地診療所に一人赴任した時に生ずる諸問題について解決方法を学んでいく。具体的には、学校保健、産業医、慢性疾患の管理、救急搬送のトリアージ、訪問診療および自宅でのターミナルケアである。各グループで、不安なことを挙げていただき代表的な問題に関して講師が解説をしていく。
教育セッションコード:5,10,26


27.こだわりの食事指導

まつむらファミリークリニック 松村 伸

栄養指導と一言で言ってもその人その人で目標によって異なる指導が必要になることはありませんか?DASH食や地中海食など検証されている食事だけではなく、体重を減らすダイエットのためにどのような外来指導を行なっていくのか、たんぱく質の摂取量や糖質の摂取量を具体的にどのように指導したら良いのかを日々の食品レベルにまで落として指導できるようになりませんか?有名な食事療法と実際に外来でどのように指導するかのワークショップです。
教育セッションコード:16,21,49


28.実践WS!コミュニティホスピタルからひろがるカイゼン活動!

藤田医科大学 連携地域医療学/豊田地域医療センター 近藤 敬太
同善病院 窪田 泰輔
藤田医科大学 総合診療プログラム/岡崎医療センター 総合診療科 豊岡 達志
特定医療法人新生病院 荒木 庸輔
美祢市立病院 木安 貴大
金城医院 金城 謙太郎
神戸総合診療・家庭医療専門医プログラム/川崎病院総合診療科 松島 和樹
頴田病院 本田 宜久
藤田医科大学 連携地域医療学/豊田地域医療センター 髙橋 史織
藤田医科大学 連携地域医療学/豊田地域医療センター 溝江 篤
豊田地域医療センター 坂井 友香

あなたは“カイゼン”という言葉を知っていますか?カイゼンはトヨタ自動車がどのようにムダをなくして生産効率を高めるか、試行錯誤する中でたどり着いた考え方で、製造業の現場だけでなく全国の病院でも取り入れ始められています。当日は2S5定といったカイゼンの基本的な考え方から、実際の医療材料などを用いてカイゼン活動を経験してもらいます。診療所、病院のムダをなくしたい、効率化に悩んでいる方は是非ご参加下さい!
教育セッションコード:44,47,48


9月23日(土)-WEB LIVE配信- 



29.プログラム責任者超サバイバル会議(プロ責超会議)

亀田ファミリークリニック館山 岩間 秀幸
出雲家庭医療学センター大曲診療所 藤原 和成
北海道立羽幌病院 佐々尾 航
福島県立医科大学医学部地域・家庭医療学講座 菅家 智史
南砺市民病院 大浦 誠
山口大学医学部附属病院 総合診療部 齊藤 裕之
愛媛生協病院家庭医療科 原 穂高
明石医療センター総合内科 石丸 直人
国民健康保険 平戸市民病院 中桶 了太

各ブロック支部のプログラム責任者の代表が集まるプログラム責任者協議会主催の、プロ責のための会議です。プログラム運営や専攻医指導、機構・学会それぞれに必要な書類等の対応やその実際など、聞いていいのかも分からず、なかなか聞けなかった本音の疑問を解消することを目標とします。今回は初回、基本編として、プログラム責任者が抱えるニーズの高い問題について、実際の運用などを紹介し、明日からプログラム運営に使えるノウハウを共有します。
教育セッションコード:48


30.チーム医療のイノベーション~オンラインチームコーチング体験セッション~

藤田医科大学医学部地域医療学 田口 智博
宮城厚生協会 坂総合病院 渡部 潔
株式会社日本チームコーチング協会 中野 達也
株式会社フォアサイト 北山 敬三
三浦学苑高等学校 神部 健
コーチTDC株式会社 平野 剛
株式会社日本チームコーチング協会 鴨井 啓
ジョイ・ファクトリー 下出 久子
 
一人一人がやりがいと当事者意識を持ち、チーム一丸となって、成果を上げ続けるチームとはどのようなチームですか?  チームは自然に形成されるものではありません。グループがチームになるプロセスを支援するメソッドがチームコーチングです。 6人のチームコーチが登壇し、チームコーチングのオンラインセッションを実際に体験します。チームコーチングのエッセンスを理解し、その価値やコツをつかむことを目的としています。
教育セッションコード:6,35,48


31.マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)をやってみよう!

