ホームスキルアップCurrent topics - プライマリ・ケア実践誌プライマリ・ケアにこそ漢方! 風邪に対する漢方薬の考え方,使い方④ —ほかにもまだある! 風邪の漢方— Vol.2 No.2

スキルアップ

Current topics - プライマリ・ケア実践誌

プライマリ・ケアにこそ漢方! 風邪に対する漢方薬の考え方,使い方④ —ほかにもまだある! 風邪の漢方— Vol.2 No.2

はじめに

 前回までに風邪をひいた際の闘病反応と発症からの時間の経過に応じた風邪に対する漢方薬の考え方、使い方を解説した。これまでに紹介した漢方薬を使いこなせるようになれば、単なる対症療法にとどまらない「積極的に治しにいく」姿勢で風邪の診療ができるようになり、高い治療効果も期待できる。風邪の漢方治療は、漢方の基本となる考え方であることから、ぜひとも会得してほしい。
今回は、今までに紹介できなかった漢方薬も含めて、風邪の漢方治療を実際のプライマリ・ケア外来へ活かす方法を紹介する。

風邪の漢方治療とプライマリ・ケア外来

 風邪の漢方治療では、「悪寒」、「発熱」、「冷え」といった生体の闘病反応に応じて漢方薬を選択する。

第一に「悪寒→冷え」タイプの「冷え」を見逃さないことが重要である。
「普段と比べて身体が冷えますか?」
「冷房にあたると嫌ですか?」
「冷たいものではなく、温かい飲み物がほしいですか?」
「きつくて横になりたいですか?」
などの問診が「はい」である、または、水様性鼻汁がある、青白い顔色をしている、四肢などを触診して他覚的な冷えがある場合などは「冷え」の存在が考えられる。
「冷え」が確認できない場合は、悪寒の有無と発症からの経過を考慮して漢方薬を選択する。

ここから先は
日本プライマリ・ケア連合学会の
会員記事です

ログインして続きを読む

入会のご案内

最終更新:2026年05月14日 11時36分

実践誌編集委員会

記事の投稿者

実践誌編集委員会

タイトルとURLをコピーする