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【必見】医療者が知っておくべき「気候危機」とは?教育講演オンデマンド配信中!

2025年6月、北海道で開催された第16回学術大会の教育講演「医療者が知っておきたい気候危機のこと」は、気候変動が私たちの健康と医療に与える影響について深く掘り下げたセッションとなりました。
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気候変動は、単なる環境問題ではなく、暑熱関連疾患や自然災害による死傷など、私たちの健康に広範な影響を及ぼしている「健康の危機」です。


本学会は、2024年6月に「プライマリ・ケアにおける気象非常事態宣言(浜松宣言)」を表明しました。今回の教育講演は、この「浜松宣言」を広く啓発する目的で企画しました。


講演では、「医療者が知っておくべき気候危機7つのこと」というA4 1枚の啓発ツールが紹介され、その中心にあるのが環境と健康を結ぶ概念「プラネタリーヘルス」です。

講演のハイライト

講演は、次の4部構成です。


総論「医療者が知っておくべき気候危機7つのこと」
豊田 喜弘 (悠翔会在宅クリニック流山)

気候変動が健康・医療に与える影響の総論と、プラネタリーヘルスに基づいたプライマリ・ケアの実現に向けた取り組みの重要性を解説しました。本大会で公開・配付した「医療者が知っておくべき気候危機7つのこと」というA4 1枚の啓発資料を紹介しました。
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各論①「医師の立場で」
横田 啓(岡山協立病院)

医師の立場で実践できる具体的な対策事例についてです。
「持続可能な医療の4つの原則」に則って医療者・医療機関がすべき対策などを紹介しました。
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各論②「薬剤師の立場で」
大石 和美 (有限会社丸山薬局)

薬剤師の立場で実践できる具体的な対策事例についてです。
日常的な処方薬の省資源化や、クーリングシェルターなど地域の熱中症対策推進などの取り組みを紹介しました。
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各論③「教育の視点で」
梶 有貴(国際医療福祉大学市川病院)

医学教育の視点から、医学部教育や専攻医教育における実践について提言しました。
大学の卒前教育や初期研修医・専攻医教育に、気候変動対策に関する教育をどのようにして統合していくかを解説しました。
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【重要】オンデマンド配信は9月30日まで

この教育講演は、現在、学術大会オンラインプラットフォームでオンデマンド配信中です。

視聴期限は 2025年9月30日 までです。


プライマリ・ケア従事者として、地域の健康と地球環境の持続可能性の両立を目指す具体的な取り組みを始めるために、ぜひこの機会に本講演をご視聴ください。

(※学術大会参加申し込みをされた方限定の配信です)
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最終更新:2025年09月12日 10時05分

プラネタリーヘルス委員会

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