南砺市民病院 大浦 誠
南砺市民病院 小川 太志
洛和会丸太町病院 伊藤 恭平
国立病院機構大阪医療センター 松本 謙太郎
杏林大学 今村 弥生
北陸大学 杉森 公一
いしかわ多職種連携教育プロジェクトあいまいぴー 關谷 暁子
永寿特別養護老人ホーム永寿診療所 堀切 康正
脳卒中と栄養ケア在宅支援Nurture 内橋 恵
一級建築士事務所nenlin 簾藤 麻木
青森大学 竹林 正樹
日本大学法学部 石田 瞳
フリーアナウンサー 小幡 未穂
薬剤師 加藤 麻衣
順天堂大学 加藤 有香
川西市立総合医療センター 福添 恵寿
学校法人中島学園熊本歯科技術専門学校 村本 奈穂
松沢病院 池本 正平
神戸大学医学部医学科 橋本 麻里奈
鹿児島大学医学部医学科 川合 菜加
富山大学医学部医学科 宮澤 正咲

日々の診療において多疾患併存(マルチモビディティ:以下マルモ)の患者は避けて通れません。 複数のプロブレムの中から優先順位をどうつけるのか。不確実な中で患者と意思決定をどのように行うのか。過不足のない介入になるために複数の医師や医療・介護福祉専門職との連携・協働をどのように行うのか。まさに総合力を試されます。 本講演では医学書院の週刊医学界新聞で「ケースで学ぶマルチモビディティ」で連載している筆者の病院で総合力を身につけるために実施している「マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)」を実演しながら,マルモのみかたについて学んでいただきます。 マルモ診療を知りたい専攻医や医学生,マルモについて勉強してみたい多職種,マルモカンファレンスを導入したい指導医の皆様も是非ご参加ください(どのような職種でも楽しめます)
教育セッションコード:4,9,10


32.ChatGPTとプライマリケア

日本赤十字社医療センター/アイリス株式会社 沖山 翔
藤田医科大学 総合診療プログラム責任者・豊田地域医療センター 副院長/総合診療科部長 大杉 泰弘
豊田地域医療センター 溝江 篤
藤田医科大学 総合診療プログラム 中込 雅人

昨今話題のChat GPTを始めとする、人工知能の大規模言語モデル(LLM)技術について、 医師目線、患者目線、開発者目線での活用方法を議論します。
教育セッションコード:2,44,49


33.移行ケア

信州大学 中込 さと子
東京都立小児総合医療センター 北村 由起子
むさしの丘ファミリークリニック 矢尾 知恵子

今年4月に出版された書籍「プライマリ・ケア看護学  小児期から成人期への移行支援(南山堂)」の内容を基に、小児期発症の慢性疾患を持つ患者の成人移行期ケアの基本を学び、送り出す病院などの医療機関と受け入れる側となるプライマリ・ケア医やクリニックの看護師との連携の在り方を参加者でグループワークを行い、実際に必要な支援を考える。
教育セッションコード:1,6


34.ケースレポートを書こう! -accept されるために必要なこと- 2023実践編

兵庫県立丹波医療センター地域医療教育センター/神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門 見坂 恒明
兵庫県立はりま姫路総合医療センター総合内科 八幡 晋輔
自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 小佐見 光樹
公立宍粟総合病院内科 水谷 直也
兵庫医科大学ささやま医療センター総合診療科 鈴木 智大
兵庫庫県立丹波医療センター内科 藤原 稜
公立浜坂病院総合診療科 田口 真理子

臨床研究に比し軽視されがちですが、医学研究においてケースレポートが果たす役割は大きく、臨床医学を切り拓いてきたのはケースレポートです。しかし、臨床研究に比し、ケースレポートはacceptされるのが難しく、paper writingの腕の見せ所で、書き方の原則を知る必要があります。疾患頻度が「稀」なだけでは、論文化できません。企画者らのグループは、Pubmed収載誌に多くのケースレポートを掲載していますが、実際のレポートをもとに、どのようにレポートの構成を考えて、acceptされたのかを提示します。また、事前参加予定者からケースレポートを検討している症例を募り、論文化の可否や、acceptされるためにはどのような方向性にすればよいかを実際に指導、例示します。過去参加者からも多数実際に論文化されております。
教育セッションコード:39,44,45


35.低価値医療とChoosing Wisely Japan – 持続可能な医療と社会のために

東光会七条診療所 小泉 俊三
群星沖縄臨床研修センター 徳田 安春
京都薬科大学(非常勤) 北澤 京子
東京大学医学部附属病院精神神経科 古川 由己

Choosing Wisely Japan は、患者にとって益があり害が少ない医療を患者自身が”賢明”に選択できるように医療職と患者/市民との対話を促進することを目指してきた。近年、医療にとどまらず人類社会そのものの持続可能性が問われる中で、費やす医療資源に比して患者にとって益が少ない低価値医療が大きな課題となっている。ここでは Choosing Wisely Japanの新たなチャレンジとともに関連する幾つかの調査研究活動を紹介する。
教育セッションコード:39,41,46


