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プライマリ・ケア Field LIVE!
特別編 学会委員会に聞いてみました! vol.01/『メンタルヘルス委員会』
「メンバーの強みを活かしながらメンタルヘルスへの取り組みを加速」【メンタルヘルス委員会】
日本プライマリ・ケア連合学会には数多くの委員会があり、学会員の方々がメンバーとなってさまざまな課題に取り組んでいます。そうした委員会の活動を広く知っていただくために企画されたのが、このインタビュー記事です。今回ピックアップするのは「メンタルヘルス委員会」。委員長の家研也先生を始めとして、5名のメンバーの方々が取材に応じて下さいました。
それぞれに専門領域を持ったメンバーが集結
— まずはメンタルヘルス委員会の概要から教えていただけますか?
家:はい。メンタルヘルス委員会のメンバーは現在、委員長と副委員長を含めて11名、担当副理事長が1人という構成になっています。特色としては総合診療や家庭医療を専門とするドクターと精神科や心療内科のドクター、そして心理師の先生もメンバーとして加わっていただいている点があげられます。メンタルヘルスに関して他職種で関わりながら運営しているというのが大まかなアウトラインだと言えますね。
そもそもの成り立ちなのですが、WONCA(世界家庭医療機構)から、日本プライマリ・ケア連合学会に対して「メンタルヘルスの分野に取り組むべき」とのアドバイスを受けたことがきっかけとなります。当学会の運営する「家庭医療専門医制度」はWONCAの国際認証を取得しているのですが、その際にWONCAから派遣された評価員のサイトビジットを受けました。その一環で今後取り組んでいくべき課題を指摘され、その中に「メンタルヘルス」が含まれていたというわけです。
そもそもの成り立ちなのですが、WONCA(世界家庭医療機構)から、日本プライマリ・ケア連合学会に対して「メンタルヘルスの分野に取り組むべき」とのアドバイスを受けたことがきっかけとなります。当学会の運営する「家庭医療専門医制度」はWONCAの国際認証を取得しているのですが、その際にWONCAから派遣された評価員のサイトビジットを受けました。その一環で今後取り組んでいくべき課題を指摘され、その中に「メンタルヘルス」が含まれていたというわけです。
— 具体的にどのような活動をしているのでしょう?
家:もともと総合医療や家庭医療の分野は、実践のなかでメンタルヘルスを扱うケースが少なくありません。でありながら、メンタルヘルスの教育や診療の質的向上などに関する学会単位での取り組みは行っていませんでした。そこでまず委員会としては、学会がメンタルヘルスに関してどのような取り組みを進めていけばいいのか、というところから明らかにしていくことにしました。
新野:その手始めとして行ったのが、国内外におけるメンタルヘルスについての現状調査です。国内に関しては、学会のプログラムにおいて専攻医がどのような教育を受け、どのように診察に臨んでいるのかを調べました。結果から言うと、プログラム内においてメンタルヘルスの専門職が携わっているケースは皆無に等しい状況でした。実際の現場では、OJTスタイルでその時々の状況に応じて調べながら対応しているという現状が浮かび上がってきました。
うつや不眠、不安といった一般的なメンタル疾患の症状に出会う機会は多いのですが、自信を持って治療に当たっているという声は少なかったと言えます。また、教える側にも「あまり自信がない」との声が目立ちました。精神科をローテーションに組み込んでいるところも見られましたが、全体的には少数と言わざるをえません。このことで国内における課題がさまざまに見えてきました。
うつや不眠、不安といった一般的なメンタル疾患の症状に出会う機会は多いのですが、自信を持って治療に当たっているという声は少なかったと言えます。また、教える側にも「あまり自信がない」との声が目立ちました。精神科をローテーションに組み込んでいるところも見られましたが、全体的には少数と言わざるをえません。このことで国内における課題がさまざまに見えてきました。
メンタルヘルス関連の研修目標・方略への提言
— 海外の現場についてはどうだったのでしょうか?
