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ナースのお仕事
【地域で活躍する看護師紹介⑨】北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック 山﨑 礼子さん 編
プライマリ・ケア領域で活躍する看護師を知っていますか?
シリーズでお伝えする【地域で活躍する看護師紹介】。
今回は、北海道札幌市の「北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック」で勤務している山﨑 礼子さんの活動を紹介します。
山﨑さんには、Q&Aに答える形で、看護師の仕事内容やご自身の活動などについてお話を聞かせていただきました。
シリーズでお伝えする【地域で活躍する看護師紹介】。
今回は、北海道札幌市の「北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック」で勤務している山﨑 礼子さんの活動を紹介します。
山﨑さんには、Q&Aに答える形で、看護師の仕事内容やご自身の活動などについてお話を聞かせていただきました。
Q1 どのようなプライマリケアの現場で働いていますか? 仕事内容を教えてください!
賑やかで笑いの絶えない診療所
北海道札幌市で、家庭医療を専門とし、内科・外科・小児科・整形外科等の診療を行いながら、在宅ターミナルを含めた24時間対応の在宅診療を行っている在宅療養支援診療所【栄町ファミリークリニック】で勤務しています。
診療所は、家庭医6名(専門医3名、認定医2名、専攻医1名)、一般医1名、看護師8名、MSW1名、医事8名、医師アシスタント3名と事務局スタッフを合わせると総勢30名を超える大所帯の診療所です。
加えて、1~2名の家庭医を志す医師が、4年間を通して研修プログラムを学ぶために通年在籍しています。
また、毎月、全国から医学生や研修医が見学に訪れることもあり、診療所はいつも賑やかです。
診療所は、家庭医6名(専門医3名、認定医2名、専攻医1名)、一般医1名、看護師8名、MSW1名、医事8名、医師アシスタント3名と事務局スタッフを合わせると総勢30名を超える大所帯の診療所です。
加えて、1~2名の家庭医を志す医師が、4年間を通して研修プログラムを学ぶために通年在籍しています。
また、毎月、全国から医学生や研修医が見学に訪れることもあり、診療所はいつも賑やかです。
診療所外来での看護
外来には、予防接種を受けに来る新生児、発熱や腹痛などの症状で来院される方、高血圧や糖尿病などの専門的治療が必要になる方、認知症や加齢に伴い通院が徐々に困難になってきた方、介護について悩みを抱えたご家族・・・など、様々な相談事やニーズを抱えた方々が来院します。
「少し痩せましたか?ご飯を食べてますか?」
「今日は一人で来たのですか?お父さんは元気にしてますか?」
「今日はお嫁さんは一緒ではないのですね」など・・・・
来院される方々のちょっとした変化、例えば、表情や言葉、何気ない会話の中から、何か困りごとが起きていないか?付き添いのご家族にも困りごとはないか?などに気付くことを大事にしています。
そして、私たちは「どんな病気も診る、どんな困りごとも何でも相談できる診療所」を目指して、チームで話し合い、協力しながら、仲間と苦楽を分かち合い日々走り回っています。
「少し痩せましたか?ご飯を食べてますか?」
「今日は一人で来たのですか?お父さんは元気にしてますか?」
「今日はお嫁さんは一緒ではないのですね」など・・・・
来院される方々のちょっとした変化、例えば、表情や言葉、何気ない会話の中から、何か困りごとが起きていないか?付き添いのご家族にも困りごとはないか?などに気付くことを大事にしています。
そして、私たちは「どんな病気も診る、どんな困りごとも何でも相談できる診療所」を目指して、チームで話し合い、協力しながら、仲間と苦楽を分かち合い日々走り回っています。
超高齢化社会で求められる看護
ここ数年、コロナ禍の影響だけでなく、住み慣れた場所である「自宅」で最後を迎えたいという方が多くなりました。
さらには働き手となる世代の人口減少もあり、国は医療を提供する現場を「病院から在宅へ」という方向へ舵をきったことから、在宅医療のニーズはますます増えていくことは明白です。
一方で、私たちの地域に限らず、高齢者の人口増加に伴って、老老介護(高齢者が高齢者を介護する)・認認介護(認知症の方が認知症の方を介護する)、一人暮らしの高齢者が珍しくない時代になっています。
このような時代の変化の中、私たちは、民生委員の方々と連携しながら、福祉協力員として一人暮らしの高齢者の見守り活動のサポートをさせていただいています。