36.実践!SDH診療

京都大学 長谷田 真帆
多摩ファミリークリニック 飯塚 玄明
出雲家庭医療学センター 大曲診療所 藤原 和成
大阪医科薬科大学 医学研究支援センター医療統計室 西岡 大輔
愛媛生協病院 家庭医療科 水本 潤希
京都大学大学院医学研究科 社会疫学分野 櫻井 広子
王子生協病院 佐野 康太

健康の社会的決定要因(Social Determinants of Health: SDH)の理解とその対応は、プライマリ・ケアの重要なコンピテンシーの一つである。本セミナー前半では事前配布資料に基づき、SDHの考え方とアプローチ技法を概説する。後半は貧困、ホームレス、国籍、ジェンダー、障がい、へき地などの社会的要因が個人の健康に影響したと考えられる事例から、医療者にどのような実践ができるかをグループで議論し共有する。
教育セッションコード:3,9




37.多様性推進に備えて女性のリーダーシップ、スポンサーシップについて考える

昭和大学医学部 医学教育学講座 後藤 理英子
紫野協立診療所 小﨑 真規子
東急病院心療内科 森屋 淳子
川崎セツルメント診療所 西村 真紀
大津ファミリークリニック 中山 明子
CFMD家庭医療学レジデンシー・東京/久地診療所 芦野 朱
 
リーダーシップとは、スポンサーシップとは、女性がリーダーになっていくためにはどんなことが必要かについて講演を行う。引き続き今の自分の立ち位置はどこか、リーダーになるのを邪魔しているのは何か、それぞれ自分にできることをワークショップで話し合う。
教育セッションコード:33,42,43


38.熱中症・豪雨災害が増えている今こそ取り組みたい、診療所・病院・薬局での持続可能な気候変動対策

岡山協立病院 総合診療科 横田 啓
丸山薬局 大石 和美
マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子
福島県立医科大学 喜多方市地域・家庭医療センター 豊田 喜弘
池上整形外科 太田 知明
医療生協こうせい駅前診療所 佐々木 隆史

診療所、病院、薬局で明日から取り組める気候変動対策をQ&A形式で紹介する。気候変動は熱中症や感染症、心血管疾患などを助長する。また、医療自体も温室効果ガスを排出し気候変動を招いている。このように、地球と人間の健康が相互依存的だと理解し、医療者個人や医療機関で気候変動対策に取り組むことは重要である。気候変動と健康の関係を知った上で、臨床現場に則したアクションを学び、早速取り組めるよう支援していく。
教育セッションコード:12,46,47


39.家族志向のケア:日常診療に必ず役立つ、家族アセスメントと家族面談の基本

三重大学医学部附属病院総合診療部、名張地域医療学講座 若林 英樹
亀田ファミリークリニック館山 河田 祥吾
ひまわりクリニック 宮本 侑達
福井大学、福井村田製作所 新野 青那
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 坂田 昌嗣
杏林大学医学部精神神経科学教室 今村 弥生
医療福祉生協連家庭医療学開発センター/久地診療所 喜瀬 守人

プライマリ・ケアの日常診療において、さまざまな健康問題と家族が相互に影響しあっています。家族を視野に問題の成り立ち全体を理解することが、効果的な治療や予防に有用です。 本ワークショップでは、家族をみるための考え方とアセスメントのポイント(家族システム、家族ライフサイクル等)、また、家族面談において役立つコミュニケーションスキル(面談構成、共感等)について、事例シナリオを通じて学ぶことができます。
教育セッションコード:1


40.【産業保健に関する事例検討会】in 秋季セミナー  ~健康診断を受けるまでの困難事例でプライマリ・ケア医ができること~

安藤労働衛生コンサルタント事務所 安藤 明美
医療法人社団富田医院 富田 さつき
アクトグレースサポート株式会社 田中 千恵美
社会医療法人清風會 日本原病院 石田 智治
 
労働者は、労働安全衛生法により年に1度の健康診断を受診する義務がある。しかし、健診を受診しない労働者も比較的多く、健診を受けてもらうために産業保健職は苦慮している。今回は、労働者の心理的背景にも触れながら、健康診断を受けてもらうためにどのような工夫をしているのか、産業医からの事例提示に対して、プライマリ・ケア医としてどのような支援ができるのか、参加者を交えてディスカッション形式で検討していく。
教育セッションコード:2,12,37


41.研究のストーリーに触れて、自分だけのProgram of Researchを見つけよう!