河田:対象としたのは、香港・フィリピン・シンガポール・アメリカ・イギリス・オーストラリアの6地域です。いずれにおいてもメンタルヘルスの教育を行っていることがわかりました。パターンとしては2つあります。1つは総合診療医・家庭医が直接メンタルヘルスを教えるパターンです。そしてもう一つが精神科の外来や入院診療でローテーションを組んでいるパターンですね。その期間も1か月程度としっかり時間をかけています。精神科へのローテーションのケースは香港・フィリピン・シンガポールで多く、総合診療医・家庭医が直接教えるケースが見られるのは「家庭医先進国」と呼ばれるアメリカ・イギリス・オーストラリアに多く見られました。
家庭医先進国では、メンタルヘルスに関する知識が深い総合診療医・家庭医が多いということですが、これは患者さんが精神科の専門医に診てもらう前に総合診療医・家庭医の診察を受ける文化があるからだと考えられます。例えば「どうも眠れない」「なんとなく不安を感じる」「気持ちがすぐれない」といった時、いきなり精神科に足を運ぶことはせず、まずは総合診療医・家庭医に診てもらうというスタイルが根付いているのだと思います。だから医師の方でもそうした患者さんたちに対応するためにトレーニングを積んでいるということです。
家庭医先進国では、メンタルヘルスに関する知識が深い総合診療医・家庭医が多いということですが、これは患者さんが精神科の専門医に診てもらう前に総合診療医・家庭医の診察を受ける文化があるからだと考えられます。例えば「どうも眠れない」「なんとなく不安を感じる」「気持ちがすぐれない」といった時、いきなり精神科に足を運ぶことはせず、まずは総合診療医・家庭医に診てもらうというスタイルが根付いているのだと思います。だから医師の方でもそうした患者さんたちに対応するためにトレーニングを積んでいるということです。
家:こうした調査を踏まえて、今後学会で取り組んでいくべきことを提言書「新・家庭医療専門研修におけるメンタルヘルス関連の研修目標・方略への提言ver 1.0」としてまとめました。「プライマリ・ケアの一般的能力」「プライマリ・ケアにおけるメンタルヘルスの一般的能力」「プライマリ・ケアにおけるメンタルヘルスの特異的能力」などのテーマを設定し、それぞれ取り組むべき項目をリストアップしています。家庭医療先進国では「家庭医はこうしたことができるようになっておいたほうがいい」というガイドラインができていて、明文化もされています。それも提言書をまとめていく上で参考になりました。
(参考)
新・家庭医療専門研修におけるメンタルヘルス関連の研修目標・方略への提言ver 1.0
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=521
新・家庭医療専門研修におけるメンタルヘルス関連の研修目標・方略への提言ver 1.0
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=521
— 実際にどのような取り組みをしていくのでしょうか?
新野:私たちが考えた企画の1つに「公開スーパービジョンプロジェクト」というものがあります。
これはメンタルヘルスの問題を抱える患者さんの症例を学会員の先生方に持ち寄ってもらい、委員会のメンバーが意見やアドバイスを提供していこうという試みです。委員会のメンバーには心療内科や精神科、心理師と各専門家がいるので、その強みを活かしていこうとの考えが根底にあります。最初はオンラインで行っていきながら、将来的には直接顔を合わせながら進めていければと考えています。
いろいろと話を聞いていくと、メンタルヘルスに問題を抱えている患者さんはやはり多く、臨床現場で遭遇する機会も少なくないということです。メンタルヘルスの問題は、複雑性・個別性が高いものですから、それに手こずっている総合診療医・家庭医の先生は全国にかなりいらっしゃるわけです。そういう先生方に症例を持ち寄ってもらって、委員会のメンバーで意見を出し合うと力強いサポートにつながるのではと思っています。
これはメンタルヘルスの問題を抱える患者さんの症例を学会員の先生方に持ち寄ってもらい、委員会のメンバーが意見やアドバイスを提供していこうという試みです。委員会のメンバーには心療内科や精神科、心理師と各専門家がいるので、その強みを活かしていこうとの考えが根底にあります。最初はオンラインで行っていきながら、将来的には直接顔を合わせながら進めていければと考えています。
いろいろと話を聞いていくと、メンタルヘルスに問題を抱えている患者さんはやはり多く、臨床現場で遭遇する機会も少なくないということです。メンタルヘルスの問題は、複雑性・個別性が高いものですから、それに手こずっている総合診療医・家庭医の先生は全国にかなりいらっしゃるわけです。そういう先生方に症例を持ち寄ってもらって、委員会のメンバーで意見を出し合うと力強いサポートにつながるのではと思っています。
第1回目の公開スーパービジョンは今年(2023))の10月22日(日)に行ったのですが、休日であるにもかかわらず50名を超える方々から参加いただきました。関心の高さを実感すると同時に手応えも感じました。この公開スーパービジョンは定期的に行っていきたい考えです。
(参考)
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=580
(参考)
https://www.primarycare-japan.com/news-detail.php?nid=580
オンデマンド教材の作成から行動科学まで
— 他にどのような取り組みがあるのでしょうか?
