【開催報告】第9回雑談会

日本プライマリ・ケア連合学会 看護師部会「認定者」支援部門では、２か月に1度「雑談会」を開催し、全国各地の病院・クリニック・訪問看護ステーション等で活動する学会認定プライマリ・ケア看護師間の交流を図っています。

今回の雑談会では、「学会認定プライマリ・ケア看護師資格取得後の心境の変化」および「みんなに伝えたい活動」をテーマに意見交換をおこないました。
1期生から7期生までの幅広い世代の12名が参加しました。

参加者の心境や活動の変化に共通していたのは 「つながり」 です。
「つながり」は、学会認定プライマ・ケア看護師としての活動の原動力となっていました。
交流会や学会への参加を通じて新たな仲間とつながる機会が生まれ、それぞれの活動意欲を高めていました。
特に、学会への参加は、他の認定者の講義や実践から刺激を受け、自らの活動をさらに発展させる契機となっていました。

また、資格取得を通じて内省が深まり、対象者を多角的に捉える視点が養われただけでなく、プライマリ・ケアへの理解が一層明確になり、日常の地域密着型診療との結びつきを実感するようになっていました。

さらに、学会発表や高齢者施設向けの研修企画、学童保育・児童への健康教育など、地域貢献活動への積極的な取り組みへと広がっていました。

今回の雑談会を通じて、1期生から7期生の学会認定プライマリ・ケア看護師の皆さんが「つながり」を認識し、内省やプライマリ・ケアへの理解の深化、さらには地域貢献への積極的な活動拡大といった変化を経験していることを改めて確認しました。

認定資格が個人の成長を促すだけでなく、地域医療全体を底上げする力になっています。
皆様の熱意ある取り組みと深い洞察に基づく日々の実践は、今後も地域医療を支える重要な力となるものと確信しています。

※12月20日（土）10時から、「2025年度 プライマリ・ケア看護師認定者の会 全体会議」を開催します。
　学会認定プライマリ・ケア看護師の皆さんの積極的なご参加を心よりお待ちしています！


看護師部会「認定者」の会支援部門
担当：黒田　三倉　山﨑（文責）