プログラム 

※現地開催プログラムは収録しないため、事後オンデマンド配信はございません。
※一部省略タイトルで記載している場合がございます。ご了承くださいませ。
※プログラム一覧(PDF)はこちら
 9月15日(日) 現地開催
11:00~
11:30
受付
11:30~
14:00
01
総合診療専攻医のための評価表を用いたビデオレビュー
02
プライマリケアにおける「不安」への対応
03
あつまれ!コミュニティホスピタル

 

04
がん検診
05
在宅で行うがん緩和ケアのコツ
06
自己表現のヒントを「形」にしませんか?
07
プライマリ・ケア整形外来OSCE Basic
08
行政との付き合い方
09
乳幼児健診をやってみよう!
14:00~
14:30
休憩
14:30~
15:30
101
講演Ⅰ
102
講演Ⅱ
 
15:30~
16:00
休憩
16:00~
18:30
10
ポリファーマシー事例検討
11

多疾患併存のポートフォリオ
12
プログラム責任者長サバイバル会議
13
明日から使えるスポーツ医学
14
医療現場で『鍼灸』の体験学習
15
公平ではない裁判所の現実
16
あなたの地域の地域医療、これからどうする?
17
実践できる夫婦関係へのアプローチ
18
今さら聞けないLGBTQ+
 9月16日(月・祝) 現地開催
09:00~
09:30
受付
09:30~
12:00
19
看取り期のコミュニケーション
20
認定医カフェ

21
ポートフォリオ道場~薬剤師版~
22
専門研修でメンタリングをしよう

※医師のみ
23
三重総診プレゼンツ!消化器健診にまつわるエトセトラ

※医師のみ
24
地域の介護困難事例を多職種で取り組もう
25
専門医がゼロから起業し成功するまで
26
実践!ひとりから始めるLGBTQs
27
マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力
12:00~
13:00
103
キャリアカフェmini
休憩
13:00~
15:30
28
家族療法を日常臨床に活かそう
29
プライマリ・ケア領域のChoosing Wisely
30
漢方薬の構成生薬を見てみよう!
31
実践!ウィメンズヘルスケアブートキャンプ
32
若手病院総合医チームプレゼンツ!病診″外来″連携について考えよう
33
帰ってきたインスリン治療のABC!
34
腹膜透析2024 「知る」そして「触れる」
35
プライマリ・ケアにおけるHIV・性感染症診療の疑問
36
ケースレポートを書こう!

※WEB LIVE配信は事後オンデマンド配信いたします。
※WEB LIVE配信は選択されたWSのみご参加可能です。
※「事後オンデマンド配信のみ」参加の方は、WEB LIVE配信は参加できません。
※一部省略タイトルで記載している場合がございます。ご了承くださいませ。
 9月15日(日)WEB LIVE配信
9:30~
11:30
37
The わーるどかふぇ「私の患者協働」

※事後配信なし
38
多職種で地域医療の防災・減災・復興について考える

※事後配信なし
39
チーム力を向上する組織能力開発手法
40
理想のクリニックをつくろう – シム・家庭医2024 –
11:30~
12:00
休憩
12:00~
14:00
41
エビデンスに基づいたワクチン接種の為に
42
アカデミックGPとアカデミックNsというキャリアパス
43
新しい健康概念 プラネタリーヘルスを学ぼう
44
どんなキャリアにしたい?
45
EBMポートフォリオ作成のコツ
14:00~
14:30
休憩
14:30~
15:30
101
講演Ⅰ
102
講演Ⅱ
 
15:30~
16:00
休憩
16:00~
18:00
46
使用したい抗菌薬が使えない時の次の一手!
47
痛みが視える「ぺぺぺペインカード」
48
JPCXⅠ
49
公平ではない裁判所の現実
50
明日から使えるスポーツ医学
 9月16日 (月・祝)WEB LIVE配信
10:00~
12:00
51
専門性の高い病院外来とプライマリ・ケアの連携を深める~

※事後配信なし
52
取り残されがちな人々に関わる医療者の基本的態度

※事後配信なし
53
生成AIを活用した生涯学習の取り組み方
54
マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力
12:00~
13:00
104
キャリアカフェmini
休憩
13:00~
15:00
55
多様性推進に備えて少数派のリーダー
56
今日から実践!自律訓練法を診療・セルフケアに活かす!
57
JPCXⅡ
 

9月15日(日)-現地- 

01.総合診療専攻医のための評価表を用いた ビデオレビューWS

名古屋市立大学医学研究科地域医療学寄附講座 後藤 道子
富山大学学術研究部医学系医学教育学講座 近藤 諭
東京大学医学系研究科医学教育国際研究センター医学教育国際協力学 大西 弘高
三重大学医学部亀山地域医療学講座 若林 英樹
名古屋市立大学大学院医学研究科 総合診療医学・総合内科学 宮崎 景
市立伊勢総合病院 山中 章司
三重大学大学院医学系研究科 高嶋 陽子

総合診療・家庭医療を目指す専攻医教育の為のビデオレビューのWSです。 専攻医教育、あるいは、ビデオレビューに興味をお持ちの指導医、専攻医、その他の方にご参加いただきたいと思っています。科研費を得て開発した「専攻医のビデオレビューのための評価表」を用います。実際に指導場面に近いやり方を再現し、評価表を用いた評価とフィードバックを経験していただきます。研究も兼ねておりますのでご協力をお願いします。

教育セッションコード:35,41,44

02.<不安症のエキスパートに学ぶ>プライマリケアにおける「不安」への対応

聖マリアンナ医科大学・川崎市立多摩病院 家 研也
杏林大学医学部精神神経科学教室 今村 弥生
医療法人悠仁会 稲田クリニック 稲田 泰之
兵庫医科大学精神科神経科学講座 山田 恒
福井村田製作所健康管理室、福井大学 新野 青那
亀田ファミリークリニック館山 河田 祥吾
ひまわりクリニック 宮本 侑達

プライマリ・ケアの日常診療で高頻度に遭遇する「不安」ですが、メンタルヘルスが専門ではないプライマリ・ケア医にとっては頭を悩ませる場面も少なくありません。 不安症などの診断閾値以下の場合の対応は?非専門医として不安症の診断をどう考えるべきか?非薬物療法を含む治療のコツは?本セッションは不安症のエキスパートを講師に迎え、座学+グループワーク+Q&A形式で参加者の皆様に実践的な学びを得ていただくことを目指してお送りします。

教育セッションコード:16,34,35

03.あつまれ!コミュニティホスピタル

医療法人博愛会 頴田病院 本田 宜久
豊田地域医療センター 大杉 泰弘
金城医院 金城 謙太郎
頴田病院 柴田 真志
頴田病院 吉田 伸

外来・病棟・在宅医療にて総合診療を提供し、地域のニーズに応えるおおむね200床未満程度の病院をコミュニティホスピタル(CH)と呼んでいます。CHの運営、教育、研究などに興味をもつ全ての方を対象に実践事例をもとにディスカッション致します。1on1 meetingの進め方、教育のフォーマット作り、研究アイデアなど興味のあるグループでディスカッションし、ネットワーキングにも繋げたいと思います。

教育セッションコード:48

04.がん検診 ~説明はできていますか? 自分の信念はありますか?~

市立福知山市民病院 総合内科 川島 篤志
市立福知山市民病院 総合内科 稲葉 哲士
市立福知山市民病院 総合内科 上田 頌
市立福知山市民病院 総合内科 和田 恭宏

がん検診の説明は重要なスキルですが、案外教えられないまま日常の診療をしていませんか?説明から目を背けてませんか?がん検診の説明 100%を目指すのが自分の信念の1つでもあり、ACPの前段階、ALP:Advance Life Planningにもつながると感じています。がん検診に対する自分の信念を持つことは重要で、当科では研修修了時の1項目に設定しています。当院で使用しているパンフレットを用いながら、皆でGW方式で議論していきます。

教育セッションコード:11,12,24

05.在宅で行うがん緩和ケアのコツ

医療法人かがやき 総合在宅医療クリニック 名駅 市橋 亮一
医療法人かがやき 平田 節子
医療法人かがやき 中村 千香子
医療法人かがやき 合掌 かおり

累積1800名の在宅がん患者対応をした在宅専門クリニックでの体験を通じて得た知見から、在宅医療でよく遭遇するがん患者の対応についての包括的なワークショップを行う。ワークショップは疼痛緩和の要諦、食支援チーム、旅行、地域活動、音楽療法など在宅医療で可能な対応について知識と実践のコツを学ぶことができる実践的な形式で行う予定である。

教育セッションコード:23,25,26

06.医療の現場で、専門性を活かした自己表現のヒントを「形」にしませんか?