河田:はい。もう1つあげると『オンデマンド教材の作成』というものがあります。
これは学会の「新・家庭医療専門医制度」の研修プログラムにメンタルヘルス関連の単位が加わったことを受けてのもので、プログラムをサポートする形でインターネットを通して学ぶことができる教材を作ることにしました。
これまでの課題としては、メンタルヘルスに対して誰もが均質に学べる機会がなかなかないということがありました。あるプログラムでは学べるけれど、別のプログラムではその機会がないといった偏りがあったわけです。そうした状況を改善するために、全国共通の教材を作ろうというのが趣旨です。
内容としては、必要最低限の項目を6つ選びました。具体的には「診断」「薬物医療」「非薬物治療」「医師・患者関係」「危機介入」「一般的な診療(うつや不安など)」の6テーマです。他にもこれまで学会のセミナーで扱った内容、例えば「不眠に対する認知行動療法」といったものを取り入れるようとしています。こうしたテーマを1時間程度にまとめて教材として提供していく計画です。
これは学会の「新・家庭医療専門医制度」の研修プログラムにメンタルヘルス関連の単位が加わったことを受けてのもので、プログラムをサポートする形でインターネットを通して学ぶことができる教材を作ることにしました。
これまでの課題としては、メンタルヘルスに対して誰もが均質に学べる機会がなかなかないということがありました。あるプログラムでは学べるけれど、別のプログラムではその機会がないといった偏りがあったわけです。そうした状況を改善するために、全国共通の教材を作ろうというのが趣旨です。
内容としては、必要最低限の項目を6つ選びました。具体的には「診断」「薬物医療」「非薬物治療」「医師・患者関係」「危機介入」「一般的な診療(うつや不安など)」の6テーマです。他にもこれまで学会のセミナーで扱った内容、例えば「不眠に対する認知行動療法」といったものを取り入れるようとしています。こうしたテーマを1時間程度にまとめて教材として提供していく計画です。
— メンタルヘルスに関する取り組みが一気に加速しそうな内容ですね。
家:やはり先ほどから何度か話に出てきているように、メンタルヘルスの分野の専門家の方々がメンバーに加わって下さっている点が大きいと思います。実はWONCAからは「メンタルヘルスに取り組むべき」との指摘に加えて「ウィメンズ・ヘルス(女性のケア)」、「行動科学」も扱ったほうがいいと言われました。ウィメンズ・ヘルスに関しては他の委員会が手がけることになり、行動科学はメンタルヘルス委員会でも一部を扱うことにしました。それを受けて新メンバーとしてお迎えした1人が家庭医の宮本先生です。宮本先生は家族療法に力を入れていて、行動科学的なアプローチを得意とされていることから、メンバーに加わっていただきました。
宮本:家庭医療の重要なポイントの1つとして「家族志向アプローチ」があるのですが、その原点は「家族療法」という心理療法です。患者さん本人だけではなく、その家族も含めて相談にのったり、話し合ったりしながら問題解決を図っていこうというアプローチですね。要は家族ぐるみで対処法を考えていこうというわけです。そこには「人はなぜそのような行動をとるのか」という人間の行動を科学的に研究する行動科学の視点も必要となってきます。
ただ、家族志向アプローチや行動科学といっても情報はたくさんあるのですが、いざ臨床に応用するとなると簡単にいかない面もあります。そういった部分で私の経験やこれまで学んだことを通して貢献できればと考えています。例えば先ほど話に出た公開スーパービジョンプロジェクトにフィードバックとして情報を提供していくといったことですね。
ただ、家族志向アプローチや行動科学といっても情報はたくさんあるのですが、いざ臨床に応用するとなると簡単にいかない面もあります。そういった部分で私の経験やこれまで学んだことを通して貢献できればと考えています。例えば先ほど話に出た公開スーパービジョンプロジェクトにフィードバックとして情報を提供していくといったことですね。
メンタルヘルスの0次予防・ 1次予防にも
— 家庭医療と心理療法は親和性が高いと言えるのでしょうか?
