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学会認定プライマリ・ケア看護師の会

【開催報告】2025年1月の雑談会

学会認定プライマリ・ケア看護師認定者の会では、「雑談会」をおこない、全国各地、様々な場所で働いているメンバーと交流をしています。
これまでは偶数月の開催でしたが、2025年から奇数月に開催することになりました。

今回は、インフルエンザ、新型コロナワクチンを中心とした様々なワクチン接種について、聞きたいことや気になることを11人の参加者で話し合いました!

新型コロナワクチンについて

〇新型コロナワクチンで感じていること

・1つのシリンジタイプのものが使いやすく、コスト面も安心である。このタイプを希望する患者さんも多いことから 使用度が高い。
・ワクチン接種を希望するのは、助成がある高齢の方が多い。
・地域差もあるが、新型コロナワクチンの希望人数が多い地域もあれば、新型コロナウィルス感染症に罹患することへの不安感が薄れており、積極的に打ちたがらない方もいる。

〇ワクチンの間違いを防ぐために工夫していること
また、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン接種の時期が同じであることから、間違いがないように工夫していることを話し合いました。

・同時間帯に接種することを控えるようにしている
・トレーの色を分けて間違いを防いで
・診療とは別にワクチン接種専用の部屋を作る
・別の日に接種するようにしている
など、いろいろな工夫をしていることがわかりました。

その他、新型コロナワクチン接種時に副作用が出たときの対応についても話し合いました。

インフルエンザワクチンについて

年末年始には、新型コロナウィルス感染症時のパンデミックかと思われるほど、インフルエンザに罹患した方の受診が増えました。
12月31日に診療していたところでは、9時~17時までの診療時間を大幅に超えて、翌日の明け方4時まで診療をしていたところもありました。

インフルエンザワクチンは、積極的に打つ方が多いです。
また、13歳未満の場合は2回接種することを、わが国のガイドラインでは勧められています。
しかし、ワクチンが高価なため、ワクチンを打たずに罹ってしまえばよいと考えている方々も実際に多くいます。
そのため、子どものインフルエンザこそ、国からの助成支援がほしいと話し合いました。

また、「ワクチンを打っても罹患するから無駄」と考えている方が多くいることも共有しました。
そのような方には、「接種することで重症化しなくてよかったですね」と、ワクチンの効果を強調しながら声かけをするようにしていました。

さらに、生ワクチンのフルミストを使用した事業所の意見も共有しました。
メリットは痛くないこと、デメリットは使用対象者が限られていることがあげられました。
また、使用した人の鼻水や唾液でも感染すること、使用後に風邪症状が出やすいこと、値段が高いことが、話題にあがりました。

終わりに

このように、短い時間では話しきれない様々な内容について意見交換をすることができ、充実した時間を過ごすことができました。
それぞれの地域での活動を共有することで、それぞれの事業所での活動につなげることができればと思います。
 
また、皆さんとお会いできることを楽しみにしています!
 

看護師部会 認定者の会支援部門
たけしファミリークリニック
黒田かおり
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最終更新:2025年04月23日 14時39分

看護師部会 広報活動支援部門

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