横浜市立大学 金子 惇
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 臨床疫学研究部 青木 拓也
筑波大学医学医療系地域総合診療医学 小曽根 早知子
慶應義塾大学医学部 総合診療教育センター 安藤 崇之

研究を行い実際の診療や教育の現場に変化をもたらしたり、政策に反映されたりするためには一つの研究では十分でないことが多いです。自分なりの大きなテーマを持って、そこに繋がるための研究を段階的に行っていく作業が必要となります。本セッションではその様な継続的に取り組むテーマ“Program of Research”を持って研究を行っている家庭医の皆さんに、そのテーマにたどり着くまでや研究を行っていく中でのストーリーを自身の最新の研究とともに語って頂きます。
教育セッションコード:43,44,45

9月24日(日)-WEB LIVE配信- 



42.実際どうしてる?困った事例のワクチンプラクティス

医療法人メファ仁愛会 マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子
医療法人鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山・亀田幕張クリニック 菅長 麗依
医療法人社団虎の門会 西岡記念セントラルクリニック 西岡 洋右
Family Medical Practice Hanoi 千葉 大
一般財団法人 日本バプテスト連盟医療団 日本バプテスト病院 来住 知美
津生協病院 宮田 智仁
露木耳鼻咽喉科医院 日向佑樹
聖路加国際病院 西澤 俊紀

皆さん、日々のワクチンの診療で直面する困難事例への対応に自信がありますか? 当ワークショップでは、ワクチンに関するコミュニケーションや接種間違いへの対応について、具体的なケーススタディやグループワークを通じて、その対応方法を共有します。参加者の経験や知識を活かし、有意義なディスカッションと実践的な学びを通じて、困難な事例への対応力を向上させましょう。
教育セッションコード:12,19,46


43.小児科医と学ぶ乳幼児健診のポイント

いちのせファミリークリニック  一ノ瀬 英史
医療法人福耳会 出町柳こどもクリニック 安齋 祐子
鳥取大学医学部附属病院 脳神経小児科 中村 裕子

乳幼児健診が個別健診で行うところも増えている中、どのようなポイントで子どもの成長や発達を見極めるのかを学びます。これから健診を始める方、現在健診を担当しているが色々と疑問がある方、どんな方でも参加いただいて、疑問をぶつけてください。また、健診の場は子育て支援の場でもあります。より良い子育てをエンパワーメントすることも役割です。その点も一緒に確認していきましょう。
教育セッションコード:12,16,23


44.プライマリケア現場で支援するリプロダクティブヘルス&ライツ

淀川キリスト教病院 柴田 綾子
市立福知山市民病院 総合内科 川島 篤志
長崎大学 熱帯医学・グローバルヘルス研究科/ロンドン熱帯衛生大学院 空野 すみれ
なにわ生野病院 婦人科/大阪公立大学院医学研究科 総合医学教育学 森村 美奈

下記について、現場でよくある質問とその回答を交えながら クイズ形式でリプロダクティブヘルス&ライツについて学ぶ ・低用量ピル、緊急避妊ピルの処方について ・経口人工妊娠中絶薬と中絶後ケア


45.JPCXⅠ

名古屋大学医学部附属病院 近藤 猛(企画責任者)

■「フレイル、サルコペニア」 若林 秀隆(東京女子医科大学病院 リハビリテーション科)
■「周産期メンタルヘルス」 柴田 綾子(淀川キリスト教病院)

あなたの日常診療を拡張する、JPCA Education lecture Core Series(JPCX)です。このレクチャーシリー ズを聴講すれば、専攻医、指導医、実地医家とも日常診療に役立つ知識を習得できます、 必要に応じてガイドラインや最近のエビデンスに触れつつ、様々な場で総合診療医として働くための知識を提供します。
*本セッションは事前収録を配信いたします。
教育セッションコード:15,16,39

104.キャリアカフェ mini <オンライン>

川崎セツルメント診療所 西村 真紀
CFMD家庭医療学レジデンシー・東京/久地診療所 芦野 朱
明石医療センター総合内科 官澤 洋平
みかん薬局 牟田 吉寛
東京ほくと医療生活協同組合 鹿浜診療所 平山陽子
カトレア外来塾 河合由紀
カトレア外来塾 鈴木佳奈子
医療法人孔和会 松本内科眼科 松本 朋樹
鹿浜診療所 櫻井 奈緒子
帯広厚生病院 健康管理科 岩上 真理子