それでも、悲しいことに、孤独死をした方の通院歴の確認のために、警察から連絡をもらうこともあります。
札幌だけではありませんが、都会であるが故に近隣住民とのコミュニケーションに希薄さが生じ、社会的にも孤立しやすい環境をつくってしまうことが、社会問題となっています。
私たちは年に2回、地域で健康講座を開催していますが、多くの人に健康に関心をもってもらうこととや、人との繋がりを持つ機会になればと思っています。そして、このような活動が、孤立しない環境へと導ける活動の一つとして続けていくことが、私たちの大切な役割の1つでもあると感じています。
健康講座には、年々参加者が増えて「また次、楽しみにしているよ」と声をかけていただくこともあり、準備は大変ですが、誰かの役に立てていると実感しています。
さらには働き手となる世代の人口減少もあり、国は医療を提供する現場を「病院から在宅へ」という方向へ舵をきったことから、在宅医療のニーズはますます増えていくことは明白です。
一方で、私たちの地域に限らず、高齢者の人口増加に伴って、老老介護(高齢者が高齢者を介護する)・認認介護(認知症の方が認知症の方を介護する)、一人暮らしの高齢者が珍しくない時代になっています。
このような時代の変化の中、私たちは、民生委員の方々と連携しながら、福祉協力員として一人暮らしの高齢者の見守り活動のサポートをさせていただいています。
それでも、悲しいことに、孤独死をした方の通院歴の確認のために、警察から連絡をもらうこともあります。
札幌だけではありませんが、都会であるが故に近隣住民とのコミュニケーションに希薄さが生じ、社会的にも孤立しやすい環境をつくってしまうことが、社会問題となっています。
私たちは年に2回、地域で健康講座を開催していますが、多くの人に健康に関心をもってもらうこととや、人との繋がりを持つ機会になればと思っています。そして、このような活動が、孤立しない環境へと導ける活動の一つとして続けていくことが、私たちの大切な役割の1つでもあると感じています。
健康講座には、年々参加者が増えて「また次、楽しみにしているよ」と声をかけていただくこともあり、準備は大変ですが、誰かの役に立てていると実感しています。
在宅診療における看護の役割と地域での多職種連携
当診療所は24時間の在宅診療体制が整っているので、夜間・休日問わず医師は必要があれば、訪問看護師と協力して往診やお看取りをしています。
また、医師の診療の際には、当診療所の看護師が必ず同行しています。
家庭医と共に働く看護師として、日々の事例を振り返り、家庭医療の専門性について学びを深め、「病気を看るのではなく人を看る」という全人的医療の姿勢を持ちながら家族志向のケアを実践しています。
そして、医師の診療のサポートだけでなく、患者さんの生きがいやご家族との関係性、お互いの大切にしていることを何気ない会話の中で引き出し、双方にとって最適な選択ができるようにすることを大切にしています。
問題解決に難渋したときは、ケアマネジャーや訪問看護師など、共にチームとして関わる方々に連絡を取り、情報共有やカンファレンスをおこなって、患者さんやご家族にとっての最適を一緒に探し、解決策を見出します。
患者さんの療養生活を支える上で多職種連携はとても重要です。
日中は、私たちが患者さんやご家族、訪問看護師からの相談や連絡を直接受け、担当医師へ報告して、往診の調整などをおこない、在宅医療のハブとして機能するように調整をしています。
また、医師の診療の際には、当診療所の看護師が必ず同行しています。
家庭医と共に働く看護師として、日々の事例を振り返り、家庭医療の専門性について学びを深め、「病気を看るのではなく人を看る」という全人的医療の姿勢を持ちながら家族志向のケアを実践しています。
そして、医師の診療のサポートだけでなく、患者さんの生きがいやご家族との関係性、お互いの大切にしていることを何気ない会話の中で引き出し、双方にとって最適な選択ができるようにすることを大切にしています。
問題解決に難渋したときは、ケアマネジャーや訪問看護師など、共にチームとして関わる方々に連絡を取り、情報共有やカンファレンスをおこなって、患者さんやご家族にとっての最適を一緒に探し、解決策を見出します。
患者さんの療養生活を支える上で多職種連携はとても重要です。
日中は、私たちが患者さんやご家族、訪問看護師からの相談や連絡を直接受け、担当医師へ報告して、往診の調整などをおこない、在宅医療のハブとして機能するように調整をしています。
地域全体の健康管理:ススキノでのコロナワクチン職域接種の実施
広い診療分野であるプライマリ・ケアにおいてはその対象も多岐に渡ります。