アップル薬局小岩店 小見川 香代子
シミックホールディングス株式会社 山本 伸
みどり薬局 坂口 眞弓

NASA(米国航空宇宙局)も採用した画期的なレゴ®シリアスプレイ®メソッド(LSPR)を取り入れたワークショップで、個々人の想いをカタチにし、専門職としてのあり方、自身の課題解決につなげます。今回は医師、看護師、薬剤師など多様な医療従事者を対象に、自己表現と職種間の相互理解を深めます。立体物を通したコミュニケーションで、お互いに新たな洞察を得ることで、自己実現に繋がる一歩を踏み出しましょう。
教育セッションコード:14

07.プライマリ・ケア整形外来OSCE Basic

岡山家庭医療センター 松下 明
岡山家庭医療センター 戸川 雄
岡山家庭医療センター 辻川 衆宏
岡山家庭医療センター 藤原 匠平
紺谷内科婦人科クリニック 紺谷 真
頴田病院 丸山 淳也

岡山家庭医療センターでは外来での整形疾患対応スキルアップを目的に、年2回の整形外科OSCEを専攻医向けに開催しています。Basicコースとして、よくある健康問題の肩・腰・膝の対応について、面接・診察・マネジメントの各領域を学ぶことができるセッションです。翌日から自信をもって取り組めるようになりますのでご期待ください。

教育セッションコード:15,16,31

08.行政との付き合い方

県北西部地域医療センター国保白鳥病院 廣瀬 英生
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 後藤 忠雄
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 伊左次 悟
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 大西 権亮
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 鈴木 良平

地域医療を実践していく上で、行政機関との連携必須であります。行政と医療専門職とでは、医学的知識に対する解釈の違い、住民との関係でしばしば衝突し、地域医療を実践するうえで困難にあたることもあります。ただ、付き合い方のいかんによってはこんな心強い味方もありません。 今回は、「行政との付き合い方のツボ」を中心に参加者の皆さんととワークショップを行い、行政とのお付き合いの仕方を学んでいきます 。

教育セッションコード:12,46,47

09.乳幼児健診をやってみよう!  1歳6か月、3歳、5歳

いちのせファミリークリニック 一ノ瀬 英史
鳥取大学医学部附属病院 脳神経小児科 助教 中村 裕子
げんクリニック 中川 元

乳幼児健診を学ぶワークショップとして、今回はプライマリ・ケア医の先生方がよく携わるであろう特に1歳6か月、3歳、5歳健診を取り上げていきます。4か月や10か月健診に比べて、身体診察は当然ながら、発達評価についても十分に理解していくことが大事な年齢になります。しかし、その難しさは小児科医でさえ認識しており、神経発達症(発達障害)が10人に1人はあると言われる昨今、子育て行政からの要望と保護者からの心配に対応できる健診医になるべく、ブラッシュアップをしていきましょう。 presented by CHEER(Child Health Examination and Empowerment of child Rearing)

教育セッションコード:23,17

10.ポリファーマシー事例検討

みどり薬局 坂口 眞弓
聖マリアンナ医科大学/川崎市立多摩病院 総合診療内科 家 研也
医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック  北 和也
みよの台薬局品川二葉店 押切 康子
みどり薬局 木内 翔太
株式会社とみた薬局 新八代駅前薬局 宮原 洋

ポリファーマシー問題は喫緊の課題であるとの認識の下、ポリファーマシーへの対応を多角的な視点から概説し、参加者各自が明日から実行できる実践へのヒントを得られるようにするとともに、今後の本課題への取り組みの方向性についてグループディスカッションを行う。

教育セッションコード:2,10,24

11.多疾患併存のポートフォリオ、作る、教える、どうすりゃ良いの?

国立病院機構 栃木医療センター 矢吹 拓
南砺市民病院 大浦 誠
聖母病院 南郷 栄秀
市立池田病院 青木 大
大阪大学大学院医学系研究科 佐田 竜一
市立福知山市民病院 川島 篤志

新・家庭医療専門医のコンピテンシーには包括的統合アプローチとして”多疾患併存(multimorbidity)患者に対するアセスメントと、適切な医療・ケアの提供ができるということ”が新たに記載されています。その達成を評価するためにポートフォリオ(以下PF)で多疾患併存について記載する必要がありますが,専攻医の皆さんの中には何を書いたら良いのかよくわからない方もいらっしゃると思います。単に多数の疾患が併存していればいいというものではなく,PF作成における大事なポイントがあります。本WSではグループワークを通じて多疾患併存のPFの書き方のコツを理解し,多疾患併存の方をうまく見られるようになることを目標としています。PFの方向性についてのアドバイスもできますので奮ってご参加ください。

教育セッションコード:4,10,15

12.プログラム責任者超サバイバル会議(プロ責超会議)

明石医療センター 石丸 直人
南砺市民病院 大浦 誠
山口大学医学部附属病院 総合診療部 齊藤 裕之
北海道立羽幌病院 佐々尾 航
出雲家庭医療学センター大曲診療所 藤原 和成
愛媛生協病院家庭医療科 原 穂高
CFMD家庭医療学レジデンシー・東京 研修担当事務 芦野 朱

「プログラム始めるんだけど、どうしたらいいのか?」「他のプログラムはどうしているのか気になるー」そんな声にもこたえる、あの「プロ責超会議(プログラム責任者協議会主催)」が帰ってきました。プログラム運営や専攻医指導、リクルート、機構・学会それぞれに必要な書類等の対応など、聞いていいのかも分からず、なかなか聞けなかった本音を共有し、疑問を解消することを目標としています。医師・プロ責のみならず屋台骨の事務担当の方のご参加大歓迎です!日頃の悩みをスッキリ解決して、専攻医を育てる工夫を共有しましょう!

教育セッションコード:14,43,44

13.日常診療に活かす!明日から使えるスポーツ医学

安房地域医療センター総合診療科 濱井 彩乃
うじな家庭医療クリニック 小林 知貴
シムラ病院 池尻 好聰
長崎県上五島病院 高岡 沙知
順天堂大学総合診療科 近藤 慶太
戸塚共立第2病院 納 響
千葉大学総合診療部 李 宇

スポーツ医学を明日からの診療に役立てませんか?スポーツ医学は、筋骨格系の問題はもちろん、筋骨格系以外の疾患や健康増進、疾病予防など幅広い領域を扱います。そのため、実際は幅広い診療能力が必要なジェネラリストに大変親和性が高い領域です。本企画は、日常診療に活かせるスポーツ医学として、明日から診察室ですぐに役立てられるような、日常診療の場で遭遇する頻度が高い疾患などについて実践的なワークショップを行います。興味のある方は是非参加してください。

