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産業保健
【産業保健チーム】第20回 若手医師のための家庭医療学冬期セミナー ~オンデマンド配信~
「産業医の視点を日常診療に!〜健診を真剣に考える〜」 オンデマンド動画公開
2025年2月に開催された第20回 日本プライマリ・ケア連合学会若手医師のための家庭医療学冬期セミナーにて、産業保健チームよりオンデマンド動画「産業医の視点を日常診療に!〜健診を真剣に考える〜」を公開致しました。この企画では、日常診療で頻繁に接するにも関わらず、体系立てて学ぶ機会の少ない「健診(検診)」を題材に、明日からの診療に役立つ情報を提供しました。
日本における健康診断は多種多様
健診(検診)と一口に言っても、特定健診やがん検診、乳幼児健診や妊婦健診、学校健診、職域で実施される一般定期健康診断、雇入時健診、海外派遣労働者の健診など非常に多くの種類があり、またそれぞれが異なる法令によって規定されているためステークホルダーも異なり、健診後の対応も異なります。私たちはこうした健診に関わる機会は多いものの、これらを一度にまとめて学ぶ機会は限られています。
しかしながら、日本では多くの法令によって相互に補完し合いながら、国民皆が健康診断を受けられるよう設計されていますので、健康診断に関わる医療職がこうした複雑な健診制度の仕組みを学ぶことは有意義であると考えました。今回、産業保健チームでは、労働安全衛生法に基づく職域の健診はもちろん、その他の我が国で行われている健診についても広く取り扱い、日本における健康診断制度の全体が概観できる内容のセミナー作りを目指しました。
私たちの作成した動画では、日本の健診制度について広く概説した後、ストレスチェックや職域における一般定期健康診断後の事後措置としての就業制限、特殊健診など職域健診についても一歩踏み込んで解説しました。これにより産業保健の視点を日常診療に取り入れる重要性(地域医療と職域連携の重要性)について理解できるよう工夫しています。総合診療医や家庭医、プライマリ・ケア医として臨床現場の最前線で活躍される若手医師のみなさまが、産業保健の視点を持つことで、働く世代にこれまで以上にアプローチできればと祈念いたします。
しかしながら、日本では多くの法令によって相互に補完し合いながら、国民皆が健康診断を受けられるよう設計されていますので、健康診断に関わる医療職がこうした複雑な健診制度の仕組みを学ぶことは有意義であると考えました。今回、産業保健チームでは、労働安全衛生法に基づく職域の健診はもちろん、その他の我が国で行われている健診についても広く取り扱い、日本における健康診断制度の全体が概観できる内容のセミナー作りを目指しました。
私たちの作成した動画では、日本の健診制度について広く概説した後、ストレスチェックや職域における一般定期健康診断後の事後措置としての就業制限、特殊健診など職域健診についても一歩踏み込んで解説しました。これにより産業保健の視点を日常診療に取り入れる重要性(地域医療と職域連携の重要性)について理解できるよう工夫しています。総合診療医や家庭医、プライマリ・ケア医として臨床現場の最前線で活躍される若手医師のみなさまが、産業保健の視点を持つことで、働く世代にこれまで以上にアプローチできればと祈念いたします。
本セミナーは
オンデマンド動画配信は、2025年2月23日(日)〜2025年4月14日(月)の期間で公開されております。本セミナーでは他にも魅力的な企画が多数公開されておりますので、まだご視聴でない方はぜひご覧ください。
また、こちらの動画は、後日修正を加えた上で、本ホームページ等、学会内でe-learning教材として公開することも検討中です。若手医師に限らず、プライマリ・ケアに携わる学会員のみなさまが健診制度について学ぶ一助としてお役立ていただければ幸いです。
文責:阪本宗大
また、こちらの動画は、後日修正を加えた上で、本ホームページ等、学会内でe-learning教材として公開することも検討中です。若手医師に限らず、プライマリ・ケアに携わる学会員のみなさまが健診制度について学ぶ一助としてお役立ていただければ幸いです。
文責:阪本宗大
最終更新:2025年03月31日 00時00分