ホームスキルアップ学会認定プライマリ・ケア看護師の会【開催報告】4月の雑談会

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学会認定プライマリ・ケア看護師の会

【開催報告】4月の雑談会

学会認定プライマリ・ケア看護師 認定者の会では、偶数月に「雑談会」を開催し、
様々な現場で活動しているメンバーと交流をしています。
 
2024年4月におこなった第9回の雑談会では、『新年度になり新たに取り組みたいことはありますか?』をテーマに、9名の認定者と情報交換をしました。
遅くなりましたが、当日に話し合った内容を紹介します! 

新年度に新たに取り組みたいこと

参加者の新たに取り組みたいことや取り組んでいることを紹介します。

Aさん:
コロナの対応に変化がある中で、自院での医療安全の勉強会に参加し、ヒヤリ・ハットやトリアージについて学び、実践をしている。
また、小児アレルギーエデュケーターの資格取得ができる大学があり、そこで小児の対応について学びを深めている。 
 
Bさん:
アレルギーについて学べる外部研修の受講を検討している。
子供のアレルギーの対応について、今後栄養指導の側面からも関与していくことを考えている。 
 
Cさん:
診療所が研修医を年間7〜9名受け入れており、今後はグループ診療を開催していく方針で、プライマリ・ケア部門の立ち上げを検討している。
個人的には、小児科の分野で地域の現状を知ることを目的として、小学校の先生とコンタクトを取り、情報収集をしていくことを検討している。 
 
Dさん:
訪問看護ステーションで看護師の実習生の受け入れを行なっていく。 
 
Eさん:
第15回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会のインタレストグループセッションで、実習受け入れの発表をする予定にしている。
また、大学病院の医学生が地域包括ケア実習に出る前の実習受け入れを行なっている。 
 
Fさん:
訪問看護ステーションに勤務しているが、診療報酬・介護報酬の改定対応に追われている。
そのような中で、新たな取り組みとして、今後は医療的ケア児への訪問看護をしていきたいと考えている。
また、勤務場所が観光地ということもあり外国人の移住も多く、外国人の出産件数も増えているため、今後は外国人の妊産婦のケアも行なっていきたい。 
 
Gさん:
日本在宅医療連合学会で局所陰圧閉鎖療法(NPWT:Negative Pressure Wound Therapy)を看護師が進めていくことができる在宅N P W T認定教育制度があり、認定教育を受けるために申し込みをしている。 
 
Hさん:
小児科の現状として、コロナよりもR Sウイルス感染の重症化があり、コロナとの鑑別が難しい状況があった。
背景を理解していくことの重要性があると考え、学校と病院との連携強化に努めていくようにしている。 
このような参加者の皆さんの意見交換から、プライマリ・ケアの実践領域の広さを改めて感じました。
時代背景・環境要因から、私たち看護師が活動しているそれぞれの場所で、医療以外の方々との連携の重要性も、すでに活動されている方のお話から改めて感じることができました。 

来年の今頃、今回意見交換をした仲間の活動や取り組みの進捗や成果を改めて報告し合い、みんなで共有して、高め合える機会を持つことができたらと考えています。

今後の座談会に向けて

全国の認定者の方との雑談会では、様々なプライマリ・ケア領域で働く皆さんと情報交換することで、新たな学びやこれから取り組んでいく課題について考える機会をいただいています。
ここでの情報が皆さんにとって有益なものとなるように、今後も定期的に開催していきます。
皆さんのご参加をお待ちしています!

最終更新:2024年11月01日 14時20分

看護師部会 広報活動支援部門

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看護師部会 広報活動支援部門

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