現在開催予定の勉強会のご案内、開催履歴・報告

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開催予定


開催履歴・報告

闘魂祭
日 時 2025年 11月 15日(土)11:30~18:30
場 所 琉球大学西普天間キャンパス
琉球大学附属図書館医学部分館ラーニング・コモンズ
主 催 Off the Clock
共 催 日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国82大学行脚プロジェクト
講 師 志水太郎(獨協医科大学病院)
松本謙太郎(国立病院機構大阪医療センター)
鶴海裕之(在沖縄米国海軍病院、琉球大学第三内科循環器大学院)
八幡照幸(県立八重山病院 臨床検査科)
徳田安春(群星沖縄臨床研修センター)
参加人数 医学生 54人、初期研修医 1人、後期研修医4人、その他医師 4人
看護学生 8人 医療従事者 1人
内 容 志水 太郎 先生 『診断の力を高めるために』
症例を用いたディスカッション形式で、「問診」と「身体診察」の意義について話をしていただきました。広く漠然と質問するのではなく、診察で異常を感じた部分に焦点を当てて問診を深めることで診断がより確かになると教えていただきました。神経梅毒の症例をもとに、身体所見と問診を組み合わせながら診断に至る具体的なプロセスを体験し、臨床現場での実践的なアプローチを学ぶ機会となりました。松本 謙太郎 先生 『~ACRCR2025~ Autumn Clinical Reasoning Conference of the Ryukyus』
問診や身体所見の段階で鑑別を絞り込み、「検査前確率」を高めておくことの大切さについて話をしていただきました。また、近年普及している生成AI は「目的的会話」に優れているが、患者を深く理解するためには「自然な非目的的会話」が不可欠であることを学びました。さらに、喫煙が潰瘍性大腸炎や神経変性疾患の症状をマスクした症例より、生活背景の把握が正確な診断につながることを教えてもらいました。

鶴海 裕之 先生 『Clinical Reasoning in Cardiology』
心不全患者の症例をもとに、症状や生活背景、身体所見から原因や病態を推論する臨床推論のプロセスを紹介していただきました。虚血性心筋症、高血圧性心筋症、弁膜症、COPD、不整脈など、心不全に至る多様な要因があること、また、腸管機能の低下によって鉄欠乏性貧血が生じやすくなることを教えていただきました。多様な要因と病態で現れている症状を多面的な視点で評価することが、適切な診断と治療につながることを学びました。

八幡 照幸 先生 『日本の医療保険制下における Diagnostic Stewardship に基づいた臨床検査 -微生物検査を中心に』
意味のある検査を適切な患者に適切なタイミングで実施し、その結果を正しく解釈する「Diagnostic Stewardship(DS)」の考え方を話していただきました。採血や検体採取の注意点に加え、検査の過剰依頼の回避や薬剤感受性検査を優先する診断の視点など、微生物検査の前後にわたる実践的な取り組みが示されました。検査の質だけでなく、運用全体を最適化することが診療の質を高める鍵になることを学びました。

徳田 安春 先生 『フィジカル診断エクセレンスケース』
身体所見から病態を推測するフィジカル診断の重要性が取り上げられ、特に CO₂貯留や右心室肥大を早期に発見することの意義を教えていただきました。捻髪音、水泡音、ヤギ音、気管支音、ささやき音など副雑音の特徴や、COPD・肺癌の鑑別ポイントを具体的に紹介いただき、末梢肺野・気管付近の聴診や声音振盪を用いた評価方法についても詳しく解説していただきました。こうした身体診察を丁寧に積み重ねることで、画像検査に頼る前の段階から病態を把握できることを学びました。

 