ダイバシティ推進委員会がお届けします。学術大会でおなじみのキャリアcaféの秋季セミナー版『キャリアcafé mini』オンライン です。今回は現地参加がなかなか難しいけど学びたい家庭医と家庭医を目指す医師の集まりを企画しました。
ダイバシティ推進委員会キャリアカフェmini

オンライン カトレア外来塾(全国版)
ブランクを経験した家庭医や家庭医を目指す医師の集まり
ホスト
平山陽子(東京ほくと医療生協 鹿浜診療所)
河合由紀(カトレア外来塾)
鈴木佳奈子(カトレア外来塾)
「カトレア外来塾」はブランクを経験した家庭医や家庭医を目指す医師の集まりです。
10年ほど前から始まり、東京の四谷で月1回集まって、近況を報告したり、勉強会を行なっていました。
今回、キャリアカフェの場をお借りして全国版「カトレア」をやってみることになりました。
家庭の事情でどこにも所属せず、後期研修を受けることもままならない(あるいは中断している)
でも、学び続けたい・・・ そんなみなさん、ぜひお集まりください。

出会いの場
ふらっと立ち寄ってもよし。待ち合わせでもよし。特にテーマはありません。どなたでもご自由に交流して素敵な出会いをお楽しみください。


46.多職種で実践!患者協働促進ツール(Japanese Patient Engagement Promotion Tool:J-PEPT)ー薬剤指導・リスト作成で医療の質・患者安全を高めるー

板橋中央総合病院 安本 有佑
十勝勤医協帯広病院 山口 章江
名古屋大学 栗原 健
筑波大学大学院 吉田 智美
奈義小学校 居安 綾子
国立がん研究センター 丹野 清美
医療過誤原告の会 井上 恵子
練馬光が丘病院 木村 泰
イナガミ薬局 内藤 聡
寿都そよかぜ薬局 田村 英俊
ファミリークリニックさっぽろ山鼻 深堀 泰弘
札幌渓仁会リハビリテーション病院 笹岡 佑樹
石山中央薬局 伊藤 優
都立広尾病院 小坂 鎮太郎
飯塚病院 柏木 秀行
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 臨床疫学研究部 青木 拓也

プライマリ・ケアでは、患者・家族の積極的な関与として「患者協働」を奨励し、医療の質や患者安全を向上することが重視されています。本WSでは「患者協働促進ツール(J-PEPT)」の4つの戦略のうち、「安全な薬剤リストを作成する」「Teach Back」について学習し、どのように多職種で患者協働を促し、どのように各医療現場に実装するかを議論します。プライマリ・ケアにおける患者協働について皆様と共に学びを深められればと思います。
教育セッションコード:2,20,47


47.高齢者診療で役立つ家族アセスメント・家族カウンセリングの技法

ひまわりクリニック 宮本 侑達
三重大学総合診療科/名張地域医療学講座 若林 英樹
聖路加国際病院心療内科 山田 宇以
君津中央病院大佐和分院 村山 愛

高齢者とその家族はライフサイクル上の大きな変化を迎えます。身体の衰えへの直面化と喪失、介護に伴う親子の家族役割や関係性の変化、同僚・友人中心から医療福祉支援者中心の社会システムの変化など。そこに否定的な感情や葛藤が複雑に絡み合うと診療は混迷化します。 本ワークショップでは、高齢者とその家族において役立つ家族アセスメントや家族カウンセリングの技法をレクチャー・グループワークを通して学んでいきます。
教育セッションコード:1,24,34


48.心電図ハンター・Next Answer

札幌東徳洲会病院 増井 伸高

心電図ハンターではプライマリ・ケア医に必要な心電図診療を解説、受講後は心電図検査の擬陽性・偽陰性を判断できるようになった。一方、心電図判断ができない場合は胸痛・失神患者の方針決定に苦慮することは多い。そこで本講義では心電図ハンターの知識を身に着けても、対応困難な症例のマネジメンを解説する。心電図ハンターのNext Answer を知ることで胸痛・失神患者へ自信をもって対応することができる。
教育セッションコード:15,16,27


49.JPCXⅡ

名古屋大学医学部附属病院 近藤 猛(企画責任者)

■「小児アレルギー 」 梶田 直樹(東京都立小児総合医療センター)
■「慢性咳嗽」 長野 広之(京都大学 大学院医学研究科)

あなたの日常診療を拡張する、JPCA Education lecture Core Series(JPCX)です。このレクチャーシリー ズを聴講すれば、専攻医、指導医、実地医家とも日常診療に役立つ知識を習得できます、 必要に応じてガイドラインや最近のエビデンスに触れつつ、様々な場で総合診療医として働くための知識を提供します。
*本セッションは事前収録を配信いたします。
教育セッションコード:15,16,39