家:それに関しては心療内科医として、また家庭医としての経験をお持ちの森屋先生から話していただきましょう。
森屋:はい。私はもともと心療内科医からスタートし、その後家庭医療専門医を取得しました。メンタルヘルスに関して、両者に共通する点もありますが、大きな違いもあります。それは心療内科医が診る患者さんはかなり状態が悪くなっている方が多いということです。「もっと早く来てくれれば」と思うことも少なくありませんでした。
そういうこともあって「もっと症状が軽い段階から患者さんに関わるには?」と考えたときに視野に入ったのが家庭医だったわけです。患者さんだけではなく、家族の方々や地域そのものも視野に入れる家庭医なら0次予防・ 1次予防から関わることができますし、そこに魅力を感じました。その意味では総合診療・家庭医の先生方がメンタルヘルスに関する知見・スキルを向上させることはとても意義のあることだと思っています。私としては委員会を通して家庭医療と心療内科の橋渡し的な役割を果たせればと考えています。
森屋:はい。私はもともと心療内科医からスタートし、その後家庭医療専門医を取得しました。メンタルヘルスに関して、両者に共通する点もありますが、大きな違いもあります。それは心療内科医が診る患者さんはかなり状態が悪くなっている方が多いということです。「もっと早く来てくれれば」と思うことも少なくありませんでした。
そういうこともあって「もっと症状が軽い段階から患者さんに関わるには?」と考えたときに視野に入ったのが家庭医だったわけです。患者さんだけではなく、家族の方々や地域そのものも視野に入れる家庭医なら0次予防・ 1次予防から関わることができますし、そこに魅力を感じました。その意味では総合診療・家庭医の先生方がメンタルヘルスに関する知見・スキルを向上させることはとても意義のあることだと思っています。私としては委員会を通して家庭医療と心療内科の橋渡し的な役割を果たせればと考えています。
— 将来的な展望としてはどのようなものをお考えですか?