2023年5月より、新型コロナウイルス感染症は5類感染症になりましたが、コロナ蔓延・緊急事態宣言が発令された第4波の時は、札幌の繁華街では働くことや楽しむことが憚られました。
そのような時に、地域のニーズに応えて、市の保健所や薬剤師会、イベント会社、ススキノ観光協会の方々と協働して、ススキノで延べ3万人に新型コロナウィルスワクチンの職域接種を実施しました。
職域接種に関わることは、診療所での勤務終了後にススキノに出向することになり、スタッフの負担にもなるので悩みました。
しかし、歓楽街ススキノを、安心して働ける、楽しめる場にしていこうとする取り組みは、とても意義深い活動だったと思います。
このような活動は、迅速な協力体制の構築が求められます。
コロナ当初、病床数の逼迫で在宅療養をせざるを得ない重症化した感染者の対応のため、市の保健所と連携し、24時間往診依頼を受けて診療にあたりました。
職域接種は、顔の見える関係性を築くことができていたからこそ、実現した活動ではないかと思います。
2023年5月より、新型コロナウイルス感染症は5類感染症になりましたが、コロナ蔓延・緊急事態宣言が発令された第4波の時は、札幌の繁華街では働くことや楽しむことが憚られました。
そのような時に、地域のニーズに応えて、市の保健所や薬剤師会、イベント会社、ススキノ観光協会の方々と協働して、ススキノで延べ3万人に新型コロナウィルスワクチンの職域接種を実施しました。
職域接種に関わることは、診療所での勤務終了後にススキノに出向することになり、スタッフの負担にもなるので悩みました。
しかし、歓楽街ススキノを、安心して働ける、楽しめる場にしていこうとする取り組みは、とても意義深い活動だったと思います。
このような活動は、迅速な協力体制の構築が求められます。
コロナ当初、病床数の逼迫で在宅療養をせざるを得ない重症化した感染者の対応のため、市の保健所と連携し、24時間往診依頼を受けて診療にあたりました。
職域接種は、顔の見える関係性を築くことができていたからこそ、実現した活動ではないかと思います。
地域の健康課題:移行期ケアへの取り組み
また、地域の健康課題への取り組みの一つとして、「移行期医療・移行期ケア」について取り組んでいます。
先天性疾患をもつ子どもは成人年齢になっても小児科医が継続して診療している現状がありますが、これからは、地域全体で、子どもから成人に移行して受け入れる医療体制を構築して行く必要があります。
地域で暮らす医療的なケアが必要な子どもが、成人しても途切れることなく診ていくために、市内の小児科医の呼びかけで発足した「移行期医療を考える会」のチームの一員として会議に参加して、それぞれの立場や役割を理解するよう努めています。
自分自身が移行期医療について理解を深めるために、地域の医療機関の小児科外来に受診する移行期にある患者さんの診療を見学させていただきました。
また、研修会のお手伝いをさせていただきながら、診療所、介護、福祉、行政との連携システムの構築に向けて、少しずつ取り組んでいます。
プライマリ・ケア領域が小児科などの他の専門医にも広く認識され、必要とされることを嬉しく思うと同時に、身の引き締まる思いを感じています。
このように、「プライマリ・ケア」を実践する環境も絶えず変化することを実感し、そこで働く看護師が少しでも役立てるよう、私たちは常に地域全体からニーズを捉える視点を持つ必要があると考えています。
先天性疾患をもつ子どもは成人年齢になっても小児科医が継続して診療している現状がありますが、これからは、地域全体で、子どもから成人に移行して受け入れる医療体制を構築して行く必要があります。
地域で暮らす医療的なケアが必要な子どもが、成人しても途切れることなく診ていくために、市内の小児科医の呼びかけで発足した「移行期医療を考える会」のチームの一員として会議に参加して、それぞれの立場や役割を理解するよう努めています。
自分自身が移行期医療について理解を深めるために、地域の医療機関の小児科外来に受診する移行期にある患者さんの診療を見学させていただきました。
また、研修会のお手伝いをさせていただきながら、診療所、介護、福祉、行政との連携システムの構築に向けて、少しずつ取り組んでいます。
プライマリ・ケア領域が小児科などの他の専門医にも広く認識され、必要とされることを嬉しく思うと同時に、身の引き締まる思いを感じています。
このように、「プライマリ・ケア」を実践する環境も絶えず変化することを実感し、そこで働く看護師が少しでも役立てるよう、私たちは常に地域全体からニーズを捉える視点を持つ必要があると考えています。
Q.プライマリ・ケア領域で働く魅力(やりがい)はなんですか?