教育セッションコード:12,16,31

14.医療の現場で生かす『鍼灸』の体験学習

口之津病院 寺澤 佳洋
セイリン株式会社 西村 直也
セイリン株式会社 野田 裕貴
森ノ宮医療大学 仲村 正子
北足立生協診療所 丸山 晃央
豊田土橋リウマチリウマチクリニック・とよた鍼灸サロンHAL 高杉 浩司
とよた鍼灸サロンHA 白井 裕一
(一社)北辰会 清明院 竹下 有
(一社)北辰会 奥村一貫堂 奥村 裕一
プライベート鍼灸サロン円窓~ENSO~ 堀内 玲子
北里大学北里研究所病院漢方鍼灸治療センター鍼灸科 塚本 姝
三井記念病院 総合内科 増田 卓也
国立がん研究センター中央病院 緩和医療科 堀口 葉子
医療福祉生協連家庭医療学開発センター センター長 藤沼 康樹

昨年の秋季セミナーを超える充実内容でお届けする『鍼灸』セミナーです。東洋医学で特徴的な脈診や腹診、さまざまなデバイスを使用した刺鍼や施灸の実技などをハンズオンで学べます。また、臨床ですぐに活用できる経穴(ツボ)を使ったセルフケアも紹介します。さらに、鍼灸の学び方や医師が鍼灸とどう関わるかについても共有し、議論を深めます。鍼灸に関して初学者でも問題ありません。
※なお、藤沼康樹先生は当日会場にはお越しになりませんが、鍼灸に関する考察をいただいており、その内容はスライドを通じて紹介予定です。

教育セッションコード:12,36,49

15.公平ではない裁判所の現実

まつむらファミリークリニック 松村 伸
名古屋大学医学系研究科 医療の質・患者安全学講座/豊田地域医療センター総合診療科  上松 東宏

医療過誤訴訟やその他の判例をもとに、本当に公平な裁判が行なわれているのか、どのような判例が存在し、どのような過酷な負担が課されているのかの現実を知ってもらうワークショップです。『高額所得者でプロの職業である医者』を相手とした判例において、必ずしも公平なジャッジとは言えない判例が多数存在していますが、それらについて幅広く紹介するとともに一度『公平とは何か』を考えていただくようなワークショップです。

教育セッションコード:40,43,49

16.あなたの地域の地域医療、これからどうする?

県北西部地域医療センター国保白鳥病院 後藤 忠雄
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 廣瀬 英生
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 伊左次 悟
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 大西 権亮
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 鈴木 良平

少子高齢化人口減少の中、特にその進展が先行している中山間・島嶼部地域では地域医療自体をどう展開していくのかが大きな課題となっています。地域医療構想や医師偏在対策等もあり、いずれ都市部でも避けられない課題となるでしょう。本WSでは既存情報等にアクセスしながら、今後の自地域の地域医療提供体制をどうしていくのか、自施設の立ち位置や自地域に存在する他の施設の立ち位置も考慮しながら議論してみたいと思います。

教育セッションコード:1,26,48

17.個人から家族を診る:プライマリ・ケアで実践できる夫婦関係へのアプローチ

亀田ファミリークリニック館山 河田 祥吾
ひまわりクリニック 宮本 侑達
聖路加国際病院心療内科 山田 宇以
藤田医科大学総合診療科 石原 稜己
福井村田製作所健康管理室/福井大学 新野 青那
名張市立病院総合診療科 内堀 善有
JCHO横浜保土ケ谷中央病院 総合診療科 志水 健太
三重大学医学部附属病院総合診療部/名張地域医療学講座 若林 英樹

患者の身体症状の背景に、夫婦関係など家族問題の影響を考えたことが皆さんあるのではないでしょうか?本ワークショップでは、家族志向のプライマリ・ケアの視点から、こうした問題のアセスメントや、システムを意識した支援のアプローチを学びます。実践的なレクチャーとロールプレイを通じて、皆さんの日常診療の中で一般的な「個人との医療面接」において、夫婦関係や家族という背景を扱う新たなスキルの習得を目指します。

教育セッションコード:1,34,35

18.今さら聞けないLGBTQ+

利根中央病院 比嘉 研

性的マイノリティと最近よく耳にするけれど、正直「LGBTQ+」とか「SOGIE」とかよくわからない。大切なのかもしれないし全否定はしないけど、あまり肯定的な気持ちにもなれない。少なくともこれまで積極的に関わってはいない。 そんな方々に向けた性的マイノリティに関する講座(座談会?)を行います。 医療者としてどのように関わることが望ましいのか、一緒に考えていきましょう。

教育セッションコード:32,33,41

101.これから求められる「かかりつけ医機能」に応えられるために、私たちが今できること

医療法人社団家族の森 多摩ファミリークリニック 大橋 博樹




2025年4月より「かかりつけ医機能報告制度」が始まります。まだピンと来ない方も多いかも知れません。しかし、これは単に報告するだけではなく、かかりつけ医機能として、診療の幅広さや、在宅医療や多職種連携など、地域でどれだけ責任を持った対応ができるか?そして、皆で協力していかに「地域を面で支えていく」かを具体的に地域毎で議論していくことになります。参加者の皆さんは、その中心として地域に貢献する能力と責任があります。求められるもの、そして今から私たちができることについて、わかりやすくお伝えします。

102.田坂賞受賞講演「家庭医のいる診療所」

やまと診療所高知 西村 真紀

2001年家庭医療専門医1期生として師匠のもと家庭医療を始めました。この23年間で、家庭医の診療所で大切にしてきたこと、地域のニーズ、スタッフや診療所の変化、教育診療所としての工夫などを振り返ってみます。またダイバシティ推進委員会の活動を通じ学会と地域の会員の皆様をつないできました。Think globally. Act locally.の気持ちを共にした多くの仲間から学び成長させていただきました。うまくいったことも失敗したことも私の経験が全国の家庭医療診療所で活躍する皆様の魅力的な職場作りや仲間増やしのヒントになればと思いお話しさせていただきます。

9月16日(月・祝)-現地- 

19.看取り期のコミュニケーション-意思疎通が難しくなった人へのエンドオブライフ・ケア-

Chiyomi Kubota Care 研究所 久保田千代美
神戸市看護大学 水川 真理子
川崎医療短期大学 安木 信子
訪問看護ステーションなでしこ 志茂 友紀子
城山病院 松本 静香
合同会社オフィスK 臼井 啓子
多根訪問看護ステーション 山本 初美

死を間近にした人とどう関われば、本人の尊厳を守り、本人も家族も穏やかになることができるのかを紹介します。たとえ、本人が、話ができなかったとしても、本人と家族が穏やかになれる対話について実際に演習として体験していただきます。多職種の方に共通の現場で実践できる内容であり、自分の心のケアにもなるワークショップです。

教育セッションコード:25

20.認定医カフェ

医療法人滋賀家庭医療学センター 弓削メディカルクリニック
東京大学 医学系研究科医学教育国際研究センター医学教育国際協力学部門 大西弘高
やまもとよりそいクリニック 山本 安奈

日本プライマリ・ケア連合学会では認定医制度を30年来行っています。認定医になっている方同士でその意義や今後のあり方について考えてみるセッションです

教育セッションコード:14,41,42

21.ポートフォリオ道場~薬剤師版~

神戸大学医学部附属医学教育推進センター 合田 建
くるみ薬局河内長野店 竹内 あずさ
綾部薬局 鈴木 邦子
りぼん薬局 柴田 淑子

「ポートフォリオが書けない」「ポートフォリオって難しい」忙しい日々の中で、ひとりで完成させるには苦労が多いポートフォリオ。ポートフォリオ道場~薬剤師版~秋季セミナー第3弾は、「ポートフォリオのルーブリックを作ってみよう!!」ということで、セミナー限定・薬剤師のためのルーブリックをグループワークで作り、実際にポートフォリオを評価してみようという企画です。ポートフォリオがスラスラ書けるだけでなく、初学者や新人の指導にも役に立つワンランク上のポートフォリオセミナーです。ポートフォリオ作成のコツをつかみ、洗練されたポートフォリオを仕上げることを目指しています。
教育セッションコード:44