“地域”の診療をしてみよう!
日 時 2024年5月29日(水)18:00~19:30
場 所 島根大学医学部みらい棟4階ギャラクシー
主 催 島根大学医学部地域医療研究会
共 催 日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国82大学行脚プロジェクト
後援・協賛 島根大学医学部地域医療支援学講座
島根大学医学部附属病院総合診療医センター
島根大学医学部環境保健医学講座
島根大学医学部地域医療教育学講座
講 師 三浦 太郎(富山市まちなか診療所)
協力大学教員 佐野 千晶、長尾 大志
参加人数 医学生 11人、その他医師 4人
内 容  富山市まちなか診療所の三浦太郎先生をお招きして、「“地域”の診療をしてみよう!」と題して地域医療セミナーを開催しました。富山市まちなか診療所は公設公営の在宅専門療養所で、三浦先生は行政と臨床の両面から地域医療に携わっていらっしゃいます。そんな三浦先生のご経験も交えて、地域を“診る”ということを中心にお話しいただきました。
まず、日本の人口動態をもとに、患者を地域で診ることが求められていること、そしてこれから時代に求められる医療は生活モデルに基づいた、「治す」だけでなく「支える」医療であることを最初に説明していただきました。

そして、お話は本題の“診る”ということに移っていきました。
“診る”ということは情報収集(問診・診察・検査)、見立て(鑑別診断)、介入、介入の検証・情報収集のループであることを説明していただいた後、架空の62歳女性タエさんの事例を用いて、患者さんを“診る”ことのグループワークを行いました。健康管理という点で介入すべきところはあるのか? 家族・地域に介入しなくていいのか? などなど、患者さんを地域の視点で“診る”ことについてグループごとに考えました。
セミナー後に一番印象に残ったのは?と聞いて参加者の多くが挙げたのは、その次にあったCOPC(Community Oriented Primary Care)モデルで地域を“診る”というお話でした。島根大学医学科のディプロマ・ポリシーにも「地域医療への志向力」として「地域医療が抱える諸問題に対して積極的に取組もうとすることができる」と掲げられていますが、医師として地域の問題に取り組むとはどういうことなのかを知る機会はそこまで多くありません。合宿地での大学生の飲酒の問題の事例をもとに、医師が病院から一歩足を踏み出すことで、人と人とのつながりが少しずつ生まれ、地域全体が緩やかにつながるプライマリ・ケアチームとなっていくプロセスについてわかりやすく説明していただきました。これから医師として、地域の課題を解決するためにどういった取り組みができるのかを考えるうえで、大変有用なヒントを教えていただきました。参加者からは「富山の地域医療の特色は何ですか」「地域に根づくためには支えてくれた考え方などはありますか」「実習・研修先を決める際にはどのような判断基準で決めていましたか」「総合診療医を目指すうえで学生のうちにすべきことは勉強以外で何がありますか」などの質問が挙げられ、質疑応答も活発に行われました。
セミナー全体を通して、医療だけでなく、地域での暮らしについても楽しそうにお話しされている姿がとても印象的でした。地域医療の楽しさ・面白さについても触れることができた90分でした。

三浦先生にはこのセミナーのためだけに島根にお越しいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。参加してくださった参加者の皆様、そして開催にあたってサポートしていただいた地域医療支援学講座のスタッフの皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

