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【開催報告】看護学ワークショップ in 広島 <2023年度選択領域編>

2023年4月8~9日に、広島で プライマリ・ケア看護学 選択領域編 のワークショップを開催しました。
今回は3つのテーマについて講義と演習で学びを深めました。

参加者からは「こういうこともあるな〜と今回のワークショップでたくさんの気づきがあり、職場で実践してみよう!さらに学んでみたい!という気持ちが湧きました」との声が寄せられました。

エンドオブライフケア

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    写真:ワークショップの様子
Chiyomi Kubota Care研究所の久保田千代美さんの講義では、苦しみに気づくための援助的コミュニケーションについて学びました。

事例検討では、人生の終末期を迎える方に、残された時間をいかに過ごすかについて、これまでその方が大事にしてこられたご近所や地元の地域にお住まいの方などとの関わりも含めて考えました。
医療職者は、検査データや病態を中心にエビデンスに基づいたケアを実践するようにしています。
しかし、終末を迎える方にとって、医療職者のかかわりだけでなく、家族や友人、地域の人々のかかわりが、時には重要になるということを認識する機会となりました。

今後の看護の質の向上にとても役立つ内容でした。

健診・ヘルスプロモーション

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    画像:ワークショップの様子
アクトグレースサポート株式会社の田中千恵美さんより、産業保健の観点からライフサイクルと労働者の健康管理、行動変容理論に基づく患者教育の概論を学びました。

グループ演習では、保健指導が必要な事例について、健康的な生活に行動を変えることに関心があるか、準備ができているかを確認し、その方の準備段階に応じた指導のポイントやアプローチを検討しました。
その後、ロールプレイで実演も行い、行動を起こすきっかけとなるかかわり方の学びを深めました。

今回学んだ対象者の生活や働き方を理解する技術について、日頃の健康指導に役立てたいと思います。

災害看護

広島大学大学院の加古まゆみ先生より、災害看護の観点から、将来の災害や緊急事態に平常時から備えるためのBCP(事業継続計画)の作成について学びました。

参加された方々の中には、既にBCP等の作成に取り掛かっている方もあり、グループワークでは情報共有も含めて活発な意見が飛び交いました。

講義では、緊急時に参集したスタッフが効果的・効率的に対応を行うための「行動指標カード」であるアクションカードについの丁寧な説明があり、実際にアクションカードをグループで作成してみました。
作成をする過程で、日常から災害時の対応を意識することが重要であることが理解できました。
また、災害準備には、施設管理者からのトップダウンでの方針の決定や指示号令と、スタッフから意見や提案を行うボトムアップのバランスも重要であるという意見もでました。

アクションカードの作成も含めて、災害対応に向け職場での活動にすぐに生かしたいと思います!


教育研修運営部門委員
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    画像:ワークショップの様子

最終更新:2023年04月18日 18時16分

看護師部会 広報活動支援部門

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看護師部会 広報活動支援部門

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