22.専門研修でメンタリングをしよう 【医師のみ】

出雲医療生協 出雲家庭医療学センター 大曲診療所 藤原 和成
医療法人社団淀さんせん会金井病院/関西家庭医療学センター 和田 幹生
つむぎファミリークリニック 森永 太輔
大山町国民健康保険大山診療所・鳥取大学医学部地域医療学講座 井上 和興

家庭医療専門研修プログラム細則には、プログラムに専攻医の研修上の問題解決やキャリア形成の支援をするためにメンター制度を設けることが義務付けられています。みなさまのプログラムではメンター制度をどのように設定し、運営していますか? 今回のWSではメンタリングの実践とPG内での制度設計など、専門研修でメンタリングを機能させるための要件をディスカッションします。また、専攻医に多い困りごとや悩みについて学びます。

教育セッションコード:43,44,48

23.第二弾!! 三重総診プレゼンツ!消化器健診にまつわるエトセトラ 【医師のみ】

三重大学医学部附属病院総合診療部 山本 憲彦
みたき総合病院 森 洋平
市立伊勢総合病院 谷崎 隆太郎
市立伊勢総合病院 中山 堯之

皆さん、健診で、「この肝機能の数値、経過をみていいのか、紹介すべきか」「肝臓に腫瘤が見つかった!! さあどうする?」「膵臓、肝臓、腎臓に嚢胞発見!! さあどうする?」「患者からCA19-9が70なんですが。。さあどうする?」など、健診の結果をみて、悩まれることはないでしょうか? 本セッションでは、皆様から事前に消化器健診に関わる疑問を集めさせて頂き、三重総診のスタッフが専門医の立場からこれに答えます!! 明日からの臨床に必ず役立つこと間違いなし!! 是非、お気軽に質問頂ければと思います。

教育セッションコード:12,15

24.地域の介護困難事例を多職種で取り組もう

県北西部地域医療センター国保白鳥病院 伊左次 悟
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 廣瀬 英生
県北西部地域医療センター  後藤 忠雄
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 大西 権亮
県北西部地域医療センター国保白鳥病院 鈴木 良平

我々が扱う領域ではしばしば貧困、障害、虐待、家族関係の悪化により、介護困難になる事例が散見される。 さらに医療機関だけでなく、行政や関連施設との連携、医師やコメディカルを含めた多職種での介入、成年後見制度、生活保護など諸制度の活用が必要になることがある。 このセッションでは、代表的な困難事例を挙げて、各グループで対応方法を検討し、講師から、複雑な患者に対しての対応の一般論を解説する。

教育セッションコード:5,6,9

25.開業希望の先生に聞いてほしい!徒手空拳のプライマリ・ケア専門医がゼロから起業し成功するまで

天王山草野クリニック 草野 超夫

プライマリ・ケアの専門医が何を求め開業を志したか、銀行を動かしたり人を雇用するなどの具体的な開業準備とはどのようなものか、開業後の振り返りなど、開業を志望される先生の欲しい情報をお伝えしながら、ゼロからの開業のロードマップをイメージいただきます。

教育セッションコード:42,43,49

26.実践! ひとりから始めるLGBTQsフレンドリーな医療機関

JA北海道厚生連 帯広厚生病院 岩上 真理子
鳥取大学医学部社会医学講座環境予防医学分野 金 弘子
社会福祉法人綜和会 八木山の里すずらん 中根 珠美
立命館大学衣笠総合研究機構、内田クリニック 荒木 晃子
九州レインボープライド実行委員 青井 千賀子
office saya 西田 彩
愛媛県立新居浜病院 麻生 佳織
株式会社JIN 吉田 愛仁

LGBTQsフレンドリーな医療機関づくりのための知識と実践についてワークショップ形式でお届けします。まるクル*が、独自に作成した「実装支援ツール」を用いて、性自認や性的指向に関わらず安心して受診でき、だれもが安心して過ごせる医療機関のあり方について共に学びましょう。また一人から始める医療現場での実践についてディスカッションします。
*まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクトの呼称.

教育セッションコード:3,32,47

27.マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)をやってみよう!

南砺市民病院 大浦 誠
脳卒中と栄養ケア・在宅支援Nurture 内橋 恵
北播磨総合医療センター 渡邉 力也
奈義ファミリークリニック 藤原 匠平
北陸大学医療保健学部 關谷 暁子
医療法人徳洲会 湘南大磯病院 田中 洋平
葛西医院/KISA2隊 小林 正宜
熊本歯科技術専門学校 村本 奈穂
永寿特別養護老人ホーム 永寿診療所 堀切 康正
デジタルハリウッド大学大学院 西村 美緒
森ノ宮医療大学 武 ユカリ
兵庫医科大学6年 稲垣 里衣
地域医療メディア「TRON」 香西 杏子
札幌南徳洲会病院 名越 康晴
順天堂大学大学院医療看護学研究科 加藤 有香
大阪医療センター 松本 謙太郎
追手門学院大学経営学部 石田 瞳
岡山家庭医療センター 岸本 悠暉
医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック 北 和也
大阪大学医学部附属病院 老年総合内科学 浅田 侑樹
川西市立総合医療センター 福添 恵寿
南砺市民病院内科・総合診療 小川 太志

日々の診療において多疾患併存(マルチモビディティ:以下マルモ)の患者は避けて通れません。 複数のプロブレムの中から優先順位をどうつけるのか。不確実な中で患者と意思決定をどのように行うのか。過不足のない介入になるために複数の医師や医療・介護福祉専門職との連携・協働をどのように行うのか。まさに総合力を試されます。 本講演では医学書院の週刊医学界新聞で「ケースで学ぶマルチモビディティ」で連載している筆者の病院で総合力を身につけるために実施している「マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)」を実演しながら,マルモのみかたについて学んでいただきます。 マルモ診療を知りたい専攻医や医学生,マルモについて勉強してみたい多職種,マルモカンファレンスを導入したい指導医の皆様も是非ご参加ください(どのような職種でも楽しめます)

教育セッションコード:4,9,33

103.キャリアカフェmini

明石医療センター総合内科 官澤 洋平
やまと診療所高知 西村 真紀
岩倉駅前たはらクリニック 田原 正夫
りぼん薬局 柴田 淑子
松村医院 松村 真司
つむぎファミリークリニック 森永 太輔

ダイバシティ推進委員会がお届けします。学術大会でおなじみのキャリアcaféの秋季セミナー版『キャリアカフェmini』 です。
今回の3つの企画をご用意。ランチタイムのひと時、お気軽にご参加ください。事前登録不要です。飲食可能です。
ダイバシティ推進委員会2024秋季セミナー企画

◆企画の紹介
開業医の部屋2024秋
―それでええねん♪―
ホスト
田原正夫(岩倉駅前たはらクリニック)
松村真司(松村医院)
森永太輔(つむぎファミリークリニック)

好評につき今年もやります!開業医の部屋 出会って話して「それでええねん♪」とフッと笑って明日からも頑張ろうかと思える、そんなピア・サポートの場です。 日々の診療・経営管理・ワークライフバランスなどなど、開業医のやりがい・楽しみ・悩みなどざっくばらんに語りましょう♪ 将来開業を検討されている方もOK! お弁当の持ち込み可です。 みなさまお気軽にお立ち寄りください。

薬剤師 あつまれ~ 薬薬連携 深めましょう!
ホスト
柴田淑子(りぼん薬局)

「薬剤師」といっても、病院薬剤師や薬局薬剤師、そのほかの職場の薬剤師といろいろあって、ちょっとずつ役割が違ってくる。薬薬連携が難しいと感じるのは、そのような違いが連携にとって意外と大きな壁になっているからでは…大阪で集まって、お互いのことを話して知って、薬薬連携を深めましょう!

