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プラネタリーヘルス
第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会のカーボンフットプリント計算について
プラネタリーヘルス委員会では、学術大会の環境負荷を可視化することを目的に、第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会におけるカーボンフットプリントの算定を行いました。
気候変動は健康に影響を及ぼす重要な要因として国際的に認識されています。一方で、医療分野も温室効果ガス排出の一部を占めており、日本では医療由来の排出量が国全体の約6.4%を占めると報告されています。しかし、学術大会の環境負荷については、世界的に見てもこれまで十分な検討が行われてきませんでした。
今回の算定では、ウェブ上の算定ツール Myclimate(https://co2.myclimate.org/en/event_calculators/new)を用いてCO₂排出量を推計しました。カーボンフットプリントの厳密な計算には多くのデータ収集が必要で、現状では実施が困難です。そのため、概算を算出できる複数のウェブツールを比較し、データ収集項目がシンプルで、かつ結果が現実的であった Myclimate を採用しました。
気候変動は健康に影響を及ぼす重要な要因として国際的に認識されています。一方で、医療分野も温室効果ガス排出の一部を占めており、日本では医療由来の排出量が国全体の約6.4%を占めると報告されています。しかし、学術大会の環境負荷については、世界的に見てもこれまで十分な検討が行われてきませんでした。
今回の算定では、ウェブ上の算定ツール Myclimate(https://co2.myclimate.org/en/event_calculators/new)を用いてCO₂排出量を推計しました。カーボンフットプリントの厳密な計算には多くのデータ収集が必要で、現状では実施が困難です。そのため、概算を算出できる複数のウェブツールを比較し、データ収集項目がシンプルで、かつ結果が現実的であった Myclimate を採用しました。
日本の医療系学術大会でのカーボンフットプリント計算は、今回が初の試みです。医療分野でも持続可能性が重要なテーマとなる中、学会活動の環境影響を可視化することは啓発的な意義も大きく、注目されています。先進的な取り組みとして、3月にフィリピン・イロイロで開催された WONCA APR でも高く評価されました。
今回の推計では、大会全体の排出量の約9割が「移動」に由来していました。これは全国規模で開催される多くのイベントに共通して見られる傾向です。全国各地での開催には大きな意義があり、排出されたCO₂の総量のみで持続可能性を評価することはできません。しかし、可能な限りエコフレンドリーな移動手段の選択、カーボンオフセットの提案、ハイブリッドコンテンツの充実など、取り得る選択肢は多く存在します。
2026年の京都大会では、より正確なカーボンフットプリント算定に向けて、参加登録フォームに移動に関する調査項目が追加されました。プラネタリーヘルス委員会では、今後、他学会との比較、複数大会でのデータ蓄積、多様な対応策の提案などを目指しています。
カーボンフットプリント(CFP)とは?
活動全体で排出された温室効果ガスをCO2量で示した指標。環境対策の課題や成果を評価するために測定される。
第17回 京都大会の環境ヘの取り組み
第17回 京都大会の環境ヘの取り組みについてはこちらも併せてご参照ください。
第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の環境への取り組み_もっとプライマリ・ケア
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1595
環境への取り組み_第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
https://jpca2026.jp/planetary-health/
(岩上 真理子)
第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の環境への取り組み_もっとプライマリ・ケア
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=1595
環境への取り組み_第17回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
https://jpca2026.jp/planetary-health/
(岩上 真理子)
最終更新:2026年04月22日 23時01分










