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【看護学生実習受入施設紹介④】浅井東診療所 北村恵子さん編

プライマリ・ケアの領域で 看護学生の実習を受け入れていることを知っていますか?
シリーズでお伝えする【看護学生実習受入施設紹介】。
今回は、滋賀県にある「浅井東診療所」で勤務している北村恵子さんに、看護学生をどのように受け入れているかを紹介していただきます。

Q 看護学生の実習の受け入れをどのように始められましたか?

当院では、医学生・研修医の実習や見学を年間70名ほど受け入れています。
勤務する看護師は、学生や研修医にも指導的立場で関わり、地域医療実習だからこそ学べる経験や、看護の視点なども対話の中で助言しています。

一方で、これまで看護学生の実習受け入れはしていませんでしたが、医学生から当院の実習の様子を聞き、興味を持った看護学生が、夏季休暇を利用して見学に来られることがありました。

そして、2022年に、所長とともに滋賀医科大学附属病院の医学生と看護学生に浅井東診療所の「役割と機能、魅力や楽しさ」についてお話をする機会がありました。
この機会を通じて、地域看護に興味を持つ看護学生が診療所看護師の活動を見学に来てくれるようになりました。
これまで医学生や研修医に指導してきた我々にとって、同じ看護師を目指す未来の仲間への指導は、とても感慨深く、貴重な経験です。

当院は、看護学生を受け入れるにあたっての確立した実習プログラムはまだありませんが、見学に来てくれた学生には、外来診療や訪問診療の看護師に同行し、医師との協働の様子や他職種との連携の実際、患者家族との関わりを体験してもらっています。
このような活動から、地域全体から捉える視点についても、実際に働く私たちを見て感じてもらっています。

看護学生に体験してもらうこと

見学に来られた看護学生には、朝の朝礼に参加した後、診療所のオリエンテーションを実施しています。
そして、外来診療と訪問診療に分かれ、それぞれ担当する看護師に同行してもらいます。
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    朝礼の様子
外来では、看護師と一緒に受診患者の予診や処置を見学してもらい、継続的に関わる患者と看護師との関係性に触れてもらいます。

月にたった1回の受診であっても、その1回で何を看て、感じ、何を聞き、考えるのか。
五感を最大限に働かせながら実践するコミュニケーションを伝えます。
対話の中で些細な変化を察知し、また変わりないと感じるのは、看護師同士の情報共有という対話のバトンパスをしているからであり、継続性から生まれる気付きです。
目の前のことだけにとらわれず、これまで得たその方の歴史や背景と現在を照らし合わせて、話を聞き、ケアを見出す。
これが看護の基本であり、その醍醐味を看護学生に伝えています。
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    外来の様子
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訪問では、医師と車に乗り患者宅へ向かいます。
車内で患者の情報を事前に共有するのですが、カルテを見ずにこれまでの経過や家族関係まで話す看護師の姿に、学生たちが驚かれます。

医療的ケア児や神経難病、慢性疾患や認知症の患者宅への訪問診療、そして緊急往診。
病院では見ることができない自宅の環境と、自宅だからこそ見られる患者家族の表情に触れてもらいます。

訪問看護師の実習とはまた違う、医師の視点と看護師の視点の両方から成る個別性を持った関わりを、患者・家族の生活環境全体の中で学べるという、地域医療を担う診療所ならではの経験となるように意識しています。
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    訪問の様子
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今後の実習受け入れについての展望

当院には、次のような3つの看護ビジョンがあります。

1.患者・家族の伴奏者である 
2.みる力3がある
3.プロとしての思いやりがある

※「みる3」は、ひとりの患者・家族を多角的にみる力を表しています。
自分の視点と他者の視点を重ねながら、より深く理解することを目指しています。

我々、浅井東診療所看護師は、患者・家族の人生に寄り添い、早期介入から多職種連携につなげ、やさしさの循環をもたらし、自他ともに自立と成長を促すことを心がけています。
このビジョンがあるからこそ、看護学生をはじめ、医学生や研修医が実習に来てくれても、それぞれの看護師が自分たちの看護を言語化し、指導することができます。

これからは看護学生の受け入れが増えることが予測されるので、自分たちの看護を更に磨き、学生の皆さんにやり甲斐を持ってイキイキ働く我々の姿をみてもらえるよう、これからも準備を進めていきたいです。

学生の実習に関するお問い合わせ窓口はこちらまで♪

最終更新:2026年06月04日 15時19分

看護師部会 広報活動部門

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