出会いの場
ホスト
西村真紀(ダイバシティ推進委員会/やまと診療所高知)

ふらっと立ち寄ってもよし。待ち合わせでもよし。特にテーマはありません。どなたでもご自由に交流して素敵な出会いをお楽しみください。

教育セッションコード:14,42,48

28.家族療法を日常臨床に活かそう ~システムズアプローチの基本とパターン把握~

東海大学医学部看護学科 客員研究員 医療法人社団有隣会わかくさ病院 医療相談室 児玉 久仁子
神戸市看護大学 水川 真理子
川崎医療短期大学 安木 信子

システムズアプローチはシステム論的家族療法を日本の家族療法家らが発展させたアプローチです。 基礎理論は、家族志向ケアと同様システム論となりますが、問題解決に関連するシステム把握の自由度が高いという特徴があります。 セッションでは、システムズアプローチの基本とパターン把握のポイントについて学ぶことができます。
教育セッションコード:1

29.プライマリ・ケア領域のChoosing Wisely(賢明な選択)

東光会七条診療所(京都) 小泉 俊三
京都薬科大学(非常勤) 北澤 京子
T.I.C.谷口医院 谷口 恭

Choosing Wiselyは、医療職のプロフェッショナリズムに基づき、患者・市民が本当に役立つ医療を“賢明に選択”することを目指す国際的なキャンペーン活動です。日本でも、総合診療指導医コンソーシアム、IDATEN(日本感染症教育研究会)、秋田県合同輸血療法委員会、EM Alliance(ER型救急医ネットワーク)がChoosing Wiselyの推奨を発表済です。本ワークショップではプライマリ・ケア領域で“賢明に選択”すべき医療行為についてグループワークを行います。
教育セッションコード:39,41,47

30.漢方薬の構成生薬を見てみよう!

みどり薬局 栁 直樹
みどり薬局 坂口 眞弓
ななしま薬局 七嶋 和孝

漢方薬は医療用医薬品でも一般用医薬品でも、原料の生薬の抽出液を濃縮・乾燥して得たエキスを製剤化し、さらに様々な剤型に加工したエキス剤が多く使用されている。そのため、実際に生薬に触れる機会はあまりない。このセッションでは生薬の味や匂いを体験し、様々な漢方薬の構成生薬を見て、漢方薬の知識を深めることを目指している。

教育セッションコード:20,49

31.実践!ウィメンズヘルスケアブートキャンプ

淀川キリスト教病院 柴田 綾子
兵庫県立はりま姫路総合医療センター 進藤 達哉
浜松医科大学地域家庭医療学講座 鳴本 敬一郎
大阪公立大学院医学研究科 森村 美奈

明日から実践できるウィメンズヘルスケアを学びましょう!マネキンのシミュレーターを使って子宮頸がん検査を実際にやってみましょう。またHPVワクチンや低用量ピル・緊急避妊ピルについてロールプレイングを含めて学びます。

教育セッションコード:18,19,32

32.若手病院総合医チームプレゼンツ!病診″外来″連携について考えよう

市立池田病院 青木 大
神戸大学医学部附属医学教育推進センター 合田 建
Ubie株式会社 平松 由布季
明石医療センター 小野 雅敬
神戸市立医療センター中央市民病院 貝田 航
岡山大学病院 大塚 勇輝
関西医科大学 石丸 裕康
岩倉駅前たはらクリニック 田原 正夫
葛西医院 小林 正宜

外来診療といっても診療所と総合病院では役割や教育内容が異なる。互いへの紹介や2人主治医制を通して連携することも多い。各々の環境への理解不足から、すれ違いが生じることもあるかもしれない。本講演ではゲストに関西医科大学の石丸裕康先生や開業医の先生を迎え、事前アンケートをもとに考察を行い、ディスカッションを通して困っていることや改善策を共有し、より安心感・信頼感のもてる連携を目指す。

教育セッションコード:6,8,44

33.帰ってきたインスリン治療のABC!  ~インスリンだけじゃない、聞いて見てさわって糖尿病の注射薬 GLP-1も制覇しよう~

大阪医科薬科大学病院 総合診療科 三澤 美和
丸山薬局 大石 和美
糖尿病ケアサポートオフィス 中山 法子

糖尿病注射薬にはGLP-1受容体作動薬が完全に仲間入りし、どれを選ぶのか?どんなふうに導入するのか?忙しい外来で注射薬導入をどう実践するのか、まだまだハードルが高いと思います。本WSではインスリンだけに限らず、GLP-1受容体作動薬も含めた「糖尿病の注射治療」をデモ機を使いながら体感し、翌日からさっそく外来自己注射導入がスムーズに行えることを目指します。すべての職種の方のご参加をお待ちしています。

教育セッションコード:15,19

34.腹膜透析2024 「知る」そして「触れる」

医療法人社団家族の森 多摩ファミリークリニック 高木 暢
正木医院 正木 浩哉
医療法人社団ARBRE  大石ファミリークリニック 大石 大輔
稲城市立病院腎臓内科 森久保 悟

腎代替療法では血液透析が圧倒的に多く、自宅で行うことができる腹膜透析が占める割合は透析患者の3%である。プライマリ・ケア医は腎代替療法の選択肢として在宅医療と親和性が高い腹膜透析を提案し、腎臓専門医へ紹介するだけでなく、透析導入後も連携しなければならない。そのためには、腹膜透析を「知る」だけではなく、「触れる」体験が必要である。患者のニーズに応えられるプライマリ・ケア医が増えることが期待したい。
————————————————
当日の時間割:
1.「知る」の内容
 腹膜透析療法概論(森久保先生)30分
 PD患者の注意すべき合併症(大石先生)30分
 非専門医の専門医や多職種との連携の仕方(正木先生)30分
2.「触れる」の内容(30分)
 デモ器機に触れて腹膜透析のルート類の組み立て、バッグ交換 など
————————————————

教育セッションコード:10,26,41

35.プライマリ・ケアにおけるHIV・性感染症診療の疑問、なんでも答えます。

埼玉医科大学総合医療センター 塚田 訓久
市立伊勢総合病院 内科・総合診療科副部長 谷崎 隆太郎
大阪大学医学系研究科 感染制御学講師 松尾 裕央

プライマリ・ケアにおけるHIV・性感染症診療の疑問について、経験豊富な講師陣とともに考えるセッションです。正解が一つとは限らない問題(あるいは絶対的な正解が存在しない問題)も多い領域であり、いただいた質問すべてに完璧に回答できるとは限りませんが、考える過程を共有することそれ自体から、明日の診療につながる何かを拾っていただけるかもしれません。
最近はHIV感染症や性感染症をテーマとしたWebセミナーも増えてきましたが、気になることがあっても質問しにくいこともあるでしょうし、喋る側としても誰がどのように視聴しているかわからないので無難な回答に留めてしまうこともしばしばです。せっかくの対面開催ですので、クローズドな場でしか話せない領域まで踏み込み、本音の議論をできたらと思っています。 各講師がJ-IDEO誌(中外医学社)に持っている連載と同テーマのミニレクチャーの時間も設けますので、予備知識がなくても大丈夫です。全員に発言を求めたりもしませんので、ひっそり覗きたいという方も大歓迎です。どうぞ気楽にお申し込み下さい。お目にかかれるのを楽しみにしています。
[構成(予定)]
・ミニレクチャー「秋季セミナーから始める性感染症診療」(谷崎)
・ミニレクチャー「意外と知らない肝臓のキモ(性感染症編)」(松尾)
・ミニレクチャー「非”専門家”のための HIV感染症との関わり方」(塚田)
・「なんでも答えます」コーナー

教育セッションコード:12,15,32

36.ケースレポートを書こう!-acceptされるために必要なこと- 2024実践編

兵庫県立丹波医療センター地域医療教育センター/神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門 見坂 恒明
兵庫県立はりま姫路総合医療センター総合内科 八幡 晋輔
公立豊岡病院総合診療科/神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門 水谷 直也
公立豊岡病院総合診療科/神戸大学大学院医学研究科地域医療支援学部門 隈部 綾子
兵庫庫県立丹波医療センター内科 京谷 萌
公立村岡院総合診療科 森山 泰葉

