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看護師対象 研修会・セミナー

【開催報告】看護学ワークショップ <2024年度選択領域編>臨床倫理~倫理的問題への関わり~

2025年3月23日(日)に「臨床倫理~なぜ臨床倫理を学ぶのか?臨床倫理を日常ケアに活かそう~」をテーマにした看護学ワークショップをオンラインで開催しました。
病院、診療所、訪問看護ステーションなどの看護師保健師13名が参加しました。

講義と演習(グループワーク)の内容


講師の森ノ宮医療大学・武ユカリさんより「倫理的課題に気づくこと」、「手がかりを見つけなすべきことを考えること」について講義があり、「倫理的解決に向けた方法」として、4分割法の活用方法を学びました。
そして、グループワークでは、難病の方の事例について、地域の多職種連携会議を想定した事例検討を行いました。

また、まどかクリニック・本村和久医師より、臨床倫理コンサルテーションの概論の講義があり、病院で実際にどのようなコンサルテーションの手続きがなされ、どのようなケースが相談されているかを学びました。
さらに、実際のコンサルテーションを想定した模擬事例で演習を行いました。
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    講義資料より

研修後のアンケートでは、
「自分の視点で判断していないか、関係者の意見を聞くということを丁寧にやれているか振り返りたいと思う」、
「地域の多職種連携会議を主催する側なので、本日学んだ4分割法を参考にしながら話し合いを進めていける」、
「まずは、現場のもやもやをクリアにできるよう、今回のワークショップのようにスタッフで話し合いの機会をつくっていきたい」など、
今回の学びを翌日から活かしていきたいという感想が多数ありました。
  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-1393-2.png

倫理委員会との協働

日本プライマリ・ケア連合学会の倫理委員会の臨床倫理部門では、メンバーがワークショップで講師やファシリテーターを担当して、皆さんが抱える日ごろの倫理的課題の解決に向けて、多職種で検討する手法を学び、実際を想定して検討会を行っています。
今後も、研修会を企画していきたいと思っています。

また、看護学ワークショップでは、プライマリ・ケア領域の看護に必要な知識や、実践で即活用できる演習を行っています。
看護師だけでなく、多職種も参加可能です。
興味のあるテーマからぜひご参加ください!

最終更新:2025年08月19日 17時42分

看護師部会 広報活動部門

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看護師部会 広報活動部門

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