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災害支援組織「PCAT」技能維持研修を開催しました(2026年度第1回)

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日本プライマリ・ケア連合学会 災害医療システム委員会は、2026年7月12日(日)、災害支援活動組織「PCAT(Primary Care Assistance Team)」の登録隊員を対象とした技能維持研修を、東京(一橋大学一橋講堂)で開催しました。技能維持研修としては今回が初めての開催となります。

PCATの登録隊員は3年ごとの登録更新を行うこととしており、本研修はその更新要件となるものです。導入研修で学んだ内容を土台に、知識のアップデート、スキルの維持、そして災害支援に臨む態度の再確認を目的として、全国から多職種のPCAT登録隊員計18名が参加しました。

研修プログラム

今回の研修は以下の内容で行われました。

1. 開会挨拶・ブリーフィング
2. チームビルディング
3. 能登半島地震・奥能登豪雨災害支援の概要
4. 能登半島地震・奥能登豪雨災害受援の概要
5. 人道支援の必須基準 CHS
6. グループワーク・グループ発表・フィードバック
7. 最新知識アップデート
8. 経験共有、質疑応答
9. まとめ、事務連絡、閉会

支援と受援、双方の視点から能登での活動を振り返る

前半では、令和6年能登半島地震および令和6年9月奥能登豪雨における当学会の支援活動を、支援側と受援側の双方の視点から振り返りました。

続いて、国際的な人道支援の質と説明責任に関する基準であるCHS(Core Humanitarian Standard:人道支援の必須基準)について、スフィアハンドブックをテキストに講義を行いました。

グループワークでは、能登半島地震・奥能登豪雨での当学会の支援・受援の経験をCHSの9つのコミットメントに照らし合わせ、次のPCAT活動に備えて取り組むべき課題をグループごとに検討・発表しました。派遣前研修の充実、統括・調整を担う人材の育成、受援側からフィードバックを得る仕組みづくりなど、今後の体制整備に必要な提案が挙がりました。

後半の最新知識アップデートでは、災害医療に関連する令和8年度診療報酬改定、災害時の遠隔医療と通信確保、豪雨災害などに関する新たな防災気象情報といった、最新情報を確認しました。

関連情報

能登半島地震・奥能登豪雨における当学会の支援活動の詳細は、活動報告書をご覧ください。
令和6年能登半島地震・令和6年9月奥能登豪雨における活動報告書

また、PCATの成り立ちと展望をまとめた記事が「月刊地域医学」に掲載されています。あわせてご覧ください。
・香田将英ほか「PCATの概要と展望:プライマリ・ケアの視点から見た災害医療支援」月刊地域医学 39巻4号, 2025. https://doi.org/10.60261/chiikiigaku.39.4_50

おわりに

今回の研修にご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。

PCATは「継続性を重視した底上げ型支援」「多職種による包括的支援」「将来の災害に向けた学術的支援」を3つの柱として、プライマリ・ケアの理念を災害医療に活かす取り組みを進めています。

「いつでも、どんなことでも、ずっと身近に」というプライマリ・ケアの理念のもと、災害の影響を受けた人びとの生活再建を包括的に支える支援活動を目指し、導入研修・維持研修を通じた体制整備を引き続き進めてまいります。

最終更新:2026年07月12日 20時19分

災害医療システム委員会

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災害医療システム委員会

災害時のプライマリ・ケアの維持とプライマリ・ヘルスの維持と向上を目指して、学会としてできる取り組みを見出し、形にすることを目的とした委員会です。

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