家:繰り返しになりますが、メンタルヘルス委員会はそれぞれ専門性の高いメンバーから構成されています。そうした個々の持ち味を生かしながら、学会におけるメンタルヘルスの取り組みを多角的に進めていければと考えています。また、将来的には精神科や心療内科の学会の方々とのコラボも視野に入ってくるでしょうし、さらに言えば、広く一般の方々にもさまざまな情報を発信していく必要もあると言えます。委員会としての取り組みはこれから本格化していくわけですが、メンバー全員の力を合わせて頑張っていきたいと思っています。
— 先生方のご活躍に期待しています。本日はありがとうございました。
取材後記
総合診療医、家庭医、精神科医、心療内科医、公認心理師……と、まさに「豪華キャスト」と言ってもいいほどのメンバーから構成されているメンタルヘルス委員会。その成り立ちや問題意識の高さ、現状を踏まえた今後の取り組みなどをしっかりと伝えていただけるインタビューとなった。第一線で活躍されている先生方だけあって、メンタルヘルスに対する取り組みは現場に即した実践的なもので、その活動に期待を寄せる学会員も少なくないはずだ。特に臨床の現場において悩んだ経験のある人たちにとってはより期待も大きいことだろう。メンタルヘルスに関する知見・スキルを高めていくことは、プライマリ・ケア全体の底上げにもつながっていく。今後のメンタルヘルス委員会の活躍をぜひ見守っていきたい。
取材協力
日本プライマリ・ケア連合学会
メンタルヘルス委員会
家研也先生
河田祥吾先生
新野青那先生
森屋淳子先生
宮本侑達先生
メンタルヘルス委員会
家研也先生
河田祥吾先生
新野青那先生
森屋淳子先生
宮本侑達先生
家 研也
聖マリアンナ医科大学 総合診療内科 准教授
川崎市立多摩病院 総合診療内科 副部長
2004年 千葉大学医学部卒業
2004〜2008年 国立国際医療センター 初期研修、呼吸器科後期研修
2008年 亀田総合病院 家庭医診療科 後期研修
2011年 三重大学 総合診療科 助教/三重大学大学院 医学系研究科 家庭医療学 博士課程
2015年 米国ピッツバーグ大学 家庭医診療科 指導医養成フェロー/同大学公衆衛生大学院
公衆衛生学修士課程
2017年 聖マリアンナ医科大学、川崎市立多摩病院 総合診療内科 講師/同 総合診療センター
副センター長
2018年 同 総合診療内科副部長、臨床研修センター副センター長、初期臨床研修プログラム
責任者
2020年 同 総合診療内科 准教授
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
河田祥吾
亀田ファミリークリニック館山
家庭医療専門医・指導医、公認心理師
2009年3月 上智大学大学院(心理学専攻)修了
2015年3月 鹿児島大学医学部 卒業
2015年4月 沖縄県立中部病院 初期研修医
2017年4月 亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科
現在 医長・副プログラムディレクター
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新野青那
所属:福井大学大学院医学系研究科地域総合医療学コース(博士課程)、
福井村田製作所健康管理室
資格:公認心理師
略歴:
2017年 自治医科大学大学院医学研究科臨床連携科学分野臨床心理学専攻満期退学
2017年~現在まで 福井大学大学院医学系研究科地域総合医療学コース(出産と育児で休学を挟みつつ)
学部時代、路上生活者支援や離島での長期インターンシップを経験し、さまざまな人と接する中で、 その人の背景(家族や地域など)を考える必要性を強く感じるようになりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
森屋淳子
所属:東急病院心療内科 診療医長,東急建設株式会社 専属産業医
資格:博士(医学)、心療内科専門医・指導医、家庭医療専門医、認定産業医
略歴: 2001年神戸大学医学部卒業.2003年東京大学医学部附属病院心療内科入局.
2008年東京大学大学院医学系研究科修了.2009年~東京大学保健・健康推進本部内科助教.
その頃,家庭医療を知り,2013年~久地診療所等で研修開始し,2016年CFMD家庭医療学
レジデンシー・東京修了.2019年8月~フィンランドに1年滞在後,
2020年9月~東急病院心療内科.