私は、元々は急性期病院の病棟や手術室で看護師をしていましたが、自分の子どもの成長に合わせ勤務先を変え、現在のクリニックに勤務することになりました。
当初は家庭医療という領域の知識も経験もありませんでしたが「まずはやってみる」というチャレンジ精神と、日々診療所内外の仲間に助けられながら、気が付けば8年が経っています。
そして、患者さんから、たくさんのことを学ばせていただいています。
ここでの仕事は毎日が目まぐるしく多忙ですが、看護師長として診療所をマネジメントしながら、プレイヤーとしても現場をしっかりと見ることを心がけています。
急性期病院で働いていた時は、病気を治すことや回復に向けてケアをすることが私の看護の中心にあり「患者さんが元気に退院できて良かった」と思えることがモチベーションになっていました。
そして、これまでの経験が、プライマリ・ケアでも十分に活かせていると思います。
プライマリ・ケアは「医療の入口」で、地域の医療を担う重要な役割を持っています。
患者さんやご家族が住み慣れた場所でケアを受け、かかりつけ医のいる医療機関に通院できるよう、その人らしい暮らしを支え、最期を迎える日まで寄り添えることは、看護師として大変やりがいがあると感じます。
また、多種多様なニーズに対応する中で多職種で連携をはかりながら一緒に仕事をする仲間が増えていき、困り事の相談を受けたり、こちらからの相談にのってもらうことで相互に信頼し合える関係性を構築しています。
一つ一つ問題が解決していくことで、患者さんやご家族のお役に立てることにもやりがいを感じています。
さらに、学校健診の補助や病診連携の講演の依頼を受けたり、ケアカフェを開催したりと、地域に目を向けた仕事も楽しみながら学び続けることができるのも魅力的だと感じます。
当初は家庭医療という領域の知識も経験もありませんでしたが「まずはやってみる」というチャレンジ精神と、日々診療所内外の仲間に助けられながら、気が付けば8年が経っています。
そして、患者さんから、たくさんのことを学ばせていただいています。
ここでの仕事は毎日が目まぐるしく多忙ですが、看護師長として診療所をマネジメントしながら、プレイヤーとしても現場をしっかりと見ることを心がけています。
急性期病院で働いていた時は、病気を治すことや回復に向けてケアをすることが私の看護の中心にあり「患者さんが元気に退院できて良かった」と思えることがモチベーションになっていました。
そして、これまでの経験が、プライマリ・ケアでも十分に活かせていると思います。
プライマリ・ケアは「医療の入口」で、地域の医療を担う重要な役割を持っています。
患者さんやご家族が住み慣れた場所でケアを受け、かかりつけ医のいる医療機関に通院できるよう、その人らしい暮らしを支え、最期を迎える日まで寄り添えることは、看護師として大変やりがいがあると感じます。
また、多種多様なニーズに対応する中で多職種で連携をはかりながら一緒に仕事をする仲間が増えていき、困り事の相談を受けたり、こちらからの相談にのってもらうことで相互に信頼し合える関係性を構築しています。
一つ一つ問題が解決していくことで、患者さんやご家族のお役に立てることにもやりがいを感じています。
さらに、学校健診の補助や病診連携の講演の依頼を受けたり、ケアカフェを開催したりと、地域に目を向けた仕事も楽しみながら学び続けることができるのも魅力的だと感じます。
Q.プライマリ・ケア領域で働く看護職や働こうと考えている仲間へのメッセージ
プライマリ・ケア領域はとても幅が広く、時代の移り変わりと共にニーズも変化していきます。