臨床研究に比し軽視されがちですが、医学研究においてケースレポートが果たす役割は大きく、臨床医学を切り拓いてきたのはケースレポートです。しかし、臨床研究に比し、ケースレポートはacceptされるのが難しく、paper writingの腕の見せ所で、書き方の原則を知る必要があります。疾患頻度が「稀」なだけでは、論文化できません。企画者らのグループは、Pubmed収載誌に多くのケースレポートを掲載していますが、実際のレポートをもとに、どのようにレポートの構成を考えて、acceptされたのかを提示します。また、事前参加予定者からケースレポートを検討している症例を募り、論文化の可否や、acceptされるためにはどのような方向性にすればよいかを実際に指導、例示します。過去参加者からも多数実際に論文化されております。
教育セッションコード:39,44,45


9月15日(日)-WEB LIVE配信-  ※一部現地からのライブ配信有※

37.The わーるどかふぇ「私の患者協働」  ※事後配信なし

東京慈恵会医科大学 青木 拓也
筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 吉田 智美
医療過誤原告の会 井上 惠子
名古屋大学医学部附属病院患者安全推進部 栗原 健
板橋中央総合病院 救急総合診療科 安本 有佑
奈義町立なぎっ子こども園 居安 綾子
国立がん研究センターがん対策研究所 丹野 清美
十勝勤医協帯広病院 山口 章江
練馬光が丘病院 リハビリテーション室 木村 泰

本学会医療の質・患者安全委員会では、プライマリ・ケアにおける患者協働の実装を目指し、J-PEPTプロジェクトを推進しています。これまでの活動を通じ、職種毎の患者協働のアプローチの違いや、潜在的な患者協働の機会を逸していることなどに気づくことができました。本企画では医療者だけでなく患者・市民の方々も交えて「患者協働を通して医療の質・安全を向上していくために自分には何ができるのか」をテーマにワールドカフェを実施します。
教育セッションコード:2,35,47

38.多職種で地域医療の防災・減災・復興について考える:能登半島地震の経験を通して ※事後配信なし

岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科看護科学分野 原田奈穂子
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療共育推進オフィス 香田将英
ごちゃまるクリニック 小浦友行
ごちゃまるクリニック 小浦詩
ごちゃまるクリニック 浦征爾
ごちゃまるクリニック 萩原四季
ごちゃまるクリニック 武田美枝子

2024年1月1日に発生した能登半島地震にて、本学会員が院長・副院長を務めるごちゃまるクリニックは被災し、地域医療における災害支援の受援経験および地域支援活動を経験した。院長が能登北部医師会に所属していたこともあり、輪島市保健医療福祉調整本部の現地側リエゾンとしての役割を期待された。そのため、本学会からの医師派遣の支援を2月5日から7月1日まで、その他の意思決定支援や経営相談等多岐に渡る支援を受けながら、輪島市内の在宅を含めた地域医療の継続、および地域活動を展開している。本企画では、医師、看護師、事務職、リハビリテーション職の視点で、自施設の経緯とこれからを語り、次なる災害におけるプライマリ・ケアのあり方を考える。

教育セッションコード:6,26,28

39.チーム力を向上する組織能力開発手法~オンラインチームコーチング体験セッション~

藤田医科大学医学部地域医療学 田口 智博
宮城厚生協会 坂総合病院 渡部 潔
株式会社日本チームコーチング協会 鴨井 啓
三浦学苑高等学校 神部 健
株式会社フォアサイト アドレス 北山 敬三
ジョイ・ファクトリー 下出 久子
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 杦本 良平
セムコ株式会社 宗田 謙一朗
株式会社日本チームコーチング協会 中野 達也
女神サロンAmor Sol 梅本 彩子

一人一人がやりがいと当事者意識を持ち、チーム一丸となって、成果を上げ続けるチームとはどのようなチームですか?  チームは自然に形成されるものではありません。グループがチームになるプロセスを支援する方法がチームコーチングです。チームコーチングをオンラインで実際に体験し、チームコーチングを理解し、その価値やコツをつかむことを目的としています。 管理者やリーダーシップを発揮したい方には特におススメです。

教育セッションコード:6,35,48

40.理想のクリニックをつくろう – シム・家庭医2024 –

まる福ホームクリニック 菅野 哲也
今立内科クリニック 江口 幸士郎
くにたち富士見台在宅支援クリニック 野村 祐二
永田医院 永田 拓也
CFMD/北足立生協診療所 渡邉 隆将
町のクリニック目白 重島 祐介
医者の便利屋 尾崎 直人

あなたも家庭医として自分が理想とするクリニックを作ってみたいと思いませんか。その思いをすでに実現した先生のお話を聞き、参加者同士で新たなクリニックの立ち上げをシミュレーションしてみましょう。開業するために必要なあれこれをワークショップ形式で学びます。クリニックに参画したい方なら職種は問いません。これであなたも今すぐ開業できる?

教育セッションコード:6,43,48

41.エビデンスに基づいたワクチン接種の為に ~Annual evidence update2024~

津生協病院 宮田 智仁
亀田ファミリークリニック館山・亀田幕張クリニック 菅長 麗依
坂西医院 内科・小児科 坂西 雄太
西岡記念セントラルクリニック 西岡 洋右
Family Medicine Practice Hanoi 千葉 大
日本ハプテスト連盟医療団 日本ハプテスト病院 来住 知美
マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子

総合診療医の日常診療において、予防医療としてのワクチン接種は重要である。しかし、定期接種変更(5種混合ワクチン、15価肺炎球菌ワクチン)や新たなワクチン(RSVワクチン)出現など、最新の知識をアップデートすることは容易ではない。本セッションでは、エビデンスに基づいたワクチン接種とスケジュール作成をスムーズに行えるようになることを目標とする。また、まもなく制度が終了となる風しん追加的対策やHPVワクチンキャッチアップ制度についても周知する。

教育セッションコード:12,39,46

42.アカデミックGPとアカデミックNsというキャリアパス 臨床研究×家庭医療・総合診療

総合病院 岡山協立病院 一瀬 直日
東京慈恵会医科大学 臨床疫学研究部 杉山 佳史
東京慈恵会医科大学医学部看護学科成人看護学 務台 理惠子

アカデミックGPとは、プライマリ・ケアの文脈をテーマにした臨床研究を行うことによって、臨床医と研究医の間のギャップを埋めるエビデンスを構築していく家庭医・総合診療医たちのことです。学生と研修医向けに夏期セミナーで4年連続大好評だった本企画を改訂し秋季セミナーで初めて開催します。今回は、アカデミックGPたちと一緒に臨床研究を行っているアカデミックNsが講師として初登場します。このセッションでは、日本のアカデミックGPとアカデミックNsたちが卒後どのようにしてキャリア形成しながら臨床研究を行ってきたか、忙しい日常業務とどのようにバランスをとったのか、どこでどのようにして研究を学んだか、家族との時間はどうしたのか、などこのキャリアパスの魅力を存分にお伝えします!セッションの概要は、①私の学生時代 ②私の日常生活 ③専門医・学位取得後のキャリアパス ④臨床研究へ進むことになった人物との出会い ⑤臨床研究テーマが決まったきっかけ ⑥臨床研究を学んだ・学んでいる場所と方法(大学、大学院、海外留学、オンライン大学院など) ⑦多職種協働研究の一例 です。参加者は前半後半60分ずつ合計2名の講師のプレゼンテーションを聞き、自由質問を行えます。対面で講師に直接質問もできます。アカデミックGPやアカデミックNsの多様なキャリアパスを知ることで、参加者それぞれが具体的な将来像を思い描くことができるはずです。そして、この縁を是非大切にして臨床研究キャリアパスに飛び込んできてください!