医療面接ステップアップセミナー
日 時 2024 年 4 月 6 日 13 時〜17 時
場 所 岡山大学鹿田キャンパス 管理棟 6 階第 7 カンファレンスルーム
主 催 日本プライマリ・ケア連合学会学生・研修医部会(PCs)中四国支部
共 催 岡山大学病院総合内科・総合診療科、OCSIA-OB、
日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国82大学行脚プロジェクト
講 師 川口満理奈(岡山大学病院総合内科・総合診療科)
光田栄子(かとう並木通り診療所)
猪田宏美(岡山大学病院薬剤部)
大塚勇輝(岡山大学病院総合内科・総合診療科)
和田嵩平(岡山大学病院糖尿病センター)
大村大輔(岡山大学病院総合内科・総合診療科)
参加人数 医学生 11人
内 容 13:00〜13:15 導入・自己紹介
13:15〜13:25 医療面接 1 回目
13:25〜13:40 フィードバック&ディスカッション 13:40〜13:50 医療面接 2 回目
13:50〜14:05 フィードバック&ディスカッション 14:05〜14:15 休憩
14:15〜14:25 医療面接 3 回目
14:25〜14:40 フィードバック&ディスカッション
14:40〜14:50 医療面接 4 回目
14:50〜15:05 フィードバック&ディスカッション
15:05〜15:15 休憩
15:15〜15:25 医療面接 5 回目
15:25〜15:40 フィードバック&ディスカッション
15:40〜15:50 医療面接 6 回目
15:50〜16:05 フィードバック&ディスカッション
16:05〜16:40 講師の先生方による医療面接
16:40〜17:00 まとめ 感情が強く表出された患者さんや、感情が見えにくい患者さんとの医療面接を学ぶことを目的とし、SP(模擬患者)さんにもご協力いただき医療面接ステップアップセミナーを開催しました。
3 年生 2 名、4 年生 2 名、5 年生 7 名の計 11 名が参加し、岡山大学からだけではなく、川崎医科大学、鳥取大学、島根大学、山口大学からも参加がありました。学生 3〜4 名+先生 1〜2 名のグループ 3 つに分かれ、それぞれのグループごとに、SP さんを相手に実践形式で学びました。
シナリオに対してグループ内の 1 名が 10 分間医療面接を行い、面接者→ 観察者→SP さんの順でフィードバックを行いながら、ファシリテーターの先生の進行の元、グループ内でディスカッションを行いました。シナリオは、無口な患者さんのシナリオが 2 種類、癌告知前後の患者さんのシナリオが 2 種類、不信感や不安が強い患者さんのシナリオが 2 種類の、計 6 種類用意していただきましたが、どのシナリオも難しく、それぞれが悩みながら医療面接・ディスカッションを行いました。
PCs 中四国支部としては久々の対面企画でしたが、SP さんの感情の動きを直に感じられたこと、また、他大学・他学年の学生と直接ディスカッションができたことなど、対面ならではの楽しさを感じられるセミナーとなりました。最後になりますが、強い熱量で今セミナーの講師・ファシリテーターを務めてくださ った先生方と、私たち学生にとことんぶつかってくださった SP の皆様に、心から御礼を申し上げます。
医師キャリア×ライフイベント おしえて!みなと先生
日 時 2024年2月12日(月・祝)
場 所 鹿児島大学桜ヶ丘キャンパス、Zoom(ハイブリッド開催)
主 催 プライマリケア・サークルKAAN
共 催 日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国82大学行脚プロジェクト
講 師 湊 しおり(豊田地域医療センター)
参加人数 医学生 14人、その他医師 2人、その他 1人
内 容 今回プライマリケア・サークルKAANでは、豊田地域医療センター 湊しおり先生をお招きし、「医師キャリア×ライフイベント おしえて!みなと先生」と題して女性医師のキャリアやライフイベントの意思決定に関する疑問解消・不安払拭を目的としたイベントを開催した。アジェンダは下記の通りである。
1.湊先生の自己紹介
2.Q&A
3.ディスカッション
湊先生の自己紹介では学生時代の湊先生の悩みや専業主夫であるパートナーとのご結婚の経緯等、人生について詳細なプレゼンテーションをお聞きした。Q&Aセッションでは事前に募集した質問および頻出のキャリアやライフイベントに関する質問について湊先生からご回答いただいた。ディスカッションのパートで特に参加者との議論が深まったのは初期研修先や専門選びに関する意思決定のプロセスや、結婚出産のタイミングや相手選びについての話題であった。開催の様子:
参加者アンケート(有効回答数8):


100%の学生が勉強会に満足と回答する結果となった。今回、1時間半の十分な時間を使って双方向性に1人の女性医師の人生を掘り下げることで、人生の様々な決断における詳細なプロセスを知ることができた。これは、一般的なキャリアやライフイベントの講演では得られない情報であり、学生の深い学びや高い満足度に寄与したものと思料する。末筆ではございますが、本会の開催に際しまして多大なるお力添えを頂いた日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト82大学行脚プロジェクトの皆様に心より感謝申し上げます。

