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【開催報告】看護学ワークショップ(2021年度応用編) 小児移行期ケア

「移行期ケア」と題したオンライン研修会に、全国の病院・診療所・訪問看護ステーションなどに所属する52名の看護師の参加がありました。
2021219日の看護学ワークショップ

さまざまなライフコースでの移行期ケアがありますが、今回は特に小児を対象として、プライマリ・ケア連合学会・認定看護師委員会委員の東京都⽴⼩児総合医療センター ⼩児看護専⾨看護師 北村 由起⼦先生が講師を担当しました。

受講生は、小児における移行期ケアには、治療を行った病院施設から地域医療への移行である「治療場所の移行」とともに、慢性疾患をもつ思春期や若年の⼈が、⼩児中⼼型の医療から成⼈中⼼型の医療に⽬的を持って計画的に移る「ライフコース上での移行」があることを講義から再確認をしました。


さらに、移行期ケアに関する事例検討をグループワークで深めることにより、地域医療に関わる看護職の役割や、医療だけではなく保健福祉関連機関との連携の重要性を話し合いました。

 

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    画像:講義資料より(右上:北村由紀子講師)

受講生より、

「小児の移行期の問題は小児看護を実践している看護師でも難しく、小児医療全体でも専門病院などが中心で行われている」ことや
「子どもが少ない地域での活動なので、小児をほとんど見ることがない」など小児と接する機会は少ないものの、
「移行期として捉えたことがなかったので、新しい視点を学べた」
「地域医療の中で、若い家族や子どもの成長などを支援できるケア内容を深めたい」
と感想をいただきました。


ますます地域医療が進んでゆくなかで、地域で暮らす医療ケア児の増加に伴い、子どもの成長を見守りながら、家族とともに継続支援を提供するプライマリ・ケアの重要な役割を再確認した研修となりました。




プライマリ・ケア連合学会認定看護師 認定委員会 研修係

  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-103-2.jpg
    画像:講義資料より

最終更新:2022年05月09日 14時29分

看護師部会 広報活動支援部門

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看護師部会 広報活動支援部門

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