教育セッションコード:43,45,46

43.新しい健康概念 プラネタリーヘルスを学ぼう

医療生協こうせい駅前診療所 佐々木 隆史
城南病院内科 菊地 修司
下越病院 総合診療科 児玉 崇志
聖路加国際病院心療内科 王 謙之
安房地域医療センター 整形外科 太田 知明
JA帯広厚生病院健康管理科 岩上 真理子
ファミリークリニックさっぽろ山鼻 松田 諭
HITO病院 松田 そら
株式会社なの花北海道 なの花薬局幸町店 佐藤 絹子
丸山薬局 大石 和美

6月の学術集会で出した気候非常事態宣言を履行する役割が我々にはあります。学術集会が終わって3か月のタイミングで、学術集会に行けなかった、学術集会でより興味が深まった、そもそも浜松宣言を聞いたことがない、などの方に対して、幅広い受け皿としてその任を果たしたいと思います。プラネタリーヘルスを軸とした一般知識と医療的な提供提供の場としての講義と、日ごろの生活や臨床行動に関する疑問点などを気軽に話せるスモールグループディスカッションの提供を行います。

教育セッションコード:3,28,46

44.どんなキャリアにしたい? ~キャリアすごろくで「働きがい」をみつけよう

洛陽病院 賀來 敦
東海大学 里見 なつき

「自分の将来を想像してください」と問われた時、80歳の自分の姿を思い浮かべられますか?この企画では、国家資格キャリアコンサルタントがあなたの未来を探すお手伝いをします。総合診療医の勤務地や勤務形態は多様性があり、バリエーションに富んだキャリア形成が可能だからこそ、迷うことも多いでしょう。個別ワークやスモールグループディスカッションを通じて、キャリアプランニングアプローチに沿った考え方をお伝えします。

教育セッションコード:33,43

45.専攻医のためのEBMポートフォリオ作成のコツ

社会福祉法人聖母会 聖母病院 南郷 栄秀

新・家庭医療専門医制度のポートフォリオエントリーには「EBMの実践」があります.しかし,どうやって題材を選び,まとめればいいか困っている専攻医も多いと思います.本セッションでは,ポートフォリオ作成の基本を復習しながら,「EBMの実践」のルーブリックを解析し,ポートフォリオ作成のコツを実践的に学びます.第18,19回秋季生涯教育セミナー,第18回家庭医療学冬期セミナーで行ったワークショップのレクチャー部分,2022年の専攻医部会ネットワーク事業Web講演会の再演です.

教育セッションコード:39,44

46.抗菌薬の適正使用と不安定供給で使用したい抗菌薬が使えない時の次の一手!

医療法人メファ仁愛会 マイファミリークリニック蒲郡 中山 久仁子
日本バプテスト病院 総合内科 来住 知美
(一社)Sapporo Medical Academy 岸田 直樹
Family Medical Practice Hanoi 千葉 大


コロナの流行が落ち着き、再び耐性菌対策と抗菌薬の適正使用が求められています。今回は抗菌薬の適正使用の基本。そして、抗菌薬の不安定供給によって、例えば犬猫咬傷にオーグメンチンが使えない、アモキシシリンない等、基本的な抗菌薬を使えない時の次の手を伝授します。そして最後に最近流行している感染症を取り上げます。臨床現場の皆さんの生の声を聴きながら、インタラクティブに問題を解決していきます。

教育セッションコード:15,17,20

47.痛みが視える「ぺぺぺペインカード」ワークショプ

デジタルハリウッド大学大学院 西村 美緒
デジタルハリウッド大学大学院 清野 晶子

「痛いってなんだろう?」と考えたことはありますか?医学的に「痛み」とは「すべての不快な感覚」を指し、かゆみやだるさも含まれます。痛みの感じ方には個人差があり、共有が難しいものです。このワークショップでは、22種類の痛みと6段階の強さカードを使って痛みを分析し、4つのSTEPで痛みの解像度を上げます。痛みの表現と理解を深めながら、患者さんの「こころ」と「からだ」の痛みを視えるようになりましょう。

教育セッションコード:4,5,35

48.JPCXⅠ 【事前収録配信】

富山大学学術研究部医学系(医学)医師キャリアパス創造センター 企画責任者 近藤 諭
大阪医科薬科大学 鈴木 富雄
大阪医科薬科大学 三澤 美和
栃木医療センター 矢吹 拓
みちのく総合診療医学センター 本郷 舞依

■「HPVワクチン」 鈴木 富雄(大阪医科薬科大学)/座長:三澤 美和(大阪医科薬科大学)
■「総合診療医が診るアトピー性皮膚炎〜基本から一緒に学ぶJPCX〜 」 矢吹 拓(栃木医療センター)/座長:本郷 舞依(みちのく総合診療医学センター)

あなたの日常診療を拡張する、JPCA Education lecture Core Series(JPCX)です。このレクチャーシリー ズを聴すれば、専攻医、指導医、実地医家とも日常診療に役立つ知識を習得できます、 必要に応じてガイドラインや最近のエビデンスに触れつつ、様々な場で総合診療医として働くための知識を提供します。 *本セッションは事前収録を配信いたします。

教育セッションコード:14,15,16,39

49.公平ではない裁判所の現実  ※現地からのライブ配信有 16:00~18:30※

まつむらファミリークリニック 松村 伸
名古屋大学医学系研究科 医療の質・患者安全学講座/豊田地域医療センター総合診療科  上松 東宏

医療過誤訴訟やその他の判例をもとに、本当に公平な裁判が行なわれているのか、どのような判例が存在し、どのような過酷な負担が課されているのかの現実を知ってもらうワークショップです。『高額所得者でプロの職業である医者』を相手とした判例において、必ずしも公平なジャッジとは言えない判例が多数存在していますが、それらについて幅広く紹介するとともに一度『公平とは何か』を考えていただくようなワークショップです。

教育セッションコード:40,43,49

50.日常診療に活かす!明日から使えるスポーツ医学  ※現地からのライブ配信有 16:00~18:30※

ファミリークリニックさっぽろ山鼻 松田 諭
安房地域医療センター総合診療科 濱井 彩乃

うじな家庭医療クリニック 小林 知貴
シムラ病院 池尻 好聰
長崎県上五島病院 高岡 沙知
順天堂大学総合診療科 近藤 慶太
戸塚共立第2病院 納 響
千葉大学総合診療部 李 宇

スポーツ医学を明日からの診療に役立てませんか?スポーツ医学は、筋骨格系の問題はもちろん、筋骨格系以外の疾患や健康増進、疾病予防など幅広い領域を扱います。そのため、実際は幅広い診療能力が必要なジェネラリストに大変親和性が高い領域です。本企画は、日常診療に活かせるスポーツ医学として、明日から診察室ですぐに役立てられるような、日常診療の場で遭遇する頻度が高い疾患などについて実践的なワークショップを行います。興味のある方は是非参加してください。

教育セッションコード:12,16,31

9月16日(月・祝)-WEB LIVE配信-  ※一部現地からのライブ配信有※

51.専門性の高い病院外来とプライマリ・ケアの連携を深める~二人主治医制の可能性とケア移行 ※事後配信なし

社会医療法人関愛会よつばファミリークリニック・大分大学 藤谷 直明
今立内科クリニック 江口 幸士郎
ひまわり薬局城東店 川末 真理
ほし薬局 星 利佳
滝沢中央病院 山田 奈穂子
鹿浜診療所 平山 陽子
トータルファミリーケア北西医院 北西 史直
東京医科歯科大学 木村 琢磨

