祝大成功！浜松大会

6/7～9に開催された第15回浜松大会は過去最高の6500名を超える参加者をお迎えして成功裏に幕を閉じました。井上大会長、そして北西実行委員長、更には静岡県全域から参画された実行委員の皆さんが実に素晴らしいプライマリ・ケアの学びの場を用意してくれたことに心から感謝したいと思います。

大都市と異なり、浜松という地方都市ならではの食・文化・歴史と言った要素が散りばめられたおもてなしは素晴らしく、懇親会でも地元色豊かなお食事と地元のミュージシャンの素敵なジャズ演奏が会員を楽しませてくれました。そして、ノルウェー、台湾、フィリピンなどからお招きした海外ゲストもこういった雰囲気を本当に喜んで下さいました。

もちろん、企画内容も素晴らしく、私たちの領域の多様性を体現するだけでなく、一つ一つのテーマに対する深掘りとレベルの高さは誇るべきものでした。毎年参加している日野原賞候補演題のリサーチの内容と質も感動的でしたね。もはや、欧米に見劣りすることはなく、堂々と世界に通用するレベルに到達していると感じました。

理事長としては、医療政策や診療報酬に対する学会のアプローチを強化することを意識したかかりつけ医機能報告制度に関するシンポジウム、気候変動に対する学会の取り組みを前進させる「浜松宣言」、更には海外との交流と日本から海外への発信を目指すWONCAシンポジウムなど、現在我々が向かうべき方向につながる企画を着実に実施できたことは大きな成果だったと考えています。

来年は久しぶりの北海道大会です。私も地元ということもあり、大変楽しみにしております。ちょうど気候の良い頃になりますので、たくさんの会員の皆さんにお越し頂ければと思っています。どうぞ北海道へ！


　 草場鉄周