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健康の社会的決定要因
【開催報告】委員会対面ミーティング+活動視察会@富山【SDH検討委員会】
2026年3月1日、SDH(健康の社会的決定要因)検討委員会が1年毎に開催している対面ミーティングを、富山県にて開催しました。当委員会の委員である学生・宮澤が、富山県内での学生主体の地域活動で日頃から関わっている方々や場所を、委員7名で訪問。リアルな地域の声を伺い、人々の健康や生活を支える社会的背景を肌で学ぶ貴重な機会となりました。
午前中は、富山市の日本語学校「富山国際学院」にて、1993年の開校当初から日本語教師として多くの外国人と関わり、現在は富山国際学院理事長でありNGO「ダイバーシティとやま」の代表でもある宮田氏とディスカッションを行いました。
富山で外国人労働者や留学生が増加するプロセスにおいて、外国人移住者とその支援現場が直面してきた課題を伺いました。特に富山県の特徴の一つとして、パキスタンから移住された方も多く、外国ルーツの子どもたちの学習支援や、ムスリム女性の医療機関受診をサポートするガイドブック作成などに力を入れてこられました。
移住してきた外国人住民が地域に受け入れられるまでには様々な壁があったこと、それでも「一人の住民」として地域活動に積極的に参加し、地道に関係性が築かれてきた歩みを知りました。長年現場でサポートを続けてこられたからこその視点から、これから本当に必要とされる取り組みについてお話を伺い、文化の違いや「相手を知らないこと」を理由に、私たちが無意識に見て見ぬふりをしていないか、深く考えさせられる機会となりました。
午前中は、富山市の日本語学校「富山国際学院」にて、1993年の開校当初から日本語教師として多くの外国人と関わり、現在は富山国際学院理事長でありNGO「ダイバーシティとやま」の代表でもある宮田氏とディスカッションを行いました。
富山で外国人労働者や留学生が増加するプロセスにおいて、外国人移住者とその支援現場が直面してきた課題を伺いました。特に富山県の特徴の一つとして、パキスタンから移住された方も多く、外国ルーツの子どもたちの学習支援や、ムスリム女性の医療機関受診をサポートするガイドブック作成などに力を入れてこられました。
移住してきた外国人住民が地域に受け入れられるまでには様々な壁があったこと、それでも「一人の住民」として地域活動に積極的に参加し、地道に関係性が築かれてきた歩みを知りました。長年現場でサポートを続けてこられたからこその視点から、これから本当に必要とされる取り組みについてお話を伺い、文化の違いや「相手を知らないこと」を理由に、私たちが無意識に見て見ぬふりをしていないか、深く考えさせられる機会となりました。
昼食は、通称“イミズスタン"と呼ばれる富山県射水市のパキスタン人コミュニティの方が作るスパイスカレーをいただきました。これは、能登半島地震の際、被災地への炊き出しにも届けられた心のこもったメニューです。
その後、モスクの近くのコンビニも見学。そこでは「買い物に困る(買えない)人が地域にいないように」と、店長さんが奮闘されてハラール商品がずらりと充実した商品棚が作られており、地域の包摂力に驚かされました。
午後は砺波市に移動し、宮澤が月1回、学生主催のカフェを行っている栴檀野(せんだんの)地区を視察しました。自治振興会の方からは、少子高齢化や人口流出が進む中山間地域に、学生や子育て世代が再び集うようになった経緯を伺いました。
閉園した幼稚園を活用し、地域住民の交流の場として生まれ変わった「せんだんのhill」は、学生主催のカフェをはじめ、地域行事、親子向けから高齢者向けまで、多様なイベントを通じて人々が自然と集う温かい拠点となっていました。
さらに、実際に栴檀野地区に移住し、古民家をDIYでゲストハウスと古道具屋に生まれ変わらせた元作業療法士の米山氏に施設を案内していただきました。
行政で医療に関わる仕事をされる中で、「本当の健康や幸せとは何なのか」という疑問を感じ、「誰もがこの地域に生まれてよかったと思える環境を作りたい」という想いを地域の方と一緒に形にしてきたそうです。高齢者の孤立に対して感じてこられた危機感を、単なる支援ではなく、リノベーションや場づくりを「手伝ってもらう」という場をつくることで、地域の人が自然と集まり、活力が広がるきっかけへと昇華させていらっしゃいました。
行政で医療に関わる仕事をされる中で、「本当の健康や幸せとは何なのか」という疑問を感じ、「誰もがこの地域に生まれてよかったと思える環境を作りたい」という想いを地域の方と一緒に形にしてきたそうです。高齢者の孤立に対して感じてこられた危機感を、単なる支援ではなく、リノベーションや場づくりを「手伝ってもらう」という場をつくることで、地域の人が自然と集まり、活力が広がるきっかけへと昇華させていらっしゃいました。
今回訪れた2つの地域に共通していたのは、情熱を持った「地域のキーパーソン」が、外国ルーツの住民や移住者、学生などをつなぎ、彼らがさらに新たな人を巻き込むことで、持続的な交流が生まれているという点でした。
その地域への愛着が、次のキーパーソンを育てる好循環を生み出し、結果として人々をつなぐ多様な取り組みにつながっているのではないでしょうか。異なる背景を持つ2ヶ所の視察を通じて、地域住民と外からの人の交流から生まれるSDHへのアプローチの重要性を深く学ぶ1日となりました。
(文責:宮澤正咲)
最終更新:2026年06月20日 21時26分
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