専門性の高い病院外来から在宅医療へのケア移行の時期は、変化が大きく難しい時期にも関わらず、サポートがあまりなくまだまだ課題が多いです。 その解決策の一つとして、専門性の高い病院外来に通院中からプライマリ・ケアの主治医も持つ『二人主治医制』について学びます。そして、どのように専門性の高い病院外来とプライマリ・ケアとの連携を深める検討していきます。 参加対象者として:病院総合医、在宅に従事しているプライマリ・ケア医に加えMSWやケアマネ、病院事務、看護師、薬剤師など多職種の参加も奨励します

教育セッションコード:6,8,26

52.取り残されがちな人々に関わる医療者の基本的態度:反抑圧的実践(Anti-Oppressive Practice) ※事後配信なし

京都大学大学院医学研究科 社会疫学分野 長谷田 真帆
寿町健康福祉交流センター診療所 安藤 高志
多摩ファミリークリニック/千葉大学予防医学センター 飯塚 玄明
生協浮間診療所 佐野 康太
順天堂大学大学院医学研究科 武田 裕子
大阪医科薬科大学 西岡 大輔
愛媛生協病院家庭医療科 水本 潤希
紀南病院附属あたわ在宅診療所 向原 千夏
横浜市寿町健康福祉交流センター診療所/東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学教室 弓野 綾

SDH検討委員会では、本年の学術総会で反抑圧的実践(AOP)について取り上げた。 医療者が日常診療で無自覚に患者、特に社会的に不利な立場におかれ健康を損ないがちな人々を苦しめる可能性があることに言及し、 プロフェッショナルとして求められる基本的態度について論じた。 本セッションでは参加者同士の対話を通じて、AOPに関する学会員の理解をさらに深めたい。 本セッションの目的は以下の通りである。 ・AOPという概念を知る ・無自覚の抑圧に意識的になる(Critical Conciousness) ・反抑圧的(対話的)なコミュニケーションを体験する

教育セッションコード:3,35,41

53.生成AIを活用した生涯学習の取り組み方 論文活用を中心に

京都民医連中央病院、京都家庭医療学センター 山田 豊

ChatGPT, Gemini, Claude, Perplexity等、様々な生成AIが公開され凄まじい速度でアップデートされていますが、皆さんどのように活用されていますか? 本WSでは、関心があるけれども乗り遅れてしまった方を主な対象に、生成AIを活用して原著論文や総説論文の内容を把握したり、双方向性の学習ツール化の方法を提供致します(上記は登録時の情報で、一部改変する可能性があります)。

教育セッションコード:39,44,49

54.マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)をやってみよう!
※現地からのライブ配信有 9:30~12:00※

南砺市民病院 大浦 誠
脳卒中と栄養ケア・在宅支援Nurture 内橋 恵
北播磨総合医療センター 渡邉 力也
奈義ファミリークリニック 藤原 匠平
北陸大学医療保健学部 關谷 暁子
医療法人徳洲会 湘南大磯病院 田中 洋平
葛西医院/KISA2隊 小林 正宜
熊本歯科技術専門学校 村本 奈穂
永寿特別養護老人ホーム 永寿診療所 堀切 康正
デジタルハリウッド大学大学院 西村 美緒
森ノ宮医療大学 武 ユカリ
兵庫医科大学6年 稲垣 里衣
地域医療メディア「TRON」 香西 杏子
札幌南徳洲会病院 名越 康晴
順天堂大学大学院医療看護学研究科 加藤 有香
大阪医療センター 松本 謙太郎
追手門学院大学経営学部 石田 瞳
岡山家庭医療センター 岸本 悠暉
医療法人やわらぎ会 やわらぎクリニック 北 和也
大阪大学医学部附属病院 老年総合内科学 浅田 侑樹
南砺市民病院内科・総合診療 小川 太志

日々の診療において多疾患併存(マルチモビディティ:以下マルモ)の患者は避けて通れません。 複数のプロブレムの中から優先順位をどうつけるのか。不確実な中で患者と意思決定をどのように行うのか。過不足のない介入になるために複数の医師や医療・介護福祉専門職との連携・協働をどのように行うのか。まさに総合力を試されます。 本講演では医学書院の週刊医学界新聞で「ケースで学ぶマルチモビディティ」で連載している筆者の病院で総合力を身につけるために実施している「マルチモビディティをバランスよく見るための妄想力を鍛えるカンファレンス(通称マルモカンファレンス)」を実演しながら,マルモのみかたについて学んでいただきます。 マルモ診療を知りたい専攻医や医学生,マルモについて勉強してみたい多職種,マルモカンファレンスを導入したい指導医の皆様も是非ご参加ください(どのような職種でも楽しめます)

教育セッションコード:4,9,33

104.キャリアカフェmini<オンライン>

明石医療センター 官澤 洋平
CFMD家庭医療学レジデンシー・東京 研修担当事務 芦野 朱
鹿浜診療所 平山 陽子
4UrSMILE 鈴木 佳奈子

オンラインLIVE開催で、現地と同時刻(12時~13時)でも開催します。 特にテーマはありませんので、どなたでもご自由に交流して素敵な出会いをお楽しみください。

教育セッションコード:14,42,48

55.多様性推進に備えて少数派のリーダー・フォロワー・スポンサーシップについて考える

昭和大学 後藤 理英子
紫野協立診療所 小﨑 真規子
東急病院心療内科 森屋 淳子
明石医療センター総合内科 官澤 洋平
医者の便利屋 尾崎 直人
CFMD家庭医療学レジデンシー・東京 研修担当事務 芦野 朱
川崎協同病院 吉田 絵理子
東京ほくと医療生活協同組合 鹿浜診療所 平山 陽子

D&I推進のために、少数派も組織の一員としてリーダー・フォロワー・スポンサーシップ(スリーエレメント)を発揮し、次世代のリーダーを育成することが求められている。今回のグループワークでは、スリーエレメントの基礎知識を共有し、各自が今の立ち位置で何に取り組むべきかロールモデルと共に考える。

教育セッションコード:33,43,44

56.今日から実践!自律訓練法を診療・セルフケアに活かす!

たけお内科クリニック からだと心の診療所 大武 陽一
淀川キリスト教病院 緩和医療内科 山根 朗
関西医科大学心療内科学講座 島津 真理子
関西医科大学心療内科学講座 佐原 風香
関西医科大学心療内科学講座 國本 拓生
関西医科大学心療内科学講座 加藤 文恵

「自律訓練法」は心療内科で頻用される心理療法(リラクセーション法)の一つです。近年話題沸騰中のマインドフルネスと異なり、技法が統一化されているのが特長で、それ故に指導もしやすく、ほとんどの心身症(ストレス由来の身体疾患)に導入できます。また医療者自身のメンタルケアの一環としても実践できます。今回は自律訓練法を実際に経験していただきながら、基本から実践まで一緒に学びます。

教育セッションコード:8,11,42

57.JPCXⅡ 【事前収録配信】

富山大学学術研究部医学系(医学)医師キャリアパス創造センター 企画責任者 近藤 諭
獨協医科大学埼玉医療センター 樋口 敬和
ハーモニークリニック 中井 秀一
徳洲会湘南鎌倉総合病院 山本 大介
南砺市民病院 大浦 誠

■「血算」 樋口 敬和(獨協医科大学埼玉医療センター) /座長:中井 秀一(ハーモニークリニック)
 血算のみかた(その2)血算ドリル
・貧血診断のピットフォール
・貧血と血小板減少を認める場合

■「今日の片頭痛診療(甘口)」 山本 大介(徳洲会湘南鎌倉総合病院)/座長:大浦 誠(南砺市民病院)

あなたの日常診療を拡張する、JPCA Education lecture Core Series(JPCX)です。このレクチャーシリー ズを聴すれば、専攻医、指導医、実地医家とも日常診療に役立つ知識を習得できます、 必要に応じてガイドラインや最近のエビデンスに触れつつ、様々な場で総合診療医として働くための知識を提供します。 *本セッションは事前収録を配信いたします。

教育セッションコード:14,15,16,39