多方面の視点を持つ必要があり、一生かけても学びきれないくらいの学び多き領域なので、一人でも多くのケアする「手」と、視る「目」が必要だと思います。
私は、看護師として、「やさしさ」「思いやり」「誰かのちからになりたい」という気持ちから、人々の暮らしや健康を支え、やがて頼られる存在になりたいと思って仕事に取り組んでいます。
そのような思いをもって、プライマリ・ケア領域で働いていると、この仕事は楽しい!また明日も頑張ろう!と思えることがたくさんあります。
日本プライマリ・ケア連合学会では、2019年に学会認定看護師制度が発足しました。
研修を受け合格した認定看護師がその専門性を発揮し地域、さらには社会全体のプライマリ・ケアの質の向上、発展に寄与することを私たちは期待されています。
当診療所では、私がはじめに学会認定プライマリ・ケア認定看護師の資格を取得しました。
現在は、同僚が学会認定プライマリ・ケア認定看護師資格の取得に向けて、学会が企画する研修会を受講したり、事例報告に取り組んでいます。
自分たちの日々の看護実践を論理的に考察し、ケアの正当性を明確にしていくことは少々骨の折れる作業ではありますが、「看護師」としてだけでなく「人」としての成長があることを確信しています。
このように、私たちが日々実践する看護を通して、地域をより元気にしたいと考えています。
一歩踏み出して学会に参加したり、セミナーを受講したり、全国にいる仲間と一緒にプライマリ・ケア領域を盛り上げていきましょう!
多方面の視点を持つ必要があり、一生かけても学びきれないくらいの学び多き領域なので、一人でも多くのケアする「手」と、視る「目」が必要だと思います。
私は、看護師として、「やさしさ」「思いやり」「誰かのちからになりたい」という気持ちから、人々の暮らしや健康を支え、やがて頼られる存在になりたいと思って仕事に取り組んでいます。
そのような思いをもって、プライマリ・ケア領域で働いていると、この仕事は楽しい!また明日も頑張ろう!と思えることがたくさんあります。
日本プライマリ・ケア連合学会では、2019年に学会認定看護師制度が発足しました。
研修を受け合格した認定看護師がその専門性を発揮し地域、さらには社会全体のプライマリ・ケアの質の向上、発展に寄与することを私たちは期待されています。
当診療所では、私がはじめに学会認定プライマリ・ケア認定看護師の資格を取得しました。
現在は、同僚が学会認定プライマリ・ケア認定看護師資格の取得に向けて、学会が企画する研修会を受講したり、事例報告に取り組んでいます。
自分たちの日々の看護実践を論理的に考察し、ケアの正当性を明確にしていくことは少々骨の折れる作業ではありますが、「看護師」としてだけでなく「人」としての成長があることを確信しています。
このように、私たちが日々実践する看護を通して、地域をより元気にしたいと考えています。
一歩踏み出して学会に参加したり、セミナーを受講したり、全国にいる仲間と一緒にプライマリ・ケア領域を盛り上げていきましょう!
編集後記
今回は、日本プライマリ・ケア連合学会認定看護師の資格をお持ちの山﨑さんに、プライマリ・ケア領域で働く看護の魅力を教えていただきました。
「ナースのお仕事」では、素敵な看護師の活動を引き続き紹介していきたいと思います。
あなたもぜひプライマリ・ケア領域の看護師の仲間になりませんか?
お待ちしています!
「ナースのお仕事」では、素敵な看護師の活動を引き続き紹介していきたいと思います。
あなたもぜひプライマリ・ケア領域の看護師の仲間になりませんか?
お待ちしています!
最終更新:2024年09月05日 14時41分