2023年7月~現職
フィンランドでは,子育て期の女性医師のワーク・ライフ・バランスやジェンダー意識に関する質的研究をしていました。
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K02039/
今後も,メンタルヘルス委員会(+ダイバシティ推進委員会)の活動を通じて、
日本の女性や家族の幸せな生き方・働き方を追究,支援していきたいと思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
宮本侑達
所属:ひまわりクリニック、名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学
資格:家庭医医療専門医・指導医、在宅医療専門医、公認心理士、家族相談士
2014年昭和大学医学部卒
2014年亀田総合病院 初期研修医
2016年亀田ファミリークリニック館山家庭医療診療科
2020年亀田総合病院在宅診療科
2021年聖路加国際病院心療内科 非常勤
2022年-現在 ひまわりクリニック
2023年-現在 名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学(博士課程)
聖路加国際病院での心療内科経験を積み、一般医療現場でメンタルヘルスケアに関心があります。
また、家族支援(家族志向のケア)にも関心があり、任意団体「プライマリ・ケア医のための家族支援研究所(ファミラボ)」を運営し、定期的に事例検討会やセミナーを行なっております。
(Facebookページ: https://www.facebook.com/familabo113rd )
聖マリアンナ医科大学 総合診療内科 准教授
川崎市立多摩病院 総合診療内科 副部長
2004年 千葉大学医学部卒業
2004〜2008年 国立国際医療センター 初期研修、呼吸器科後期研修
2008年 亀田総合病院 家庭医診療科 後期研修
2011年 三重大学 総合診療科 助教/三重大学大学院 医学系研究科 家庭医療学 博士課程
2015年 米国ピッツバーグ大学 家庭医診療科 指導医養成フェロー/同大学公衆衛生大学院
公衆衛生学修士課程
2017年 聖マリアンナ医科大学、川崎市立多摩病院 総合診療内科 講師/同 総合診療センター
副センター長
2018年 同 総合診療内科副部長、臨床研修センター副センター長、初期臨床研修プログラム
責任者
2020年 同 総合診療内科 准教授
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河田祥吾
亀田ファミリークリニック館山
家庭医療専門医・指導医、公認心理師
2009年3月 上智大学大学院(心理学専攻)修了
2015年3月 鹿児島大学医学部 卒業
2015年4月 沖縄県立中部病院 初期研修医
2017年4月 亀田ファミリークリニック館山 家庭医診療科
現在 医長・副プログラムディレクター
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新野青那
所属:福井大学大学院医学系研究科地域総合医療学コース(博士課程)、
福井村田製作所健康管理室
資格:公認心理師
略歴:
2017年 自治医科大学大学院医学研究科臨床連携科学分野臨床心理学専攻満期退学
2017年~現在まで 福井大学大学院医学系研究科地域総合医療学コース(出産と育児で休学を挟みつつ)
学部時代、路上生活者支援や離島での長期インターンシップを経験し、さまざまな人と接する中で、 その人の背景(家族や地域など)を考える必要性を強く感じるようになりました。
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森屋淳子
所属:東急病院心療内科 診療医長,東急建設株式会社 専属産業医
資格:博士(医学)、心療内科専門医・指導医、家庭医療専門医、認定産業医
略歴: 2001年神戸大学医学部卒業.2003年東京大学医学部附属病院心療内科入局.
2008年東京大学大学院医学系研究科修了.2009年~東京大学保健・健康推進本部内科助教.
その頃,家庭医療を知り,2013年~久地診療所等で研修開始し,2016年CFMD家庭医療学
レジデンシー・東京修了.2019年8月~フィンランドに1年滞在後,
2020年9月~東急病院心療内科.
2023年7月~現職
フィンランドでは,子育て期の女性医師のワーク・ライフ・バランスやジェンダー意識に関する質的研究をしていました。
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K02039/
今後も,メンタルヘルス委員会(+ダイバシティ推進委員会)の活動を通じて、
日本の女性や家族の幸せな生き方・働き方を追究,支援していきたいと思っています。
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宮本侑達
所属:ひまわりクリニック、名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学
資格:家庭医医療専門医・指導医、在宅医療専門医、公認心理士、家族相談士
2014年昭和大学医学部卒
2014年亀田総合病院 初期研修医
2016年亀田ファミリークリニック館山家庭医療診療科
2020年亀田総合病院在宅診療科
2021年聖路加国際病院心療内科 非常勤
2022年-現在 ひまわりクリニック
2023年-現在 名古屋大学大学院医学系研究科総合診療医学(博士課程)
聖路加国際病院での心療内科経験を積み、一般医療現場でメンタルヘルスケアに関心があります。
また、家族支援(家族志向のケア)にも関心があり、任意団体「プライマリ・ケア医のための家族支援研究所(ファミラボ)」を運営し、定期的に事例検討会やセミナーを行なっております。
(Facebookページ: https://www.facebook.com/familabo113rd )
最終更新:2023年12月01日 18時33分