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【開催報告】看護学ワークショップ(2021年度応用編) 在宅ケア

319日は、神戸市の訪問看護ステーションあおいそらの管理者で、在宅看護専門看護師の塩川ゆり先生より、「在宅ケア」についてご講義いただきました。

(2021年の看護学ワークショップ・応用編は、1月~3月に毎月1回開催する計3回シリーズのオンライン研修で、全国の病院・診療所・訪問看護ステーションなどに所属する54名の看護師の申し込みがありました)


病院と訪問看護ステーションの両方のご勤務経験のある塩川講師より、病院看護と在宅看護の違い、在宅看護に必要なアセスメントのポイント、病院から在宅ケアに移行する際の支援についてのご講義と、在宅での看取りケアについての2事例の紹介がありました。

また、その後のグループワークでは、退院後初回訪問時のアセスメントについて事例を検討しました。

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    画像:講義資料より(右上:塩川ゆり講師)

受講生からは、
「訪問看護の立場の方からの講義がとても聞いていてよかった」、
「在宅ケアについて初回訪問時のフィジカルアセスメントが重要だと学んだ」、
「近年ヘルスケアシステムが推進される中で在宅の講義及びグループワークはとても興味深く、あっという間に時間が過ぎた」などの声が聴かれました。

講義では、病院から退院される方を受け入れる在宅ケアを担う地域の訪問看護師や施設の看護師は、簡単なサマリーのみか、サマリーがないこともあり、得られる情報が少ないことが話題に挙がりました。
病院勤務看護師の受講生より、退院時にどんな情報が必要かと質問があり、検査データや治療経過、それまでの意思決定などについて詳細な内容が含まれることが望ましいことや、病院と地域の看看連携の方法について、ある地域では連携記録(ノート)を開発して使用するようになって改善がみられたことが紹介され、明日からの看護に活かすことのできる研修となりました。

プライマリ・ケア看護学ワークショップは、実践家の先生を講師に迎え、講義とグループでの事例検討を行っています。
グループワークでは、全国津々浦々の病院、診療所、訪問看護ステーションなど様々な立場で働く看護師とディスカッションできるような体制をとっています。

参加者からは「グループの方の考えを聞き色々と勉強になった」、「グループワークを通して幅広い視点で気づくことができた」、「グループワークにおいて他の施設の方との交流が深まり大変勉強になった」と好評です。

2022年度も、参加者からのアンケートで希望の多かったテーマを中心に看護学ワークショップを企画しています。希望者には、講義後の懇親会にもご参加いただけます。全国の看護師とざっくばらんな意見交換会の場となっています。

今年度も多くの仲間を増やしていきたいと思っています。皆様のご参加をお待ちしております!

  • https://www.primarycare-japan.com/pics/news/news-118-2.png
    画像:研修会参加者とのスクリーンショット

最終更新:2022年05月09日 14時30分

看護師部会 広報活動支援部門

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看護師部会 広報活動支援部門

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