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【地域で活躍する看護師紹介⑯】福島県郡山市 モミの木クリニック 髙田由香さん 編

プライマリ・ケア領域で活躍する看護師を知っていますか?
シリーズでお伝えする【地域で活躍する看護師紹介】。
今回は、福島県郡山市 にある「モミの木クリニック」髙田由香さんの活動を紹介します。

どのようなプライマリ・ケアの場で働いていますか?

福島県郡山市にあるモミの木クリニックで勤務しています。
当院は「関わるみんながいつも笑えるクリニック」をモットーとし、診察室からも笑い声が聞こえる明るい雰囲気が特徴です。

当院は、医科と歯科が同じ建物内に併設され、それぞれ外来診療と訪問診療をおこなっています。
医科は家庭医が2名、看護師が5名、事務員が4名、管理栄養士が1名所属しており、1日の平均外来患者数は100名です。
訪問診療では、おおよそ120名の患者さんを受け持っています。
外来診療では、内科、小児科、婦人科、皮膚科、外科と総合的な診療をおこなっており、様々な疾患や、幅広い年代の方が受診されます。
また、健診、予防接種、生活習慣病の生活指導、内視鏡検査などもおこなっています。
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    当院の外観
訪問診療での看護師の役割としては、医師の診察介助をはじめ、新規依頼の相談業務、医療衛生材料などの準備、訪問日時の調整、多職種との連携、カンファレンスやサービス担当者会議への参加などがあります。
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    訪問診療の車に載せているもの
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    ポータブルレントゲン
また、地域に根ざした医療機関として、地域活動を積極的におこなっています。
患者さんやそのご家族をクリニックに招待し、クリスマスコンサートを開いたりもしています。

その他にも、初期研修医の受け入れや小学生の職場体験会、多職種向けの勉強会を開催しています。
対外的には、市内の家庭医、看護師、社会福祉士、行政と連携して、在宅医療やACPの普及、研修会の企画・運営をおこなってきました。
この取り組みは、地元医師会にも認められ、現在では「在宅医療介護連携推進特別委員会」というワーキンググループに発展しています。
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    市民講座でのACP普及活動

プライマリ・ケア領域で働く魅力(やりがい)はなんですか?

私は、患者さんと話をすることを大切にしています。
「最近の調子はいかがですか?」「この前の話、その後はどうなりましたか?」など、挨拶をしながら会話をします。
医師が説明した内容が理解できていないようなご様子の患者さんには、診察後に声をかけて説明の補足をしたり、不安な気持ちをお聞きすることもあります。
何気ない会話が患者さんとの大事な時間であり、そこからその方の考えや困りごとなどを知る機会になっています。
そして、幅広い年代の方を対象とするプライマリ・ケアの現場では、生活背景や価値観、家族についてなども理解しようと努めています。
このように、診療の補助だけではなく、人をみる知ることに視点を向けることで、個々に合わせたかかわりや多種多様に看護がおこなえることがとても魅力的だと思います。
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    患者さんとの会話風景
多様性を認めた柔軟なかかわりによって、患者さんとの信頼関係が生まれると感じています。
時には、それが患者さんの治療への意欲にもつながります。
このような関係を築いていけるのも、かかりつけ医の看護師として普段の状態を理解し継続したかかわりができるからだと感じています。

さらに、外来通院していた患者さんが、病気の変化に伴い訪問診療に切り替わり、ご自宅で最期まで関わらせていただく場合もあります。
その方の人生の一部に寄り添うことができるのは、この仕事ならではのやりがいです。

その他、多職種連携のハブ役になり、在宅でのチーム医療がスムーズにおこなえるように働きかけられるところも、魅力のひとつと言えると思います。

看護職は、人間の誕生から最期の時まで関わることができる特別な職業だと思っています。
患者さんが健やかに過ごせるように継続して関わること、病気を患って不安な時に寄り添えること、その人が願う最期を叶えられるように支援することに、私はやりがいを感じています。

プライマリ・ケア領域で働く、働こうと考えている仲間へのメッセージ

私がプライマリ・ケア領域の看護に興味を持ったきっかけは、当院の院長から渡された論文「わが国のプライマリ・ケア機能を担う診療所にける看護師の担うべき役割と必要な能力」でした。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/38/2/38_102/_pdf
そこに記された診療所で働く看護師が担う多様な役割の中で、すでにおこなっている看護が多くあったため、この領域を深めたいと思いました。

この仕事は、何でも興味を持ってやってみよう!という気持ちをもっている方が向いていると思います。
プライマリ・ケア領域では学ぶ領域が広く、知識を更新する必要があるため、日々勉強をしなければなりません。
そのために、いろいろな方とつながり、意見交換や情報を得るなど、頑張っていきたいと思っています。

そして、このプライマリ・ケア看護の奥深さを、たくさんの方たちと学んでいけたらと思っています。
学会や研修で多くの仲間と会えることを楽しみにしています!

ぜひ、当院のHPとインスタもご覧ください!

編集後記

今回は、日本プライマリ・ケア連合学会認定プライマリ・ケア看護師の資格をお持ちの髙田さんに、プライマリ・ケア領域で働く看護の魅力を教えていただきました。

「ナースのお仕事」では、素敵な看護師の活動を引き続き紹介していきたいと思います。

あなたもぜひプライマリ・ケア領域の看護師の仲間になりませんか?
お待ちしています!

最終更新:2026年01月09日 13時25分

看護師部会 広報活動部門

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