みら医教室
日 時 2023年10月28日(土曜日)  16時30分 から 18時00分
場 所 みんなの森 ぎふメディアコスモス あつまるスタジオ
主 催 岐阜大学医学部 GIFMSA
共 催 岐阜大学医学部 ぎふ医療ケアサークル
日本プライマリ・ケア連合学会 ジェネラリスト全国82大学行脚プロジェクト
講 師 菅波 祐太(揖斐川町地域医療振興協会 春日診療所)
奥野 彩花(社会医療法人厚生会 多治見市民病院)
協力大学教員 岐阜大学医学部附属地域医療医学センター長・教授 牛越 博昭
参加人数 医学生 7人、看護学生 1人、その他 7人
内 容 チラシを通して募集した岐阜県の高校生の参加者に対し、岐阜県の地域の課題についてのレクチャーをした後、10年後の医療の姿と自分にできることを考えるワークショップを行った。
①大学生より、現在~10年後の岐阜県の問題を提示するレクチャー(人口減少・世帯構造の変化、産業と労働)
②この状況が続くとどのような問題が生じるか、何がどのように変化するのかを、医療、保健、経済、労働など様々な切り口から考え、何が起こるのか・何が問題になるのかを考えながらのディスカッション
これをテーマごとに繰り返した。
③10年後の岐阜県の医療の問題をピックアップして提示し、②を行った。また、自分には何ができるのかを考えてグループ内で共有した。
ディスカッションでは、高校生と大学生、研修医、医師から構成されるグループを作り、全員で模造紙に付箋を貼ったり書き込みをしたりしながら考えたことをグループ内で共有した。
開催後、アンケートを実施し、高校生と30分程度の座談会を行なった。(開催の様子)
  使用したスライド内容
セッション①「人口減少」
岐阜県の人口の現況を示すデータを提示し、10年後に起こりうることを考えディスカッションを行った。ディスカッションでは、
・子ども、現役世代、高齢者が減ると、どのような問題が生じるか
・県全体の人口が減ると、どのような問題が生じるか
・良い影響はあるか
について、人口はなぜ減少しているのかや、医療・保険・産業・教育・福祉・消費生活などの観点から考えたことを発表しあった。
セッション①「世帯構造の変化」
岐阜県の世帯数の増加、単独世帯の増加、三世代同居世帯、共働き世帯等の世帯の現況を示すデータを提示し、10年後に起こりうることを考えディスカッションを行った。ディスカッションでは、
・地域のコミュニティの形はどう変化するか
・3世代同居のメリット
・核家族問題、共働きについて
・単独世帯の増加による影響
について、医療・保険・産業・教育・福祉・消費生活などの観点から考えたことを発表しあった。
セッション①「経済・産業」
岐阜県の盛んな産業、人手不足が顕著な職種、最近の時事ニュースを提示し、この状況が続くとどうなるかを考えディスカッションを行った。ディスカッションでは、
・人手不足はなぜ生じているのか、解消されるのかどうか
・経済は再興するのかどうか
などについて、医療・保険・産業・教育・福祉・消費生活などの観点から、物価高騰、感染症の影響も踏まえて考えたことを発表しあった。
セッション②「10年後の医療」
岐阜県の回復期病棟不足、介護施設不足、医療従事者不足、医師の地域偏在・診療科偏在の問題などを提示し、10年後の医療のあり方や自分にできることを考えディスカッションを行った。ディスカッションでは、
・10年後に求められている医療
・問題解決には何が必要か
・自分にできること
について、医療・保険・産業・教育・福祉・消費生活などの観点も踏まえて考えたことを発表しあった。
参加者からの感想
・岐阜の課題や今後について改めて考えることができてよかったです。また、医学部の方たちから岐阜の医療や今何が求められているかなど詳しく聞くことができてとてもためになりました。
・自分たちが迎える未来の問題を様々な視点から考えることができた点。医学生や医師の方に直接質問できた点。(イベント全体についてよかった点、改善点)
・医学部生とたくさん交流ができて、岐阜の問題も深掘りできてとても勉強になりました。
・普段大学生の方と関われることがないので、お話しできたり、進路のことも質問できたりして嬉しかったです。またこのような機会があると嬉しいです。地域医療についてよく知らなかったけど、岐阜でも医療従事者が不足している地域があったり、少子化の問題など、普段そこまで考えないことについて知れて良かったです。
・同世代の子や大学生の方、医師の方と直接意見を交換しながら、これからの問題を様々な視点から考えることができ、地域医療に対する興味が深まりました。
・授業では考えないことを大学生の方や医師の方と話すことができて楽しかったし、新たな視点や考えを得ることができました。参加して良かったです。
・とても楽しかったです。また機会があれば参加したいです。受験勉強頑張ります。
優しく相談に乗ってくださった方々、本当にありがとうございました。
・地域医療や医療問題について学ぶ機会があれば、また是非参加させて頂きたいと考えております。